繊維製品消費科学
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29 巻, 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 下村 寿
    1988 年29 巻1 号 p. 8-12
    発行日: 1988/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 佐藤 孝逸
    1988 年29 巻1 号 p. 13-18
    発行日: 1988/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • (1) 人工知能の基礎概念
    岸 義樹
    1988 年29 巻1 号 p. 19-24
    発行日: 1988/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • (第2報) ―赤系アゾ染料の変退色に及ぼすアンモニウム塩含有加工剤の影響―
    中西 茂子, 増子 富美, 竹田 友子
    1988 年29 巻1 号 p. 23-30
    発行日: 1988/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    前報に引続き赤色アゾ染料による綿染色布を用い, リン, 硫黄または塩素 (ハロゲン) 各元素のアンモニウム塩で防炎加工布を調製してそれに対する紫外線照射の影響をさらに詳細に検討した.その結果, 前報で認められた520nmのピークの低下に伴う460nmから426nmにわたる移行以外に未加工布にはみられない特異な現象がみられた.すなわち, 照射初期において640nm付近の吸収が増大し同時にC.I.E.色度座標上でx値の減少が未加工布を上回った.加工布のpH測定, チッ含有量定量の結果, 上記の現象は加工剤からのアンモニア揮散によるpH低下に基づくアゾ基へのprotonationによるものであることが確認された.しかし640nmの吸収は6~12hをピークに, 赤色の退色に伴う520nmの低下と黄変に伴う420~430nmへの移行現象と共に低下する傾向を示した.この場合, 退色は光還元に基づくアゾ基のアミンへの変換および/または, ジアゾ基と隣接のアミノ基との閉環によるトリアゾールの生成に起因し, 黄変はトリアゾール生成過程においてアンモニウム塩と微量の金属の関与する黄色物質 (例えば錯塩) の生成が寄与しているものと想像される.しかし水溶液中では光酸化による退色のみで黄変現象を捕えることは不可能であった.しかしいずれの場合もアンモニウム塩存在下では退色が促進されるのがみられた。以上のように黄変現象は染料が繊維に染着した状態の場合にのみまたアンモニウム塩存在下のみでみられる特殊な挙動であるが, これについての解明は今後の課題である.
  • ―新入生の場合―
    竹下 弓子, 辻 啓子, 林 豊子, 山田 令子
    1988 年29 巻1 号 p. 25-28
    発行日: 1988/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • (第2報) ―無彩色試料における計測評価値と視感評価値との関係―
    中村 妙子
    1988 年29 巻1 号 p. 31-36
    発行日: 1988/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    洗浄力を評価する場合, 白さという視感評価値を重視する計測評価値が, いくつか使われているが, それらが, 視感評価値とどの程度対応するかということを検証されたことがない.そこで, 本報では, 洗浄実験の対象となる標準人工汚れ試料を系統的に作製して, 計測評価値と視感評価値との対応性を比較検討した.
    その結果, 以下のことが明らかになった.
    1.クベルカ関数 (K/S値) から求あられる計測評価値は, 視感評価値とかなりかけ離れており, 視感評価値と対応した計測評価値と言えない.
    2.表面反射率 (R値) から求められる計測評価値は, 表面反射率30%の汚染布では視感評価値との対応がよいが, 全体にみて視感評価値よりも甘くなる傾向にある.
    3.新たに提案したND法は, 視感評価値よりも厳しい評価値となる傾向にある.しかし, ND法は, 式中の逓増係数αとスケーリング係数ωとを適当に設定することによって視感評価値と良好に対応させることが可能である.
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