日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
Print ISSN : 0387-1207
ISSN-L : 0387-1207
26 巻, 7 号
選択された号の論文の19件中1~19を表示しています
  • 吉田 司
    1984 年 26 巻 7 号 p. 1009-1027
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     大腸癌の進展過程を解明する目的で,N-methyl-N-nitrosourea(MNU)注腸によるラット実験大腸癌を内視鏡検査により経時的に観察し病理組織所見と対比検討した.内視鏡検査により観察された腫瘍の発生から屠殺時までの経過期間と腫瘍の増大の程度および癌の深達度の間に有意の相関はなく,個々の腫瘍の発育速度に差異が認められた.潰瘍形成進行癌の成立過程には,有茎隆起型癌からの茎浸潤,無茎隆起型癌からの潰瘍形成,小さな潰瘍形成型癌から初期の形態を保持したまま増大成立する少なくとも異なる3つの経過があることが明らかにされ,特に小さな潰瘍形成型癌は発生頻度は少ないが悪性度が強く,潰瘍形成進行癌の成立に重要な役割を担っていることが示唆された.また,びまん浸潤型癌は当初よりnon-polypoidな発育様式を示した.本研究により実験大腸癌の発育過程の一部が解明されたことは,ヒトの大腸癌発育の自然史の解明に有用な示唆を与えるものと考えられた.
  • 三橋 利温, 岡田 信之, 大井田 正人, 西元寺 克礼, 岡部 治弥
    1984 年 26 巻 7 号 p. 1028-1041_1
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     直径5mmのゴム円盤を用いた内視鏡的胃潰瘍面積測定法のヒト生体胃内における測定誤差について検討を行った.健康成人の胃内に潰瘍モデル(20mm乃至30mmのゴム円盤)を経内視鏡的に鉗子を用いて挿入し,この面積を円盤法により測定した.その測定誤差は3.12±1.96%であった.また胃潰瘍患者の内視鏡検査時に円盤法による写真撮影を異なった距離で2回以上行った124病変の計349回の測定値について検討した.各距離で撮影した面積の平均値を真の面積値と仮定し,各測定値と真の面積との比較検討では,2.9±4.0%の誤差率であった.以上より,本法の臨床的応用が充分可能であることが再確認された.つぎに,この測定法を臨床例に応用し,各種治療法による胃潰瘍面積の縮小速度について比較検討した.入院治療では,治療開始後2週目で初回潰瘍面積の平均29%の大きさに縮小したが,外来例では同時期に平均49%の縮小であり,入院治療は外来治療に比し,治療開始後早期より著明な潰瘍面積縮小が認められた.制酸剤,Histamine H2受容体拮抗剤(以下H2 blockerと略す),粘膜保護剤のそれぞれ単独にて治療を行った外来例については,H2 blocker治療例において最も潰瘍の縮小が速やかであった.また,従来より潰瘍治癒促進作用はないとされている制酸剤少量(偽薬量)投与でも,入院下であれば,治療開始後2週目で治療前の面積の24%に縮小し,入院という心身の安静が潰瘍の縮小に多大な影響を与える事が再認識された.更に制酸剤や抗コリン剤などの従来の潰瘍治療薬でも,入院下であれば,H2 blockerの外来治療に劣らず,むしろ治療開始早期においては,潰瘍面積縮小は速やかであった.以上の事より,心身の安静下における潰瘍の自然治癒力は極めて大きく,従って潰瘍治療に際して早期の入院ないし安静加療は決して無視できない治療法である.しかしながら,極めて頻度の多い疾患であり,また,同一人にしばしば治癒再発をくり返す潰瘍症に対し,再発ごとに入院治療せしむる事は,本人は勿論,社会的に見ても大きな損失である.結局,潰瘍治療の目標は正常の社会的活動生活からの脱落期間をできるだけ短かくし,社会的正常生活の継続の中での治癒を自然治癒力に近づける,あるいは凌駕せしめる事であると考える事ができる.H2 blockerは従来の薬剤に比して一歩これに近づいたものであるといえよう.
  • 飯石 浩康, 竜田 正晴, 奥田 茂, 谷口 春生
    1984 年 26 巻 7 号 p. 1042-1052_1
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
    癌巣の最大径が10mm以下の胃癌の内視鏡診断成績を検討し,胃癌早期診断における色素内視鏡検査法の意義について検討した. 当院では,これまでに133例147病巣(単発51例,多発82例96病巣)を経験しているが,単発例で皺襞集中を伴わないIIc型と皺襞集中を伴うIIc型が多いのに対して,多発例ではIIb型が多く,内視鏡検査においてIIb型癌が見逃されている可能性がある.深達度では90%以上が粘膜内癌であるが,5mm以上になると,特に陥凹型に粘膜下層以下への浸潤を認めるものがあり,より早期の診断が要求される.単発例と多発例とを合わせた10mm以下の胃癌の術前生検診断率は42.2%に過ぎず,特に内視鏡所見に乏しいIIa型,IIb型,皺襞集中を伴わないIIC型の診断成績は不良であった.通常内視鏡検査による診断不能例を検討すると,病巣部が至適条件下に撮影されていないために病巣を指摘し得なかった例が66%を占めており,より小さな胃癌の診断には胃内全域を至適条件下に観察撮影することが必要と言える.しかし,IIb型,皺襞集中を伴わないIIc型には病巣部が適切に撮影されているにもかかわらず,何らの異常所見も指摘し得ない例が,それぞれ約10%もあり,通常内視鏡検査の限界と考えられる. われわれの考案したCongo red-methylene blue testでは,粘膜の微細な変化が観察でき,かつ癌巣がCongo red, methylene blueがともに白く退色した領域として観察できるため,正確な狙撃生検が可能で,10mm以下の胃癌の83%の診断が可能であった.
  • 尾関 恒雄, 実藤 隼人, 藤原 仁, 水野 修一, 大内 和雄, 田岡 賢雄, 渡部 重則, 田中 実, 船越 啓右, 松隈 秀峻
    1984 年 26 巻 7 号 p. 1053-1061
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     胃の腸上皮化生の色素撒布法による診断にトルイジンブルーが役立ち得ると考えられた.本色素は,生体にとって毒性がなく,撒布後,腸上皮化生部位は2~3分してメタクロマジア染色性を示し,撒布後の洗滌が必要なかった.胃粘膜生検標本の組織診断による検討では,本色素撒布法での診断率は,77.8%であり,false positiveは22.2%であった.本色素は組織化学的検討で,腸上皮化生部位の杯細胞ムチンを主として,染色しており,このムチンはchondroitinaseを用いた組織化学および試験管方法で主として,chondroitin硫酸BとCであった.本撒布法により,39症例が,点状,線状,斑状,地図,びまん,平坦,陥凹,隆起各型に分類され,腸上皮化生と慢性胃炎との関係を胚細胞数と浸潤細胞数の相関から検討してみると,慢性胃炎と腸上皮化生に相関がみられなかった.
  • 多田 正大, 清水 誠治, 西村 伸治, 鹿嶽 研, 渡辺 能行, 川井 啓市
    1984 年 26 巻 7 号 p. 1062-1067
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     潰瘍性大腸炎の病態の一面を検討する目的で,32名の本症患者および健常者7名に対して内視鏡下に水素ガスクリアランス法による粘膜血流測定を行った.直腸S状部の粘膜血流は潰瘍性大腸炎・活動期において増加し,緩解期になると健常者と同等のレベルにまで低下した.また粘膜血流は潰瘍性大腸炎の重症度と比例したが,病変範囲やpatient yearとの比例はみられなかった.病理組織学的には潰瘍性大腸炎の重症例では粘膜の毛細血管に血管炎や血栓が起り,微小循環不全状態にあることが疑われているが,粘膜血流の面からみると重症例でも血流は増加しており,形態と機能の不一致に興味が持たれた.
  • 渡辺 恭行, 川上 広育, 川本 広夫, 竹野 弘, 吉川 正哉, 松浦 寿二郎, 竹崎 英一, 中西 敏夫, 末盛 彰一, 池本 吉博, ...
    1984 年 26 巻 7 号 p. 1068-1075_1
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     Wedge biopsyを含む諸検査によりPBCと診断された症例のうち無黄疸期より観察し得た5症例につき腹腔鏡肝表面像を中心に臨床的検討を行った.性別では全例女性で,平均年齢は50歳であった.肝機能検査成績では血清GOT,GPT値の中等度上昇,胆道系酵素の高度上昇,血清総コレステロール値,血清IgM値の上昇を示し,その肝機能的特徴が長期にわたった.また全例になんらかの自己抗体を認めた.無黄疸期の腹腔鏡肝表面像では全例に胆汁うっ滞像の欠如と赤色パッチを認めた.赤色パッチは慢性活動性肝炎の一部に見られる赤色斑点に比し形と分布が不規則不均一であった.またPBCは長期にわたり血清GOT,GPT値の変動が少なく,一方赤色斑点を認める慢性活動性肝炎は血清GOT,GPT値がかなり変動することが多く,両者は肝機能成績を追跡すれば鑑別出来ると思われた.
  • 三原 修, 室久 敏三郎, 北川 陸生, 津金 綏俊, 丸尾 国造, 竹平 安則, 水嶋 宣章, 佐藤 重信
    1984 年 26 巻 7 号 p. 1076-1080_1
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     胃腫瘍25例に対して経内視鏡的YAGレーザー治療を行なった.早期胃癌10例(IIc8例,IIa+IIc2例),異型上皮1例(IIa合併),Borrmann3型進行癌1例の12例では手術前に試験的にレーザー照射を行ない,効果を組織学的に検討した.早期胃癌7例9病変(IIc7病変,I1病変,IIa1病変),胃悪性リンパ腫1例,異型上皮1例,ポリポーシス1例,胃粘膜下腫瘍2例,Borrmann3型進行癌1例では,レーザー治療後経過観察中であるが,好結果を得ている.早期胃癌6病変と悪性リンパ腫,異型上皮で治療後の経時的生検は陰性であり,ポリポーシス,胃粘膜下腫瘍では腫瘍の消失を認めた.レーザー照射による出血,穿孔などの重篤な偶発症はなかった.2例で照射中軽度の疼痛があるのみであった.レーザー潰瘍の治癒はすみやかであった.範囲の限局した早期胃癌特に粘膜内癌,異型上皮では根治が期待でき,また良性の隆起性病変でもレーザー治療は有効であると考えられた.
  • 笠貫 順二, 今泉 照恵, 小関 秀旭, 金子 良一, 鈴木 康夫, 吉川 信夫, 徳政 義和, 吉田 尚, 板谷 喬起, 柏戸 正英
    1984 年 26 巻 7 号 p. 1081-1087
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     panendoscope(GIF-P3,Olympus)を用いて,ロープウェイ式小腸内視鏡検査を試みた.検査手技は平塚らの方法に準じた.検査を行った10症例いずれも,スコープは深部まで短時間で,重篤な副作用もなく挿入可能であった.生検組織の採取も可能であった.本法は他の検査法に比し特殊な器機を必要としないので,広く一般に普及し得る方法と思われる.
  • Katsuhiro ENDO, Tsuneaki SATO, Akira UNOURA, Takashi OKATA, Hikaru WAT ...
    1984 年 26 巻 7 号 p. 1088-1097
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     未治療のクローン病9例においてSASP 2~4g/日を単独投与し,SASPの治療効果を検討した.効果の判定は厚生省クローン病調査研究班ならびに炎症性腸管障害調査研究班による効果判定基準により,同時にX線・内視鏡所見の推移をも検討した.その結果,9例中5例で著効,4例で無効であった.著効5例中1例ではSASPのみでX線的,内視鏡的にも病変は消失したが,残りの著効例では,内視鏡的,X線的には改善は認められたものの病変は残存した.これらの残存病変はEDとの併用後に消失した.また,有効であった症例は大腸型あるいは病変の主体が大腸にある型が多かった.以上により,SASPはクローン病に対して有効と考えられる.しかし,SASPにより自覚症状の消失,赤沈値・CRP等の正常化がえられても,X線,内視鏡的には,なお病変が残存する例が多く,このような症例ではEDとの併用が望ましいと考えられた.
  • 赤松 泰次, 上野 一也, 白井 忠, 嶋倉 勝秀, 野沢 敬一, 山口 孝太郎, 仲間 秀典, 中村 喜行, 松田 至晃, 古田 精市
    1984 年 26 巻 7 号 p. 1098-1102_1
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     胃上部における早期胃癌の診断に関しては多くの努力が払われてきたが,現在でも多くの問題点を残している.さらに食道・胃境界部小胃癌に限定すると,これまでわずかに7例が報告されているに過ぎない.著者らは,内視鏡検査にて同部位に小発赤を認め,鉗子生検で癌と診断した症例を経験したので既報告例とあわせて検討し,報告する.患者は63歳の女性で,嚥下時通過障害感を主訴に来院し,食道・胃境界部に7mm×6mmのIIc型早期胃癌を認めた.組織学的には印環細胞癌,深達度smであった.このような組織像を示したこの部位の早期癌は,文献上,これまで1例もみられなかった.
  • 長沢 貞夫, 上野 規男, 関 秀一, 田中 昌宏, 山中 桓夫, 酒井 秀朗, 木村 健, 笠原 小五郎, 金澤 暁太郎, 山口 隆子
    1984 年 26 巻 7 号 p. 1103-1110_1
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     症例は25歳の男性で,食欲不振及び全身倦怠感を主訴として当科(自治医科大学消化器内科)を受診した.尿,血液生化学的検査では,肝機能障害を認め,また尿中及び血中amylaseの上昇を認めた.ERCP施行時,内視鏡的に十二指腸乳頭部に中心部に小陥凹のある腫瘤を認め,生検の結果,印環細胞癌との組織診を得た.手術が施行されたが,腫瘍はVater乳頭部を中心として発育する,大きさが4×2.5×0.8cmの腫瘤型の病変であった.中心部に小陥凹が認められ,ここに共通管が開口していた. 最近10年間の本邦の文献から,413例の乳頭部癌の年齢別分布を調べた.本症例は25歳であるが,20歳代という若年者の乳頭部癌は非常に稀である.組織型が印環細胞癌である乳頭部癌も極めて稀である.
  • 山田 博康, 山野 上路夫, 吉川 信夫, 番匠谷 孝広, 土谷 太郎
    1984 年 26 巻 7 号 p. 1111-1117
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     消化管異物は,まず経内視鏡的に摘出を試みるのが一般的となっているが,下部消化管異物に対する内視鏡的摘出例の報告は国内では未だ見い出し得ない.今回われわれは,横行結腸壁内に刺入した歯科用治療針(リーマー)を,経内視鏡的に摘出し治癒せしめた1例を経験したので報告する. 症例:42歳男性.歯科治療中リーマーを誤嚥し,3日後より左上腹部痛出現.リーマーの腸管刺入を疑われ,手術目的にて入院した.諸検査にてリーマーが横行結腸壁に刺入していることが確認され,経内視鏡的にポリペクトミー用スネアを用いて,出血その他の合併症をみることなくリーマーを抜去し得た. 大腸内異物例においても,経内視鏡的摘出法は安全で有用な方法と考えられる.
  • 南部 修二, 田中 三千雄, 渋谷 隆, 藤倉 信一郎, 佐々木 博, 広川 慎一郎, 山田 明, 藤田 敏雄
    1984 年 26 巻 7 号 p. 1118-1125_1
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     胃の扁平上皮癌成分を含む胃癌は稀なものである.著者らは胃原発の扁平上皮癌と腺癌との衝突癌を経験したが,扁平上皮癌部の実体顕微鏡観察を行い特異な所見を得た. 症例は71歳女性で全身倦怠感を主訴に来院し,胃X線検査,内視鏡検査にて胃角部から幽門前庭部にかけてBorrmann2型の癌を認めた.その生検組織では,癌の肛門側に腺癌,口側に扁平上皮癌が認められた.本例に胃亜全摘術および横行結腸部分切除術を施行した.切除標本では,癌の大部分は扁平上皮癌であり周堤の一部に腺癌が認められたが,両者は結合織により明瞭に境界されており,腺癌と扁平上皮癌の衝突癌であった.扁平上皮癌部の実体顕微鏡観察では,潰瘍底を観察すると直径約300~400μ の豆状小突起が多発している像がみられ,これは組織学的には扁平上皮癌が潰瘍底にむかい突出している像であった.また,扁平上皮癌部と非癌部との境界は極めて明瞭に境界されていた.これらの所見は,今後内視鏡下に直接扁平上皮癌を診断する上でのひとつの手がかりを得たものと思われる.また,本邦報告例の扁平上皮癌成分を含む胃癌142例について集計し,その臨床像についてもあわせて検討を加えた.
  • 木田 光一, 高橋 俊雄, 武田 正人, 中川 久明, 小泉 亮道, 井上 修一
    1984 年 26 巻 7 号 p. 1126-1130
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     著者らは関節リウマチにて長期間ステロイドを服用し,胃潰瘍の消長をくり返していた60歳女性において,内瘻形成前後を胃X線検査で観察できたDouble Pylorusの1例を経験した.入院2カ月前の胃X線検査では,胃幽門前部小彎側に深い潰瘍が認められたが,胃と十二指腸の間に交通はみられなかった.しかし当科入院時には,胃幽門前部小彎側と十二指腸球部に交通があり,Double Pylorusの状態を呈していた.また胃内視鏡検査では内視鏡を幽門輪より十二指腸球部に挿入し球部内で反転し瘻孔の開口部の確認が可能であった.以上の経過より本症例は後天性のDouble Pylorusと考えられた.手術を施行したが,pyloric bandは粘膜筋板を有しており,内腔面は幽門腺より,漿膜面は十二指腸ないし幽門領域の再生像から成り立っていた.Double Pylorusの成因等につき若干の立献的考察タカ版た.
  • 1984 年 26 巻 7 号 p. 1134-1160
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
  • 1984 年 26 巻 7 号 p. 1161-1188
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
  • 1984 年 26 巻 7 号 p. 1189-1215
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
  • 1984 年 26 巻 7 号 p. 1216-1218
    発行日: 1984/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
  • 1984 年 26 巻 7 号 p. 1224
    発行日: 1984年
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
feedback
Top