繊維製品消費科学
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36 巻, 1 号
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  • 原田 隆司
    1995 年 36 巻 1 号 p. 6-8
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 平田 耕造
    1995 年 36 巻 1 号 p. 12-17
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 八木 昭宏
    1995 年 36 巻 1 号 p. 18-23
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 原田 隆司
    1995 年 36 巻 1 号 p. 24-30
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • ―衣服気候・体熱平衡の視点より―
    田村 照子
    1995 年 36 巻 1 号 p. 31-37
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • ―最適衣服設計のために―
    伊藤 紀子
    1995 年 36 巻 1 号 p. 38-43
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 潮田 ひとみ, 中島 利誠
    1995 年 36 巻 1 号 p. 44-52
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    衣服の着用快適感に湿度感覚は重要な役割を果していると考えられるが, 人間の湿度を認知する受容器は確認されていない.我々は, 綿, 麻, 絹の3種類の平織り含水試料布を腕に接触させ, 試料布を引っ張り, 布が動いている時の摩擦係数と感覚官能値を4種類の環境条件で測定した.その結果, モデル実験ではほぼ摩擦係数が一定だったのに対して, すべての被験者において同じ含水率の試料布を接触させて引っ張った場合には, その環境によって摩擦係数は異なる値を示すことがわかった.これは, 摩擦係数が皮膚表面の発汗状態に影響を受けるためであり, この摩擦係数は, 実験環境の空気中の水蒸気圧が増加するに従って大きくなったため, その皮膚表面の発汗状態は相対湿度よりも, むしろ絶対湿度である空気中の水蒸気圧に左右されると考えられる.また, 試料布をおいた状態と引いた状態で官能値を比較したところ, 引いた状態のぬれ感覚がより大きい値を示した.このぬれ感覚の増加は皮膚への圧迫の増加によると考え, ぬれ感覚を圧迫感覚と温冷感覚の重回帰式で表したところ, 高い重相関係数を示し, ぬれ感覚は温冷感覚と圧迫感覚によって説明できることが明らかになった.
  • 緑川 知子, 登倉 尋實
    1995 年 36 巻 1 号 p. 53-59
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    健康な女子学生9人について, 環境温28±1℃, 相対湿度50±5%の人工気候室において, 下腿足首を11cm包み込んだHighタイプの運動靴と, 4cm包み込んだLowタイプの靴を使用して, 靴型の違いが靴内気候, 生理反応, 走行後の掌握運動から見た仕事遂行能力にどのような違いをもたらすかを調べた.High使用時に, 有意に低い仕事遂行能力が示された.靴内温湿度, 走行運動中の貯熱量と心拍数が, High使用時の方が有意に高くなったこと, High使用時に足部からの熱放散が妨げられ, 靴内温湿度が上昇したことが深部体温に影響して, 速く疲労をもたらしたのではないかと考察された.
  • 吉田 恭子, 江川 文, 安田 武
    1995 年 36 巻 1 号 p. 60-67
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    親水性および疎水性繊維の衣料について, 快適さを検討するために, それらを実際の着用の場において評価することを目的として, 六甲山系の徐々に運動量の増す地形において, 四季を通じてフィールドテストを実施し, 衣服内気候や着用感について考察を行った.
    その結果, 得られたデータは, 自然の環境条件の変化や個人差により, 大幅なバラツキがみられるもののホーリスティックに現象をとらえると, 快適性の評価につながる一定の傾向を見出すことができた.即ち, 春・秋期および夏期の発汗量の少ないうちは親水性の素材を皮膚側に着用したほうが快適である.しかし, 夏期に発汗が著しくなると親水性の内衣は濡れにより不快となる.疎水性の内衣はこの場合, 濡れ感が少ない.繊維によって快・不快は一定しているものではなく, 季節などの環境条件によって, 異なるものであることが明らかになり, 衣料の評価には, 生活環境学的な配慮が大切であるとの啓示を得た.
  • ―心拍変動のパワースペクトル解析―
    長山 芳子, 中村 正, 林田 嘉朗, 大村 実, 井上 尚英
    1995 年 36 巻 1 号 p. 68-73
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    ガードル着用による心血管機能への影響を, 血圧, 心拍数および心拍変動のパワースペクトル解析から検討した.ガードル着用習慣のない女子学生 (21.2才) 11名に, 各自適応サイズのハードタイプショートガードルを1枚あるいは2枚重ねて着用させた.
    実験の結果, 次のことが明らかとなった.
    ガードル着用により, 1) 収縮期血圧は有意に上昇したが, 弛緩期血圧の変化は小であり, 心拍数は有意に減少した.2) パワースペクトルの低周波数 (LF) 成分と高周波数 (HF) 成分の比 (LF/HF値) は有意に低下した.
    この結果は, ガードルによる圧迫で体液シフトが起こり, 収縮期血圧を上昇させ, 反射性にRR間隔の延長を引き起こし, この際交感神経と副交感神経のバランスも変化させることが示唆された.
  • 佐藤 有希, 藤村 明子, 大野 静枝
    1995 年 36 巻 1 号 p. 74-81
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    最近, 寒冷環境下で多く用いられている使い捨てカイロの加温効果を検討するため, カイロと同型・同面積の試作加温装置を用いて, 体幹3部位, 四肢2部位の計5部位について, 保温力の異なる着装条件下で, 皮膚温ならびに指尖容積脈波高, 感覚量について検討した.加温周辺部皮膚温はどの加温部位でも加温装置の左・右方向よりも上・下方向に温度波及があらわれるという興味ある結果が得られた.また, 平均皮膚温は着装による影響が, 特に首, 腰を加温した場合に大きくみられ, 適切な加温部位, 着装条件であれば, 全身への効果が得られることがわかった.指尖容積脈波高は着装による影響がみられ, 末梢血流量への影響にも着装量と加温との相乗効果があることが示唆された.感覚量 (温冷感, 快適感) は着装による影響が全身よりも局所において大きく現れ, 特に腰を加温した場合に顕著であった.
  • 石倉 信作, 山本 貴則, 山前 直子, 山名 信子
    1995 年 36 巻 1 号 p. 82-89
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/12/10
    ジャーナル フリー
    下肢部への身体圧迫が安静時の人体部位の皮膚温変化にどのような生理反応をもたらしているか, サポータの局部圧迫と圧迫部位で衣服圧の異なるPS着用後の人体各部の皮膚温に及ぼす影響をサーモグラフにより熱画像解析した結果, (1) サポータ, PS各タイプ着用による下肢部への身体圧迫で, 上半身の特に手掌部皮膚温を上昇させる現象が, 熱画像からビジュアルに観察された. (2) 手掌部皮膚温の上昇は, 下肢部への身体圧迫で圧受容器が刺激されたことによる上肢部への圧反射現象を反映している.また, この現象は自律神経系の交感神経の緊張を低下させるものではないかと推測された. (3) 各タイプPS着用で, 手掌部の皮膚温変化の違いをサーモグラフィ解析から判別できなかったが, 得られた2次元温度情報の皮膚温が, PSの衣服圧設計のための快適着用感の評価に利用可能なことを示唆している.
  • 潮田 ひとみ, 崔 聖心, 中島 利誠
    1995 年 36 巻 1 号 p. 90-94
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    アクリル製人工毛皮を試料として, 着用実験を行い, 毛羽のある側を肌側に着用した場合と, 毛羽のある側を外気側にむけて着用した場合の熱・水分移動特性を測定した.
    その結果, 安静座位では毛羽の向きによる差は生じなかったが, トレッドミルによる運動によって貯熱が起こった場合に, 皮膚温, 皮膚表面の湿度に差が生じ, 毛羽を肌側に向けて着用した場合には皮膚温が高く, 毛羽を外気側に向けて着用した場合には皮膚表面の湿度が高かった.
    同一素材であっても, その着用方法によって熱・水分移動特性に差が生じることは大変興味深く, 衣服の熱・水分移動には素材と表面の構造, 毛羽及び皮膚との接触状態が重要な役割を果していることがわかった.
  • 菅井 清美, 鎮西 恒雄
    1995 年 36 巻 1 号 p. 95-101
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    綿とポリエステル二層構造布を用いて, 皮膚温と着用感覚におよぼす衣服素材の影響を検討した.実験は身体左右の肌側に異なる素材がくるよう衣服を着用した, 環境湿度変化による安静椅座位実験である.平均皮膚温の変化は, 肌側に綿側を着用した方が環境水蒸気圧の上昇時, 下降時とも大きかった.これは身体左右のどちらに綿側を着用しても同じ結果が得られた.
    皮膚温の周波数解析によりゆらぎを検討した.パワースペクトル強度は胸部より前額部で大きく現れた.両部位の体温調節機能の差に加え, 前額部の皮膚の環境への直接曝露による影響の相乗効果によると考えられる.
    温度感覚, 発汗状態, 衣服のぬれ感・湿り感, 快適感覚への綿とポリエステルの着用衣服素材の影響の差はほとんどみられなかった.しかし, 着用感覚と環境因子との関係から, 着用感覚に衣内水蒸気圧が大きな影響を与えることがわかった.
  • 伊藤 紀子, 井上 真理, 中西 正恵, 丹羽 雅子
    1995 年 36 巻 1 号 p. 102-108
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    ガードル素材の力学特性とガードル着用時の被服圧および着用感を測定し, 被服圧と着用感および被服圧と素材の二軸伸長特性, 応力緩和特性との関係を検討した.その結果は以下のとおりである.
    1) ガードルの総合評価と有意な相関が認められたのは, やわらかい, なめらかな, 肌触りがよいの3項目であり, 圧迫を感じる部位は, 大腿部がもっとも多い.
    2) 被服圧は人体の体側部が前面および背面に比べて高い.快適な中程度の圧迫感を与える被服圧は腰部後面が約8gf/cm2, 大腿部前面約13gf/cm2, 大腿部後面約9gf/cm2である.
    3) 伸長異方性の少ないポリエーテル・エステル系弾性糸使用のガードルの各部位の被服圧は, その高低差が比較的少ない.
    4) 立位静止時および動作時のガードルの被服圧変動は, ポリエーテル・エステル系弾性糸試料とポリウレタン系弾性糸試料によって異なり, それぞれの素材の二軸伸長時の応力緩和特性と対応した変動を示した.
  • 稲村 綾子, 中西 正恵, 丹羽 雅子
    1995 年 36 巻 1 号 p. 109-118
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    ガードル素材の物理特性と, 着用快適性とを関連づけることを目的とする.SD法による着用感評価を行った結果, 総合的快適性の評価基準により14人の被験者は3グループに分類された.すなわち, 圧迫感の少ないソフトタイプを好む被験者と, 圧迫感の高いハードタイプを好む被験者のグループ, その他のグループである.着用快適性はウエール方向の引張り特性と関連する.整形効果はソフトタイプではせん断特性, ハードタイプでは引張特性により得られる.肌触りの良さは表面特性との関係が強く, 表面摩擦係数の変動, 表面粗さが小さい素材が滑らかな手触りが得られ, 高品質な婦人薄手ドレス地の基本風合いの組み合わせと一致が見られた.熱・水分・空気の移動特性の着用快適性への寄与はほとんど認められなかった.
  • 小柴 朋子, 田村 照子
    1995 年 36 巻 1 号 p. 119-124
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    人体皮膚の濡れ感覚感受性の支配要因を明らかにするため, 2種の方法で身体各部に濡れ刺激を負荷し, 濡れ感受性を調査した.I.面積の異なるろ紙 (12.52cm, 7.52cm, 52cm, 2.52cm) を温水で濡らして身体26部位の皮膚に貼付したときの濡れ感を測定した.被験者は成人女子5名.II.環境温25・34℃において身体6部位に対し水温・水量・荷重の異なる濡れた綿メリヤス布を接触子として静止・滑動させたときの濡れ感を測定.被験者は成人女子10名.
    その結果, 温度・熱流量変化が皮膚濡れ感の主たる要因であり, 荷重・水量等は温熱的要因ほどには皮膚濡れ感覚に影響しなかった.濡れ感受性には部位差が見られ, 皮膚濡れ感受性の内的支配要因として温・冷点や触点の知覚神経の分布密度が重要であることが示唆された.
  • 田村 照子, 小柴 朋子
    1995 年 36 巻 1 号 p. 125-131
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    人体の湿り感感知のメカニズムを明らかにするため, 気温25・31・37℃, 相対湿度30%~80%と変化させる条件下に, 成人女性24名を暴露させ, 全身湿り感および生理的・心理的反応を検討した.また気温31℃で, 同様の湿度変化をする条件下に, 乾燥空気を吸入させて全身暴露し, 同様に調査した.
    全身湿り感の感受性は室温の上昇に伴い上昇した.乾燥空気を吸入すると全身湿り感は低下した.
    これらの結果から人体と環境との間の体熱平衡から要求される蒸発放熱量 (Ereq) と人体からの実際の蒸発放熱量 (Esk) は, 全身の湿り感受性の主たる修飾要因であることが示された.
    人体の湿り感覚は, Gaggeにより提案された皮膚濡れ率とよい相関を示したが, 実際の蒸発量と体熱平衡から求められる蒸発量との比, 湿り快適指数 (H.C.I.=Esk/Ereq) とも相関が高かった.
  • 川端 厚子, 登倉 尋實, 清川 寛, 二宮 徳数
    1995 年 36 巻 1 号 p. 132-137
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    本研究は, 3タイプの寝袋が体温調節反応に及ぼす影響を調べるために環境温度5℃に設定した人工気象室の中で夜間睡眠実験を行った.寝袋Aは, 上半身サイドに下半身サイドより厚く綿が入っており, 寝袋Bは, 下半身サイドが上半身サイドより厚く綿が入っており, 寝袋Cは, 上, 下ともに同じ量の綿が入っている.3タイプとも綿の重量は同じで1, 880gである.実験は, 寒い所でも深い眠りを得るためには体の上半身サイドか, 下半身サイドのどちらの側を厚くして保温すればよいかという知見を得るために行った.被験者は22時30分にA.B.Cのいずれかの寝袋を使用して就寝し, 翌朝6時30分に起床した.直腸温と皮膚温5か所及び心拍数は10分毎に計測した.主たる実験結果は以下のようである.1) 夜間睡眠中の直腸温は, 寝袋Bの場合に最も低く保たれ寝袋Cでは中間であり, 寝袋Aの場合に最も高かった.2) 足の裏と足の甲の皮膚温は, 寝袋Bの場合が最も高かった.3) 胸の皮膚温は, 寝袋Aが最も高かった.4) 心拍数は直腸温と類似した傾向を示した.5) 被験者の殆どは寝袋Bを好んだ.
  • ―体性感覚誘発電位を指標として―
    岡田 宣子
    1995 年 36 巻 1 号 p. 138-145
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    表面電極を頭皮上のCZとC4'に置き, 体性感覚誘発電位の中・長潜時成分に着目して, 衣服圧の生体に及ぼす影響を検討した.被験者は成人女子4名で繰り返し実験を9回行った.鼻に装着したサーミスターから呼吸曲線をモニターし, 吸息相及び呼息相の終わりに近い時点でトリガーをかけ, 上肢正中神経を刺激した.なおウエスト位置に装着したカブの加圧量は, 官能検査の際被験者がきついと回答した約30mmHg程度である.刺激により生じた体性感覚誘発電位を128回平均加算して得られた波形から, 頂点潜時と頂点間振幅を求め, それらの平均値で検討した.
    1) 頂点潜時は体性感覚野により近いC4'がCZよりやや短い.
    2) 衣服圧の影響はC4'より上位にあるCZに, より強く生じていた.
    3) CZの頂点間振幅P2-N3は, 深吸圧>呼圧>吸圧の順であった.衣服圧と圧迫感覚値の検討結果では, 吸息相の方が加圧影響が強いが, 脳の活動レベルから考えると, 呼息相により強く加圧の影響が生じていた.
  • 岡田 宣子
    1995 年 36 巻 1 号 p. 146-153
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    快適衣服設計のために, 胴部圧迫時に生じる衣服圧と圧迫感覚値との関わりについて検討した.
    1) 超音波断層装置により描出された画像から, 成人女子3名について胴部横断面を作成し, 衣服圧の生じる皮下構造を観察した.
    胴部横断面形状には個人差がみられ, 皮下脂肪の厚さや分布に衣服圧が影響されると考えられた.また呼息相では腹筋群が収縮していた.
    2) 被験者28名にウエストカフを装着し, フロント, フロントサイド, サイド, バックサイド, バックの計測点で, ポーチ型圧センサーから衣服圧を測定した.また圧迫感の回答を圧迫感覚値に変換した.10~60mmHg加圧した時の衣服圧の対数値 (X) と圧迫感覚値 (Y) との関係は, ウエバー・フェヒナー式によく適合していた.圧迫感度はフロントサイドで最も高く, バックで最も低いことから, 衣服設計時に, フロントサイドについては特に配慮すべきことが明らかになった.
  • 平田 耕造, 吉田 美奈子
    1995 年 36 巻 1 号 p. 154-161
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    成人女子6名を被験者とし, 上腕圧迫時の指血流量, 指皮膚温, 前腕皮膚温, 圧迫感覚の変化におよぼす圧迫強度, 圧迫帯幅, 圧迫部位の影響を検討した.圧迫部位が上腕, 前腕, 手首と異なっても, 血流量と皮膚温に及ぼす変化に差異は認められなかったが, 圧迫感覚は部位により異なった.圧迫中の各測定項目の変化は圧迫強度に比例したが, 圧迫除去後の回復は同一ではなく, 特に前腕皮膚温では低下しつづけ, その程度は圧迫強度が低いほど大きかった.血流量と皮膚温変化に及ぼす圧迫帯幅の影響は5~7cmを境にして異なったが, 圧迫感覚では帯幅に比例して変化した.圧迫後の回復は帯幅3cmでは著明に遅かった.以上の結果, 狭い帯幅で軽度の圧迫でも生体への生理的影響は少なくないことが示唆された.
  • 潮田 ひとみ, 青木 敦子, 中島 利誠
    1995 年 36 巻 1 号 p. 162-164
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 藤田 智子, 金鋼 久明
    1995 年 36 巻 1 号 p. 165-171
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 松本 義隆, 富沢 勉, 中西 源次, 久保 昌彦, 江守 孝三, 中野 和雄
    1995 年 36 巻 1 号 p. 172-176
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 八木 昭宏
    1995 年 36 巻 1 号 p. 177-180
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 古田 常勝, 亀丸 賢一, 辻村 英之
    1995 年 36 巻 1 号 p. 181-184
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 丹羽 氏輝
    1995 年 36 巻 1 号 p. 185-188
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 土田 和義, 石丸 園子
    1995 年 36 巻 1 号 p. 189-191
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
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