日本耳鼻咽喉科学会会報
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76 巻, 4 号
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  • 三橋 重信, 平野 実, 市川 昭則, 岡田 正直
    1973 年 76 巻 4 号 p. 427-431
    発行日: 1973/04/20
    公開日: 2008/12/16
    ジャーナル フリー
    甲状腺腫においては,良性か悪性かの術前診断は困難な場合が少なくない.甲状腺腫の性質がより確実に診断されるならば,無用の手術は避け得るし,また逆に良性腺腫として放置されたため周囲臓器へ浸潤し手術の時期を逸する例もなくなる.
    甲状腺はきわめて血管に富む臓器であつて線内の病変の種によりそれぞれ特有な血管構築上の病理形態的変化をもたらすはずである.この点に着目して甲状腺血管造影を試みたところ,その有用性が大きいことを確認した.
    われわれの行なつている甲状腺血管造影法では,浅側頭動脈の半周に横切開を加え,キーファーレッドのカテーテルを透視下に上甲状腺動脈分岐部直前までもしくは必要に応じて選択的に直接上甲状腺動脈内へ挿入して造影剤を注入する.撮影はElema-Schönarder式biplane連続撮影装置にて注入開始直前より8秒まで20枚撮影する.
    本法はきわめて容易に行なうことができ,造影剤の充盈も良好で,動脈相,毛細管相,静脈相の推移も充分判読でき,また確実性に富み,何ら危険性がない.
    悪性腫瘍の特徴的所見は血管の不整,甲状線充盈像の不整,不均一,腫瘍濃染などである.甲状腺機能亢進症では動脈枝の拡大,増加などhypervasculazityが認められ,充盈像は均一,整である.
  • 杉田 麟也
    1973 年 76 巻 4 号 p. 432-440
    発行日: 1973/04/20
    公開日: 2008/12/16
    ジャーナル フリー
    1. 目的:小脳疾患においては,いわゆる小脳症状が病巣と同側にあらわれ,しかも症状が著明であるために,診断はさほど困難ではないとも一般にいわれている.
    このたび,われわれは,小脳症状は企図振戦以外には著明なものがなく,反対に神経耳科学的に興味ある小脳半球腫瘍を経験したので報告する.
    2. 症例:K.S,23♂,:右利き
    主訴:歩行障害,右耳鳴(ガーン)
    現病歴:約5ヵ月前,全身倦怠感,38.5°C発熱.数日後より運動の後や,頭部前後屈時に右後頭部より項部の拍動性の痛みを覚え徐々に増強.3ヵ月前,海水浴後,3~4目間右耳鳴.約1.5ヵ月前,食思減退し,嘔気,嘔吐が発現,夕食後時に多い傾向.約20日前より歩行障害が発現.階段下降時着しく,ある時には転落.また右手がふるえ,箸を持てない,歩行時右足のスリッパが脱げる.2週前,舌を主とした雷語障害に気付く.
    検査結果:右上肢企図振戦著明,V,VII脳神経症状,脳脊髄液;初圧140mmH2O,蛋白90mg/dl,Pa-ndy陽性,自発並びに注視眼振は,単に麻痺性というよりはdysmetricな水平性眼振,上方,下方,左方注視でいずれも水平性眼振,頭位検査で方向交代上向性,一部固定性眼振.頭位変換検査ではStenger法で下眼瞼向き垂直性眼振.視標追跡検査では追跡運動がsaccadic pursuit.視運動性眼振はfusion limitが著しく障害され,視運動性後眼振は左向きによく解発され,しかも時々firingしている.温度刺激眼振反応では右側外側半規管機能がやや低下.椎骨動脈写:脳底動脈はunrcllingし後下小脳動脈にごく軽慶のforaminal sign.
    3. 考察
    1) 小脳症状は企図振戦以外著明でなかった.すなわち小脳半球障害でも肝臓障害に似て無症状なことが少なくない.
    2) 脳圧亢進がみられない.小脳半球の実質性腫瘍は一般に脳室を圧迫して早期から脳圧は上昇するというのが常識であるが,腫瘍の性質や部位,あるいは患者の年令によつては脳圧亢進をきたさないことが珍しくない.
    3) 注視眼振がpareticプラスdysmetricで,小脳障害には特徴的なものであつた.これは眼筋の共同運動失調,あるいは眼筋自体の企図振戦と考えられる.
    4) 視運動性眼振解発不良にもかかわらず,視運動性後眼振は非腫瘍存在測が優性なのに加わえてfiringを示し,前庭系に対する小脳の抑制の脱落現象を思わす所見がみられた.
    5) 眼振はすべて非腫瘍存在側に向う傾向があり,破壊性病変においては,この考え方は正しいのではないかと思われる.
  • 中枢性障害と末梢性障害の鑑別診断について
    栄木 恭男, 坂田 英治, 李 汝培, 和田 昌士, 杉田 麟也
    1973 年 76 巻 4 号 p. 441-455
    発行日: 1973/04/20
    公開日: 2008/12/16
    ジャーナル フリー
    目的:
    眼運動(不全)麻痺については,従来ともすると安易に"眼筋麻痺"と診断され,その障害部位や病因の分析が充分になされてはいない傾向にあつた.この眼運動(不全)麻痺が中枢性障害によるものか,末梢性障害によるものかを鑑別することは診断上のキーポイントであり,治療方針決定の上にもまことに重要なことである.
    われわれは若干の症例をあげ,神経眼科学的検査とともに,眼運動障害における片眼視と両眼視での運動制限の相違に着目し,自発ならびに誘発眼振検査,視運動性眼振検査を行ない,これらの神経耳科学的検査が眼運動麻痺の中枢性障害と末梢性障害の鑑別診断に有力であることが分つた.
    結果および結論:
    1) 中枢性麻痺では両眼視時にみられる運動制限が,片眼視ではみられず,視運動性眼振の解発が患側で著しく障害される.また単眼性眼振あるいは非共同性眼振などをはじめ,種々の中枢性注視眼振が出現する.
    2) 末梢性麻痺では両眼視,片眼視ともに眼球は動かず,視運動性眼振は完全麻痺でないかぎり,運動制限範囲内で解発が良好である、また眼振を伴うことはほとんどなく,あつても微弱なものである.
  • 平野 実, 三橋 重信, 市川 昭則, 岡田 正直, 吉岡 久春, 木原 秀司
    1973 年 76 巻 4 号 p. 456-463
    発行日: 1973/04/20
    公開日: 2008/12/16
    ジャーナル フリー
    目的:上顎癌の治療は,近年その治癒成績の向上に伴なつて,機能•形態を保存する治療法開発の傾向にある.しかし上顎癌に対する放射線照射後に生ずる眼障害は少なくない.なかでも,ある一定の期間をおいて発現してくる視力障害は,進行性,不可逆性のものが多いだけに社会復帰上きわめて重視さるべき問題である,本研究においては,照射終了後の眼障害の実態を把握するとともに,その障害を防止する対策に資する目的で,臨床例26例を対象として諸種の因子について検討を加えた.
    結果:
    1) 眼の各部位における病変についてみると,前眼部病変は角膜白斑4例,表層角膜炎,角膜潰瘍,眼球萎縮各1例;中間透光体病変は老人性白内障7例,放射線白内障4例,眼球萎縮,硝子体剥離,併発白内障,原因の判別不能の白内障各1例;眠底病変は放射線網膜症4例,視神経萎縮,眼球萎縮各1例であり,これらの中明らかに放射線による病変と確認したものは26例中7例(27%)である.その内訳は放射線白内障3例,放射線網膜症3例,両者合併するもの1例である.
    2) 放射線白内障は照射後1年以上経た例に認められ,経過年数がたてばたつ程増加の傾向を示す.また,照射量が多い例に好発し,特に5,000rad以上の照射例ではその発生頻度は高い.ライナック照射より60Co照射において発生頻度が高いのが特徴的である.
    3) 放射線網膜症は放射線白内障同様1年以上経過例に認められ,全例ライナック照射例である.照射量に関しては放射線白内障が照射量の多い例に好発しているのに比し,比較的少ない照射量においてもその発生を認めている.
    4) 社会復帰という観点に立ち,視機能障害の有無を弱視の線に引き,各病変にもとづく障害を検討すると,機能障害を認めたものは26例中12例,46%である.このうち放射線照射に起因するものは4例であり,全症例中照射に起因する機能障害例は26例中4例,15%である.機能障害は発現していないが,螢光眼底撮影法により,放射線網膜症と診断されたものが3例あり,その機能の推移については今後経時的な観察が必要である.
  • とくに内耳への物質滲透経路にっいて
    隈上 秀伯, 津田 靖博
    1973 年 76 巻 4 号 p. 464-467
    発行日: 1973/04/20
    公開日: 2008/12/16
    ジャーナル フリー
    目的:著者らは顔面神経麻痺の実験的研究の目的で茎乳突孔より顔面神経内にウイルスを接種する方法を考案したが,その結果ウイルス性の顔面神経麻痺とともに接種側の内耳障害をもぎたす例のあることを知つた.
    顔面神経より如何にしてウイルスは内耳終末に達して障害をおこすのか,この疑問に答えるため墨汁,テトラサイクリン等の色素剤を本法によつて注入し色素が顔面神経さらに内耳に到達する経路を明らかにし,一方同様の実験操作によつて種々の物質を注入した時の平衡障害の様式および内耳の病理組織学的所見を検討した.
    実験方法:兎の顔面神経を局所麻酔のもとに手術顕微鏡下に露出し,27ゲージの注射針の尖端を直角に曲げ,茎乳突孔内の神経内に挿入し種々の薬物を注入した.
    結果:
    1. 色素は顔面神経に沿つて中枢方向に流れ内耳道内で吻合を介し,聴神経に入り,ここからは逆に流れ内耳内部の各部位に到達することを確認した.
    2. 障害は蝸牛では基礎回転に近いほど強く,前庭部で嫁球形嚢,膨大部稜周囲の膜様部の収縮性変化がみられた.
    3. 以上の基礎実験をもとにして,1規定塩酸,20%苛性ソーダ,30%食塩水,30%塩化カリ液を注入したが眼振,平衡障害のあらわれ方は墨汁,テトラサイクリンの場合と同様で内耳病変も程度の差はあったが同種で,内リソバ腔よりは外リンパ腔により強い病変がみられた.
    4. 塩酸エピレナミン,燐酸ヒスタミン注入では平衡障害のあらわれ方は軽度であつた.
    5. 自家血液,血清,人血清,血液の1回だけの注入でも平衡障害はあらわれなかつた.
    6. アトロピン,ピロヵルピ注入では平衡障害はあらわれたかつた.
  • 小田 恂
    1973 年 76 巻 4 号 p. 468-484
    発行日: 1973/04/20
    公開日: 2008/12/16
    ジャーナル フリー
    1目的:いわゆる原因不明の感音難聴のうち,急墜型聴力を呈する症例はそれほど多くはないが,ときにはオクターブ間で急激な域値上昇を示めす症例に遭遇することがある.これらの症例を本論文ではシャープカット型難聴と仮称した.(以下シャープカット型難聴という)シャープカット型難聴者は一般に純音聴力から予想されるほどの語音聴取上の困難性はないようであり,本論交ではこのシャープカット型難聴の病態を考察することと語音の識別上の練習効果を探索することを目的とした.
    2検査:シャープカット型難聴者24例に対して純音聴力検査が行なわれ,若干例にBekesy型オージオメータによる気導聴力測定が行なわれた.さらに無歪語音明瞭度検査と1,200Hz低域炉波語者を用いた歪語音明瞭度検査が行なわれ,正常聴力老および,漸傾型.水平型聴力を示す内耳性難聴者の対照例2グループと比較された.次ぎに歪語音明瞭度検査の結果から子音の前置子音部と後続母音部の異聴率を算出し,シャープカット型難聴者12名と正常聴力者20名の比較がなされた.また同様に歪語音明瞭度検査成績に基づいてシャープカット型難聴者5名と正常聴力者10名の異聴表が作成され比較検討された.
    3結果:純音聴力の結果は低音域で急墜部位までの正常聴力とオクターブ間40dB以上の急墜,さらに急墜したあと高音域にかけての一定の聴力を維持している特徴的なパターンを明らかにした.Bekesy型オージオメータを用いた連続周波数自記記録では全例に急墜後の振幅縮少が見られ,歪語音明瞭度の良好なことと合わせてシャープカット型難聴の主病巣は内耳にあると考えられた.また聴力図の上からも内耳性難聴以外ではこのような特徴的なパターンは生じ難いと推測された.
    語音明瞭度検査ではシャープカット型難聴者の歪語音明瞭度は無歪語音明瞭度と近似した値かあるいは前者の方が良い値を示めした.このことからシャープカット型難聴者の言語生活が歪語音を基にしていることと練習効果によるものと考えられた.
    とくに子音の後続母音の識別はシャープカット型難聴者は正常人にくらべて誤りが少なく,異聴表に見られた第2フオルマント間の異聴が少ないことからシャープカット型難聴者は母音の識別力を練習によつて獲得し,言語取得に際してその効果を有効に発揮するものと結論された.さらに母音は子音の弁別にも手がかりを与える可能性があり,子音の聴取もワタリを用いて巧妙になされるものと推測された.
  • 三橋 重信, 平野 実, 市川 昭則, 岡田 正直
    1973 年 76 巻 4 号 p. 485-494
    発行日: 1973/04/20
    公開日: 2008/12/16
    ジャーナル フリー
    1960年より1970年末までの11年間に久留米大学耳鼻咽喉科において入院せる上顎癌患者134名を対象とし,治療法別の成績を軸として諸種の見地より検討を加え,最善の治療法は何であつたかを明確にし,今後の治療方針の一助とするために臨床的ならびに病理組織学的検討を加え,ここに報告した.
    全症例134例中,本統計をとつた時点で生存していたものは61例,死亡していたものは73例である.死亡例の死因は局所腫瘍死53例(73%),遠隔転移5例(7%),他因死10例(14%),死因を明らかにできなかつたもの5例(7%)である.すなわち,上顎癌における死因の大部分は原発巣再発にもとづくものであり,治療成績の良否は主として原発巣再発の有無にかかつていると言える.
    134例中再発を認めたものは71例であり,その内訳は原発巣のみの再発63例,頸部リンパ節のみの再発3例,原発巣•リンパ節ともに再発せるもの5例である.すなわち,再発例71例中,68例,96%は原発巣の再発である.
    原発巣再発例68例中64例,94%は治療終了後1年内に再発を認めている.
    われわれが行なつた治療法の中でもつとも成績のよかつたものは,5-Fu動注照射同時併用後手術を行なつた群であり,1年内の局所再発率は26%である.又,5-Fu動注照射後手術施行群以外の治療法では,再発例の大多数が局所再発のコントロールができず腫瘍死しているが,本療法では二次治療によりコントロールできる率はきわめて高く,3年生存率は73%と,他の療法に比し良好な結果を得ている.
    5-Fu動注照射同時併用後の摘出標本中における腫瘍細胞の変性の程度を大星,下里の分類に準じて判定した結果,42例中27例,64%がGrade IV~IIIであり,残りの36%にviableな細胞を認めた.
    T2症例においては腫瘍細胞の消失する率はきわめて高く,5-Fu 5,000mg,照射4,000radあたりが有効治療のための安全な線であり,手術は行なわず経過を観察してもよいと考える.
    T3症例では腫瘍細胞残存率は高く,36例中14例39%であり,腫瘍細胞をまつたく認めなくなる治療配量は5-Fu 5,000mg,照射5,000radあるいはこれと等価的な配量以上の場合である.
    T3症例においては5-Fu 3,500mg,照射3,000rad同時供用後,治療開始前の癌の進展範囲に基づいてenblcc operationを行なうのがよく,手術に起因する形態および機能障害に対してしかるべき措置を講じることとする.
  • 小野 博, 田村 宏之, 斎藤 成司, 北原 哲, 鈴木 安恒, 中津井 護
    1973 年 76 巻 4 号 p. 495-500
    発行日: 1973/04/20
    公開日: 2008/12/16
    ジャーナル フリー
    1. 目的:喉頭に器質的疾患(声帯癌,声帯ポリープ,声帯結節,乳頭腫など)や機能的疾患(心因性音声障害など)が生ずると発声の際,音声障害を伴なうことはよく知られている.このような音声障害の原因は声門閉鎖不全,周期性の乱れなど主として声帯振動の異常にあることが多い.スペクトログラフなど音声分析による診断法が試みられているが確立された方法がないのが現状である.最近,デイジタル計算機の応用分野の一つとして音声分析の研究が盛んになり,われわれは計算機を使用して診療の一環として必要に応じた発声時の声帯機能を観測する新しい音声分析法の研究を行なつた.
    2. 実験法:われわれはディジタルフィルタを用いて声道共鳴系の逆回路を構成し,音声より声道共鳴系の伝達特性や口唇よりの放射特性を除去し,声帯音源波形(声門体積流波形)を求め,その解析結果と音声障害の種類,程度や治療効果との対応関係を調べた.本逆フィルタ方式の利点は患者の発声になんらの拘束や苦痛を与えないこと,および声道の伝達特性を近似的に除去することで,音声そのものの音響分析の場合よりもより根元に近い音源信号の段階で分析が行なわれることにある.
    3. 結果:種々喉頭疾患患者45名の音声より抽出した声帯音源波形の解析結果を間接喉頭鏡所見や従来の音声検査成績と対応させて比較,検討した.喉頭鏡所見で声門閉鎖が妨げられるほど大なるポリープや反回神経麻痺で片側声帯が内転しない症例では,声帯音源波形上に声門閉鎖期が存在しないか,又は定めることが困難であつた。又,声帯癌,ポリープ様声帯,反回神経麻痺の声帯音源波形は正常な型とは大いに異なり,一周期ごとのピッチや波形も著しく,くずれていた.これらの症例では声域,話声位,呼気乱費係数等の音声検査成績と声帯音源波形の解析結果とはよく一致した.一方,ポリープや声帯結節の比較的軽度な症例では自覚症状もあり,喉頭鏡所見,音声検査成績などにも一部異常が認められたものの,抽出した声帯音源波形は,ほぼ正常に近い型となつた.われわれは音源波形のピッチのゆらぎや音源スペクトル包絡の型(特にその高域成分の減衰),雑音成分などが嗄声の分類記述上,主要な要素であると考えており,それらは嗄声を直接分析するよりも,はるかに容易に音源波形から求めることができ,今後これらの要素をあわせて分析,検討することにより,比較的軽度な音声障害も容易に取り扱えるものと考えている.
    4. 結論:音声より抽出された声帯音源波形の解析により声門開閉速度の緩急,声門閉鎖時間の長短および有無,ピッチの乱れなど声帯振動一周期中の詳細な動きが観測できる.種々喉頭疾患患者の解析結果にはそれぞれの音声障害による異常な声帯振動がかなり明確に表われており嗄声の診断に有効な資料になりえる.
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