巻号一覧
48 巻, 12 号
選択された号の論文の12件中1～12を表示しています
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樋口 和秀, 岡崎 博俊, 田渕 真彦, 斯波 将次, 渡辺 俊雄, 富永 和作, 藤原 靖弘, 荒川 哲男2006 年 48 巻 12 号 p. 2763-2771
発行日: 2006/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー逆流性食道炎の治療のFirst choiceは,薬物治療であるが,半永久的に内服し続けなければならない.そこで,考え出されてきたのが,内視鏡をつかったEndoluminal Techniqueで逆流性食道炎を治療しようとする試みであり,欧米を中心として盛んに行われつつある.方法としては,縫合法,焼灼法,局注法の三種類があり,本邦においては,縫合法,焼灼法が導入されている.手術に比較して低侵襲であること,再治療が可能であることをモットーとし,臨床応用され,約50～70%の患者は薬物治療から離脱できており,画期的なことである.今後は,長期予後が課題とされており,さらなる工夫が必要と考えられる.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (12453K) -
高取 健人, 山下 幸政, 井上 晴江, 金城 東浩, 那須 正道, 上野 玲, 伊東 俊夫2006 年 48 巻 12 号 p. 2772-2779
発行日: 2006/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー症例は54歳男性.主訴は心窩部痛.血液検査では炎症所見を認めた.腹部CTで胃壁の著明な肥厚と胃周囲から肝周囲に及ぶ膿瘍形成を,また上部消化管内視鏡検査では胃粘膜の発赤,腫脹と膿汁の流出所見を認めたため,胃蜂窩織炎と診断.超音波内視鏡検査では,胃壁第3層までの不均一な肥厚と胃壁内膿瘍像を認めた.ITナイフを用いて胃粘膜切開を加え排膿ドレナージを行い,絶食,抗生剤にて保存的に加療したところ,速やかな臨床症状の改善を得た.胃蜂窩織炎に胃粘膜切開ドレナージは有効な治療方法の1つと考えられた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (16428K) -
坂田 資尚, 岩切 龍一, 綱田 誠司, 吉川 敦, 大谷 響, 下田 良, 坂田 祐之, 山口 加奈子, 藤瀬 剛弘, 大塚 隆生, 中房 ...2006 年 48 巻 12 号 p. 2780-2785
発行日: 2006/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー症例は65歳男性.主訴は腹痛と血便.Crohn病で小腸からの大量出血をきたし止血目的に広範囲小腸切除を行った.術後早期にグルタミンを含んだ経腸栄養を中心静脈栄養と併用することで,短腸症候群を回避することが可能であった.Crohn病の大量出血は稀であるが,外科切除が行われることが多く,術後の短腸症候群が問題となる.今回の経験では,グルタミンが術後の残存腸管の代償能を促進させるのに有効であった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (11769K) -
中尾 健太郎継, 角田 明良, 鈴木 直人, 山崎 勝雄, 成田 和広, 樺沢 由博, 松村 光芳, 草野 満夫, 竹内 義明, 井廻 道夫2006 年 48 巻 12 号 p. 2786-2791
発行日: 2006/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー症例は33歳女性.18歳時潰瘍性大腸炎(以下UC)と診断された,今回の主訴は腹痛,関節痛であり,ステロイドによる点滴静注療法に奏効しないため白血球除去(LCAP)療法を施行した.LCAP療法5回終了後,治療前に認めた下掘れの潰瘍が著明に改善し,腹痛と関節痛も消失した.一般に下掘れ潰瘍を伴うUCに対し顆粒球除去(GCAP)療法は効果が弱いと報告があるが,下掘れの潰瘍を伴うUCに対し,LCAP療法は著明な改善効果を示した.LCAP療法は下掘れ潰瘍を伴うUC治療の一つの選択肢になると考えられた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (10902K) -
齋田 真, 井上 雄志, 篠原 知明, 手塚 徹, 大坪 毅人, 小熊 英俊, 吉利 賢治, 西川 俊郎, 山本 雅一, 大井 至, 高崎 ...2006 年 48 巻 12 号 p. 2792-2798
発行日: 2006/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー症例は37歳男性.肛門違和感を主訴に近医受診,大腸内視鏡検査にて直腸粘膜下腫瘍が認められたため,当院紹介となった.直腸診では12時方向に母指頭大の硬結を触知した.大腸内視鏡検査では歯状線より約2cmの直腸前壁に,正常粘膜に覆われた約2cmの粘膜下腫瘍を認めた.超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診(EUS-FNA)を施行,免疫組織学的検索にてKIT陽性GISTと診断,手術を施行した.超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診(EUS-FNA)は粘膜下腫瘍の確定診断を得るための有用な検査と考えられた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (13228K) -
野村 栄樹, 高木 承, 志賀 永嗣, 今井 豪, 相澤 宏樹, 松村 吉史, 角田 洋一, 阿部 浩子, 高橋 成一, 木内 喜孝, 下瀬 ...2006 年 48 巻 12 号 p. 2799-2805
発行日: 2006/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー症例は39歳男性.23歳時にクローン病と診断,35歳時に繰り返す肛門病変増悪に対して双孔式S状結腸瘻を造設されている.その後,肛門部痛,残便感があり内視鏡検査,注腸造影を施行したところ,肛門狭窄と残存直腸内に7cm大の糞石を2個認めた.45mm径のオリンパス社製ジャンボスネアと電気水圧衝撃波を用いて破砕し,糞石を除去した.糞石は通常の糞便が濃縮,硬化したものであった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (11075K) -
今川 敦, 藤木 茂篤, 藤本 剛, 永原 照也, 平良 明彦, 柘野 浩史, 河原 祥朗, 竹中 龍太, 岡田 裕之, 白鳥 康史2006 年 48 巻 12 号 p. 2806-2811
発行日: 2006/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー【目的】安全で確実な内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を目指し,ミントオイル散布法および酢酸散布法を導入し,その使用経験をまとめた.【方法】ESD治療直前にミントオイルを散布し,蠕動抑制効果を評価した.1.5%酢酸散布を散布し,病変境界診断の有用性を評価した.さらに酢酸散布法による効果をその背景粘膜,病変の性状,部位,肉眼型にて検討した.【結果】2005年7月～2006年1月の問に40症例49病変に対し胃ESDを施行した.そのうちミントオイル散布法を合併症のある症例を中心に31症例に使用.全例で抗コリン剤を追加投与なく手技が完遂可能であった.また酢酸散布法は全症例49病変に使用し26病変(53%)に対し境界診断に有用であったが,いずれの検討項目でも有意な差を認めなかった.【結論】ESD術前精査においてミントオイル散布法および酢酸散布法はともに簡便かつ有用と思われた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (8276K) -
奥脇 裕介, 木田 光広2006 年 48 巻 12 号 p. 2812-2813
発行日: 2006/12/20
公開日: 2011/05/09
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進士 明宏, 武川 建二, 高山 真理2006 年 48 巻 12 号 p. 2814-2815
発行日: 2006/12/20
公開日: 2011/05/09
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伊佐山 浩通, 中井 陽介, 辻野 武, 川邊 隆夫, 小俣 政男2006 年 48 巻 12 号 p. 2816-2827
発行日: 2006/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー胆道ステンティングは,胆管閉塞に起因する病態改善のために施行され,胆膵内視鏡治療の基本である.胆管炎症例に対しては緊急の胆管ステンティングが必要であり,外瘻(ENBD)が良いのか内瘻(Plastic stent)がよいのか,結論は付いていない.Randomized studyでは両者に差はなく,施設ごと,症例ごとの選択となっている.非切除の悪性胆道閉塞症例では,低侵襲な手技と,合併症が少なく,患者死亡まで開存しているステントが理想である.このような観点から,内視鏡的手技が選択され,PlasticstentからMetallic stentへとステントの主流が変遷してきている.中下部胆管閉塞症例ではUncovered metallic stentよりもCovered metallic stentの方が成績良好であることが示され,一定の結論が得られつつある.しかし,肝門部胆管閉塞ではエビデンスが少なく,選択すべき手技(経皮か内視鏡か),ドレナージ領域(片葉か両葉か),ステント(Plastic stentかuncovered metallic stentか)は混沌としている.現在のコンセンサスを中心に手技,ステントの選択のポイントと注意点,コツについて解説した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (20483K) -
責任者：大井 至苅部 豊彦, 井上 雄志2006 年 48 巻 12 号 p. 2828-2831
発行日: 2006年
公開日: 2024/01/29
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2006 年 48 巻 12 号 p. 2838-2841
発行日: 2006/12/20
公開日: 2011/05/09
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