糖尿病
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38 巻 , 4 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 葛谷 健
    1995 年 38 巻 4 号 p. 243-245
    発行日: 1995/04/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 雨宮 禎子, 河原 玲子, 吉野 正代, 福田 雅俊, 大森 安恵
    1995 年 38 巻 4 号 p. 247-253
    発行日: 1995/04/30
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    1971年6月-1979年12月に糖尿病増殖網膜症にxenon arcによる選択的光凝固療法 (光凝固と略) を施行した症例 (139名, 200眼) の光凝固10年後の, 網膜症と全身状態を検討した.139名の10年後の転帰は通院中68名 (48.9%), 死亡29名 (20.9%), 通院中断42名 (30.2%) であった.死因は脳, 心血管障害, 腎不全, 感染症の1頂であった.中断理由は18名が通院困難のため近医へ紹介, 24名は不明だった.中断直前の網膜症は光凝固前と比べて改善・不変39眼で, 16眼が進行していた.通院中の68名 (104眼) の10年後の網膜症の推移は, 準行33眼 (31.7%) で, 改善・不変は71眼 (68.2%) だった.眼底所見は非増殖型が55眼, 増殖型が49眼 (うち17眼は失明) だった.多変量解析で性, 年齢, 罹病期間, 血糖コントロール状態, 腎症進行有無, 10年間のBMI, 血圧, 脂質の平均値そして心電図異常有無のうち, 網膜症進行には長期の血糖コントロール不良状態が関与していた.
  • 矢野 正生, 前畑 英介, 下村 弘治, 山門 実, 清瀬 闊, 柴 輝男
    1995 年 38 巻 4 号 p. 255-260
    発行日: 1995/04/30
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    耐糖能障害の診断に759経口ブドウ糖負荷試験 (OGTT) が基本とされているが, OGTT実施に留意すべき事項が多く, 複数回の採血など負担が大きいほか, スクリーニングの効率面で十分に満足している訳ではない.
    こうした状況を改善するため, 空腹時血糖値 (FBG) とグリコヘモグロビン (HbA1c) を組合わせ, 1回採血による糖尿病スクリーニングが用いられ糖尿病群に対する感度が74.5%と報告している.筆者らはこの組合わせに1, 5-Anhydroglucitol (1, 5-AG) を加え, スクリーニング感度の改善を試みた.糖尿病群に対する感度は89.6%, 特異性は80.5%となった.糖尿病へ移行する頻度の高いImpaired Glucose Tolerance-2群を含めても, 感度91.6%, 特異性75.4%であった.FBGとHbA1cの組合わせより約10%と有意の感度の改善が見られた.
    1回採血による1, 5-AG, HbA1c, FBGの組合わせ検査は, 耐糖能障害のスクリーニング効率, 感度とも高く今後有用な検査法と考えられた.
  • 朝倉 由加利, 野々木 宏, 土師 一夫, 佐藤 啓, 鈴木 正昭, 原納 優, 奥田 諭吉, 山下 亀次郎
    1995 年 38 巻 4 号 p. 261-266
    発行日: 1995/04/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    経皮経管的冠動脈形成術 (PTCA) 後の再狭窄率と糖尿病 (DM) コントロール状態の関連について検討した.対象は1983年から1991年2月までに実施されたPTCA連続施行1282例中, 家族性高脂血症・腎不全・不安定狭心症・PTCA後1カ月以内の冠動脈バイパス術例を除いた安定狭心症で, 待機的PTCAが成功した203例中インスリン非依存性糖尿病 (NIDDM) 群86名と非糖尿病例 (N) 群117名である.PTCA施行前後における血圧, 空腹時血糖食後2時間血糖, HbA1c, 脂質値, 喫煙歴, 狭窄病変枝数, 再狭窄の有無を検討した.PTCA施行1年以内の再狭窄率は全体で37%であり, NIDDM群は43%とN群32.5%に比しやや高率であったが有意ではなかった. DMコントロ-ル状態から対象をGood群, Fair群, Poor群に3群すると再狭窄率はそれぞれ37%, 40%, 75%で, Poor群は他群に比べ再狭窄率は有意に高率であった.多変量解析においても, DMコントロール不良群ほど再狭窄の多いことが示唆された.
  • 鮴谷 佳和, 松本 正幸, 土屋 博, 高崎 幹裕, 滝沢 哲, 奥谷 幸彦, 今村 早生, 宗平 純一, 林 淳史, 松下 元, 槻尾 義 ...
    1995 年 38 巻 4 号 p. 267-273
    発行日: 1995/04/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    痴呆高齢糖尿病患者10例における痴呆発症と血糖コントロールとの関係を検討した.高齢糖尿病患者の空腹時血糖 (FBG) とHbA1cの度数分布とそれに占める痴呆患者の割合を調べた結果, 痴呆発症率は血糖コントロール良好例と不良例に多いことが認められた.次いで, 症例を血糖コントロール良好群 (n=6), 不良群 (n=4) とに分け, 各症例毎に年齢, 性, BMI, 罹病期間, 治療内容を対応した非痴呆対照群 (n=10) とで臨床成績を比較した.良好群と不良群の発症時HbA1cは対照群に比しそれぞれ有意に低値と高値であったが, FBGは有意でなかった.発症1年前よりコントロール不良例では脳血管障害と高血圧の合併が多く, 全例が脳血管性痴呆であった.発症1年前よりコントロール良好例では慢性無自覚低血糖による低血糖性痴呆の発症または合併の可能性が大であった.痴呆患者の予後は不良で, 発症後約9カ月で80%が死亡した.
  • 木戸 靖彦, 小山 文明, 見明 俊治, 平田 幸正
    1995 年 38 巻 4 号 p. 275-282
    発行日: 1995/04/30
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    1993年の1年間に, ネフローぜ症候群のため入院した糖尿病性腎症の連続7症例 (R群) に対し, 体重 (kg, 22× 身長 (m) 2) 1kg当たり0.79/dayの低蛋白食を試み, その効果を1992年12用以前に同疾患にて入院した連続5症例 (C群) の成績と比較した.蛋白摂取量 (g/kg/day) はR群 0.70±0.05, C群1.24±0.28であった (mean±SD, P<0.001).入院治療開始後1ヵ月でR群7例では浮腫は全例で軽快傾向を示し体重も平均5kg減少, その後もC群に比しネフローゼの経過は良好であり, 体外限外濾過法 (ECUM) は必要でなく透析への移行例は入院3ヵ月後1例, 9ヵ月後1例であった.他方C群では浮腫は1例を除いて改善せず, ECUMが2例にご実施され, 入院治療開始後6ヵ用内に5例中4例が透析療法へ移行した.尿中蛋白排泄量 (g/day) はR群で全例減少傾向がみられ治療前8.5±2.1から1ヵ月で5.9±1.7となったが (p<0.05), C群では減少を認めなかった.
    血清アルブミン (g/dl) はR群で前値2.7±0, 2から1ヵ月後には増加, 3ヵ月で3.2±0.3へと上昇したが (P<0.001), C群では2.6±0.4から1ヵ月後にには減少した.血清クレアチニン値 (mg/dl) はR群で2ヵ用まで有意な変化はなく (2.4±1.6から2.5±1.6), 3ヵ月で僅かに上昇したが, C群では2.8±0.7から1ヵ月後には3.8±1.1と有意な (p<0.05) 上昇を認めた.
    以上のように, ネフローゼ症候群を示す糖尿病性腎症においても. 蛋白食とするてとによって (今回, 0.7g/kg/day), 腎機能障害の進行を遅延させ得るてとが示された.
  • 柳沢 慶香, 雨宮 禎子, 森田 祐子, 黒木 宏之, 佐中 真由実, 内潟 安子, 大森 安恵, 橋本 悦子, 林 直諒
    1995 年 38 巻 4 号 p. 283-288
    発行日: 1995/04/30
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    インターフェロン (IFN) 投与後に自己免疫疾患が発症する症例や自己抗体価の上昇する症例が報告されている.我々は, C型慢性肝炎に対するIFN療法中に発症したインスリン依存型糖尿病 (IDDM) を経験した.症例は, 37歳, 男性.1992年12月, C型慢性肝炎活動型に対してIFN療法が開始された.1993年4月より, 口渇, 多飲, 多尿, 体重減少が出現.5月, 傾眠傾向もみられるようになり, IFN α 計3.84×108単位で投与中止するも, 空腹時血糖712mg/dl血中ケトン体3, 960μmol//が発見された.糖尿病ケトーシスの診断の下に, 直ちにインスリン投与開始となった.発症時の抗GAD抗体は52590 units/mlと異常高値を示し, しかも発症3カ月前にすでに3, 249units/mlと高値であることが判明した.本症例はIFN投与2カ月後に抗GAD抗体高値を認め, その3カ月後にIDDMを発症した.IFNがIDDM発症に関係することが示唆される.
  • 野口 隆博, 桶田 俊光, 縄田 智子, 伊東 康子, 古嶋 正俊, 矢野 哲男, 今川 全春, 野村 芳雄, 坂田 利家
    1995 年 38 巻 4 号 p. 289-295
    発行日: 1995/04/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    糖尿病腎症による腎不全末期に網膜浮腫を呈し, 網膜症の進行が急激に起こり, さらにCAPDによる透析開始後著明な網膜症の改善を見た症例を経験した.症例は43歳, 女性で昭和53年糖尿病診断され, インスリン療法開始し, 平成2年5月当院初診時に網膜症, 腎症を認めた.平成3年4月網膜症の悪化, 黄斑部網膜浮腫を認め, 全身状態の改善した同年7月より左眼に光凝固術施行し, 右眼は未施行であった.以後右眼に比べ左眼に網膜症の増悪を認めた.平成4年7月CAPD療法開始した.眼底は同年12月に出血の吸収, 網膜浮腫の改善, さらに左眼は網脈絡膜萎縮を認め, 視力の改善は右眼に比べ軽度であった.眼底浮腫がある網膜症の時期に光凝固術を行うとむしろ網膜症を悪化させることがあり, このような場合には, より早い時期の透析導入が必要であることが示唆された.
  • 森本 昌親
    1995 年 38 巻 4 号 p. 297-330
    発行日: 1995/04/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
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