頭頸部悪性リンパ腫9症例, 延べ31コースのG-CSF投与例について検討した. 投与法は次の3群に分類した. 1) 血液毒性を有する薬剤と同時投与した群, 2) 血液毒性を有する薬剤投与後, 白血球数が2000/mm
3以下に達する前の時期に投与した群, 3) 血液毒性を有する薬剤投与後, 白血球数が2000/mm
3以下になってから投与した群. 治療内容の内訳は第I群, CHOP 1コース, VAMA 2コースを行った. 第II群は, CHOP 10コースを行った. 第III群は, CHOP 13コース, VAMA 5コースを行った. G-CSFの至適投与法は白血球数が2000/mm
3以下となった時点で50-75μgを3-5日投与するのが適当と考えられた.
抄録全体を表示