繊維製品消費科学
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46 巻, 10 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 中井 長子
    2005 年 46 巻 10 号 p. 624-628
    発行日: 2005/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 西村 太志, 山下 典男, 加藤 博一
    2005 年 46 巻 10 号 p. 629-635
    発行日: 2005/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • ―反応時間による視認性評価―
    小林 政司, 岡本 幾子
    2005 年 46 巻 10 号 p. 637-645
    発行日: 2005/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    視認性に対する迷彩柄の影響を評価するために, 視覚反応実験による評価に用いる刺激をデザインし, パーソナルコンピュータシステムを用いて反応時間の測定を行った.ここでは, 被服を想定したモデルとして円形モデルを用い, これに単色あるいは迷彩柄を施し, 自然の風景写真と合成し刺激とした.
    実験の結果, 隠蔽効果におよぼされる迷彩柄などのパターンの効果は色の効果と同様きわめて重要であること, また迷彩柄は, うまく背景に適合すると相応の隠蔽効果が得られるものの, わずかなパターンや色彩の相違でその効果が極端に低下することなどが明らかとなった.
    一方, 今回の実験方法が隠蔽効果の評価法として有効であり, 反応時間および誤操作同数の大小により隠蔽効果の評価が可能であることを示した.
  • ―上肢の形態特性に適合した袖山部データ化の検討―
    趙 耕熙, 三吉 満智子
    2005 年 46 巻 10 号 p. 647-662
    発行日: 2005/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    本研究では袖パターンの構成因子である袖山の高さ, 袖幅および袖山幅を中心に, 人体腕付け根周辺の形態計測データとの関係について検討した.方法としては, 個体差のはっきりしているモデル7体について一定の条件設定をした上で立体裁断法により密着型袖と, 原型として利用できるゆとりの入った袖 (原型用袖) を作製してその結果から考察した.人体形態データと原型用袖パターン寸法の関係から, それらの部分の作図法の算出式の基となる回帰式を求めた.結果は以下の通りである.
    1) 袖山の高さにかかわる人体因子はSP~a点上腕上部外側長などが高い相関を示し, 従来のものとの比較でいえば, 身頃AH寸法より写真からの形態計測データとの相関が高い結果となっている.
    2) 原型用袖の袖幅は上腕最大囲に平均4.52cmを加えた寸法となっており, 密着型袖では上腕最大囲に平均3.40cmを加えた寸法となっている.
    袖幅にかかわる人体因子は上腕最大囲が最も大きく, 上腕最大囲はウエストとも相関が高い.身頃AH寸法より実測値を採用した方が誤差が少ないであろうと考えられる.
    3) 袖山幅は袖幅にかかわる因子とほぼ同様の因子が高い相関を示している.
    いせ分は袖で形作る肩先部複曲面構成面の大小にかかわるSP~c点間距離によって増減し, またかぶり分に影響を及ぼすことが明らかになった.
    袖山部設計の作図理論の裏づけになる有効なデータが抽出できたと考えられる.これらから得た回帰式を用いて汎用性のある算出式を今後研究する.
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