繊維製品消費科学
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17 巻, 11 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 長岡 昌
    1976 年 17 巻 11 号 p. 390-393
    発行日: 1976/11/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 山木 薫
    1976 年 17 巻 11 号 p. 394-397
    発行日: 1976/11/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 林 喬
    1976 年 17 巻 11 号 p. 400-404
    発行日: 1976/11/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • ―濾過速度におよぼす洗剤および濾材の影響―
    加藤 峰雄, 越川 寿一
    1976 年 17 巻 11 号 p. 405-408
    発行日: 1976/11/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    ドライクリーニングのフィルターは溶剤中の固形汚れを除去するのに重要な役割をしている.しかし, フィルターは継続使用することによって徐々にその濾過圧が上昇し, 溶剤の濾過がしだいに困難になるので, 我々はモデル装置を用い, 濾過圧について検討を加えた.本報においては一定圧における濾過速度を測定した結果について報告する.
    洗剤, 可溶性汚れが溶剤中に溶解混入すると濾過速度が低下するが, その度合は洗剤の種類によって差異を生ずる.このため, 洗剤の選択において濾過速度の測定も重要である.また, 濾過速度は濾材の組成によっても影響を受け, 活性炭が混入すると濾過速度が著しく低下する.したがって, 活性炭の使用においては十分な注意が必要であることが判った.
  • ―伸長変形による織物表面の粘弾性挙動―
    日下部 信幸, 古里 孝吉
    1976 年 17 巻 11 号 p. 409-413
    発行日: 1976/11/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    織物表面の粘弾性的挙動についてはほとんど検討されていない.伸長変形を受けた織物表面の挙動をとらえるため, 変角光度計を応用して試料部に織物伸長器を試作してとりつけ, 伸長前後の表面反射特性の変化から織物表面の粘弾性的挙動を力学的粘弾性的挙動と比較して実験的に検討した.
    織物を伸長したまま固定すると応力緩和が生ずるが, 表面反射特性値の緩和は生じない.伸長弾性回復曲線に相当する表面反射特性値と歪の回復曲線も同様にヒステリシスをともなって表面反射特性値の遅れ弾性がみられる.しかし, 遅れ弾性の時間依存性を調べると, 長時間緩和後に永久歪が生じていても, 表面反射特性値はほとんど原布の状態に回復する.
    変角光度計を応用して伸長前後の反射特性を調べることにより, 織物表面の粘弾性的挙動をとらえることが可能である.
  • ―縫糸のループ強度と縫目数の影響―
    島崎 恒蔵
    1976 年 17 巻 11 号 p. 414-417
    発行日: 1976/11/25
    公開日: 2011/01/31
    ジャーナル フリー
    ミシンで縫合した織物の縫目について, 縫糸が切断する場合の縫目の平均破壊強度Fは次式のようにあらわすことができる.
    F=N・ {μ-E (Rm) ・σ}
    ここでN; ループ数 (N-1; 縫目数) , μ; 縫糸のループ強度の母平均値, σ; ループ強度の標準偏差であり, E (Rm) は次式で与えられる.
    E (Rm) =2nn0 {∫Rm0φ (t) dt} n-1φ (Rm)・RmdRm
    ここでn=N/2であり, φは標準正規分布の確率密度関数である.E (Rm) の計算値は第1表に示されており, 縫目数が増えるほど1ループが破断時に負担する力は減少してゆく.理論値は実験値よりもいくぶん高い値を与えたが, 縫製における縫糸の損傷を考慮することにより縫目数 (N-1) , 縫糸物性 (μ, σ) が縫目強度に与える影響について定量的によく説明できる.
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