繊維製品消費科学
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24 巻, 10 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • ―ジャフカ*カラーコード40の役割り―
    藤田 征芳
    1983 年 24 巻 10 号 p. 425-429
    発行日: 1983/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 柳 洋子
    1983 年 24 巻 10 号 p. 430-435
    発行日: 1983/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 下村 寿
    1983 年 24 巻 10 号 p. 436-439
    発行日: 1983/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 渡瀬 久也, 木下 晴夫, 村石 道弘
    1983 年 24 巻 10 号 p. 440-445
    発行日: 1983/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    ワイシャツのトップフューズ加工衿の接着条件のうち, 接着温度と接着芯地の組合わせ角度が表生地のプレス収縮, はく離強さおよび風合いにどのように関与しているか, さらにその加工生地が洗たくによってどのように変化するかを試験した.
    大要つぎのような結果を得た.
    1) 接着温度のプレス収縮に対する影響は, 接着芯地の組合わせ角度による影響に比較するとはるかに小さい.2) 接着芯地の組合わせ角度と表生地のプレス収縮率との関係については, 芯地のたて方向の収縮挙動が表生地の各方向のプレス収縮に関与している.
    3) 接着温度が低いと洗たく後のベース芯とフューズ芯との間のはく離強さの低下が著しい.
    4) 直交多項式を求めて最適接着温度の推定を試みた.
    5) 接着温度を上げると曲げ硬くなる傾向がある.
    6) 接着芯地の組合わせ角度と曲げ硬さとの関係については表生地に対して45゜-135゜の組合わせが最も曲げに対して軟らかであり, 45゜-90゜の組合わせが最も硬い.
  • ―含金属染料染色物の過炭酸ナトリウム漂白におけるキレート剤の効果―
    大浦 律子, 吉川 清兵衛
    1983 年 24 巻 10 号 p. 446-451
    発行日: 1983/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    含金属染料染色布を過炭酸ナトリウムで漂白すると布が脆化するというトラブルがおこる.この対策として本報では染料中の金属に各種キレート剤を結合させ, 金属の触媒作用を緩和させた.
    実験の結果の概要をつぎに述べる.
    (1) 含金属染料と各キレート剤 (EDTA, NTA, IDA) とのキレート化合物に漂白剤を加えると, 未処理の染料にくらべ漂白速度はいちじるしく遅くなった.
    (2) キレート剤であらかじめ処理した染布は, 過炭酸ナトリウムでくり返し漂白しても強度低下はほとんどおこらなかった.
    (3) EDTA, 処理染布は漂白をくり返すと退色が大きくなるが, IDA処理染布ではほとんど退色しない.従って本実験の目的のためには, IDAが効果的であった.
  • 桑原 宣彰, 尾畑 納子, 吉川 清兵衛
    1983 年 24 巻 10 号 p. 452-458
    発行日: 1983/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    各種フィルムで包装した際の繊維製品へのホルムアルデヒド (HCHO) の移染を通じて各種フィルムのホルムアルデヒド遮断効果を検討した.実際に袋中に布を密封したものをホルマリン雰囲気下において移染量を測定する方法とカップ法により透過度を測定する方法とを用いた.得られた結果は次のとおりである. (1) , 袋中での移染は, 一定の範囲では時間に比例して大きくなる. (2) , 一般に気体透過係数の小さいポリマーフィルムほど移染は少なく.特にPVDCコーティングフィルムでは非常に少ない. (3) , カップ法によるHCHO透過度の測定は充分可能であるが, 水による影響がありその点の考慮が必要である. (4) , 疎水性ポリマーフィルムの透過係数 (P) は“Permachor値” (π) とよい相関を示し, 次の実験式が成り立つ.P=1.86×10-7e-0.111π (5) , 親水性ポリマーフィルムの透過係数は水の影響で大きな値となり, その値はポリマーの種類に関係なく含水量に比例する. (6) , カップ法による透過度は, 袋法から求めた透過度と傾向としては同じであるが, 前者は後者と比べて大きな値となる.
  • 羽賀 敏雄
    1983 年 24 巻 10 号 p. 459-465
    発行日: 1983/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    接着芯を含む17種の芯地と表面状態が異なる数種の表地との複合布について保温率Hを検討し, 次の結果を得た,
    (1) 接着芯の場合, 基布表面の接着樹脂がHに影響を与えていると考えられる.
    (2) 非接着芯を用いた複合布のHは, 芯地と表地のコンダクタンスに加成性が成り立つとして, それぞれのHからほぼ予測できる.芯地のHが増大すると複合布のHは増大する.しかし実測値を詳細にみると, 上の増大関係は表地によらず理論式から偏倚することが観察され, この偏倚の傾向は表地の表面状態と密接に関係していることが推察された.
    (3) 接着複合布のHは, 同じ芯地と表地を単に重ね合わせて得られた複合布のHより小さく, コンダクタンスに加成性があるとして計算した値よりは著しく小さい.これは, 二つの構成布の界面にある空気層が圧着によって顕著に減少するためと考えられる.
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