巻号一覧
49 巻, 8 号
選択された号の論文の15件中1～15を表示しています
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永野 哲司, 坪倉 操1996 年 49 巻 8 号 p. 509-515
発行日: 1996/08/20
公開日: 2011/06/17
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福井 英彦, 末吉 益雄, 内藤 慎吾, 宇田 庸子, 塚本 定三1996 年 49 巻 8 号 p. 517-522
発行日: 1996/08/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー1991～1993年に滋賀県下7子牛飼育牧場で散発・死亡した3～40日齢の子牛7頭の腸管接着微絨毛消滅性大腸菌 (attaching and effacingEscherichia coli, AEEC) 感染例を病理・細菌学的に検索した.下痢がみられたのは7例中5例であったが, 全例の結腸粘膜面に大腸菌が接着し, 微絨毛破壊・消滅病変が認められた.分離大腸菌はすべてeae遺伝子を持ちVT1型ベロトキシンを産生し, 血清型はO26: H11 (4例), O118: H16 (2例), O103: H2 (1例) に属した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (3765K) -
阿部 成章, 立花 智, 渡辺 卓俊, 溝井 茂1996 年 49 巻 8 号 p. 523-527
発行日: 1996/08/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー過去13年間の豚Actinobacillus pleuropneumoniae (APP) 感染症例からの分離菌の血清型を調べ, 1993～1994年にと畜場搬入豚の肺炎病巣からのAPP分離と農場飼養豚のCF抗体を検査した.多くの例では数種の細菌が複合感染し, 豚繁殖・呼吸障害症候群ウイルス抗体陽性例も認められた.1988年以前の分離菌はすべて2型菌であったが, 1989年には5型, 1994年には1および7型菌が検出され, と畜場分離菌はすべて2型菌であった.7型菌による延髄髄膜炎や2型菌による疣贅性心内膜炎と関節炎の併発例がみられた.APPの薬剤耐性化の進行が認められ, 1および7型菌ではプラスミドが検出された.農場のCF抗体調査では, 多くは2型抗体陽性であったが, 1, 5および7型抗体陽性例も認められた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (677K) -
福安 嗣昭, 齊藤 慶子, 芦田 浮美1996 年 49 巻 8 号 p. 528-532
発行日: 1996/08/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー1989～1995年に豚胸膜肺炎材料から分離された.Actinobacillus pleuropneumoniae1, 441菌株の血清型別と薬剤感受性試験を実施した.分離菌は2型菌52.5%, 1型菌36.3%, 5型菌6.2%, 7, 8型菌1.5%, 3型菌M%, 12, 9型菌がそれぞれ0.5%と0.1%であった.1990年と1991年には, 1型菌の分離頻度が高く, 2型菌は著しく少なかった. 分離1, 441菌株中915菌株 (63.5%) は薬剤耐性菌で, 1, 3, 5, 7型菌の薬剤耐性率は80%以上であったが, 2型菌と8型菌の薬剤耐性率は低くそれぞれ44.6%および61.9%と低率であった.感受性薬剤はAmpicillin (ABPC), Penicillin G (PCG), Tetracycline (TC), Oxytetracycline (OTC), Thiamphenicol (TP), Chloramphenicol (CP) およびColistin (CL)(MIC値:<0.78μg/ml), ついでStreptomycin (SM), Fradiomycin (FM), Kanamycin (KM), Sulfadimethoxine (SDMX), Salfisoxazole (SIX), Kitasamycin (LM), Erythromycin (EM) およびNovobiocin (NB) などであった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (5658K) -
高畠 俊弘, 武井 正和, 加藤 正博, 清水 高正1996 年 49 巻 8 号 p. 533-535
発行日: 1996/08/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリーSPF鶏各11羽にMycoplasma galliseptioum (MG) またはM. synoviae (MS) を接種後, 10週間にわたってDot免疫結合 (DIB) 試験法と急速凝集反応で血中抗体を測定した.MGまたはMS接種鶏では, いずれの方法でも同種抗原に対しては高い抗体陽性率が得られた.異種抗原に対しては急速凝集反応では接種後早期から中期において非特異反応が認められたが, DIB法では非特異反応は認められなかった.非接種鶏では, いずれの方法でも血中抗体は陰性であった.100倍希釈した血清を供試する時, DIB法と急速凝集反応による成績はMG抗原に対しては86%, およびMS抗原に対しては92%の一致率を示した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (455K) -
1996 年 49 巻 8 号 p. 536-546
発行日: 1996/08/20
公開日: 2011/06/17
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真田 直子, 真田 靖幸1996 年 49 巻 8 号 p. 551-555
発行日: 1996/08/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー全身性の羽毛異常を主訴として来院した3羽のコバタンについて, 臨床観察を行い, 異常羽毛を組織学的に検査した.羽毛の広範囲な形成不全, 変色, 黒色色素沈着, 脱落がみられ, ときに粉羽微粉末の減少, および嘴と爪の過長が認められた.組織学的には羽上皮の変性・壊死, 滲出性, 時に肉芽腫性の羽髄炎がみられた.羽上皮細胞には核内封入体, 羽上皮および羽髄内マクロファージには細胞質内封入体が認められ, 臨床症状とあわせて「オウム類嘴-羽毛病」と診断した.プロパゲルマニウム剤の経口投与により, 一時的に症状は緩和した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (10495K) -
小坂 俊文, 前田 孝之, 中田 陽子, 桑原 正人, 田中 茂男, 荒木 誠一1996 年 49 巻 8 号 p. 556-559
発行日: 1996/08/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー活性卵白成分 (1g/kg/日) を犬 (ビーグル種5～7歳, 7.5～13.8kg) 12頭に1日 (6頭) あるいは7日間連続経口投与し, 末梢血好中球・マクロファージの機能を化学発光 (CL) により検討した.投与終了後5日まで好中球活性は投与前に比べて高値を示し, 1日投与群では投与後4日に約2.5倍, 7回投与群では投与終了後3～4日に約3倍の値を示した.マクロファージ活性は1日投与群では投与翌日に約5.5倍のCL値を示したのに対して, 7日連続投与群では投与終了後1～2日に若干低下した後, 3日で投与前の約4倍を示した.両投与群とも白血球数および白血球百分率にほとんど変化は認められなかった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (505K) -
宮本 忠, 八村 寿恵, 野口 道修, 網本 昭輝1996 年 49 巻 8 号 p. 560-562
発行日: 1996/08/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー元気・食欲消失を主訴に来院した日本猫 (雄, 年齢不詳, 体重5.4kg) を検査したところ, 可視粘膜の蒼白および著明な肝脾腫がみられ, 血液検査では, さまざまな成熟段階の多数の赤芽球の出現をともなう重度の貧血が認められた.本症例は, 来院後5日で死亡した.骨髄では各成熟段階の赤芽球が多数認められ, 骨髄異形成症候群-赤芽球系 (MDS-Er) と診断された.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (5347K) -
日高 勇一, 町田 登, 中村 孝, 桐生 啓治, 宮崎 学1996 年 49 巻 8 号 p. 563-565
発行日: 1996/08/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー犬ジステンパー (CD) に罹患したニホンアナグマ (Meles meles anakuma) 1例を病理学的に検索した.肉眼的には, 肺および胃腸管粘膜の発赤と肉球の硬化が, 病理組織学的には, 気管支間質性肺炎, カタール性胃腸炎, 非化膿性髄膜脳炎および化膿性表皮炎が認められ, 多くの臓器の上皮系細胞, リンパ系器官におけるリンパ球と細網細胞, および大脳の神経細胞に細胞質内あるいは核内封入体が検出された.免疫組織学的検索ではこれらの細胞にCDウイルス抗原が証明された.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (3591K) -
小野 一晃, 正木 宏幸, 徳丸 雅一1996 年 49 巻 8 号 p. 569-573
発行日: 1996/08/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリーCampylobacter jejuniのエンドトキシンと発熱との関係を明らかにするために, 人の散発下痢症由来C. jejuni 1株と健康牛由来菌1株について, エンドトキシン産生量と兎での発熱性を検討した.各菌株をBHI brothで42℃, 7日間微好気培養後, 遠心上清を045と0.20μmフィルターでろ過した溶液は, いずれもLimulus testで106希釈までエンドトキシン陽性を示し, また兎に102希釈液の1ml/kg投与で0.6℃ 以上の発熱を起こした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (756K) -
小山田 隆, 江坂 幸敏, 工藤 上, 吉川 尭1996 年 49 巻 8 号 p. 574-578
発行日: 1996/08/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー1992年7月～1995年12月に青森県東部地域で集められた18種の淡水魚総計44, 724尾について, 日本顎口虫の幼虫寄生を検索した.ドジョウ, ナマズ, ウキゴリ, ヤマメおよびウグイの5魚種から, 第3後期幼虫計322虫体を検出した.幼虫が検出された魚種はいずれも人への感染源になり得ると思われ, 特にヤマメを含むサケ科ならびにウグイを含むコイ科魚類は, 北日本で発生している人の日本顎口虫症の感染源として重視すべきものと考えられた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (3121K) -
John W. Krebs, Tara W. Strine, Jean S. Smith, Charles E. Rupprecht, Ja ...1996 年 49 巻 8 号 p. 588-592
発行日: 1996/08/20
公開日: 2011/06/17
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小澤 義博1996 年 49 巻 8 号 p. 593-594
発行日: 1996/08/20
公開日: 2011/06/17
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小澤 義博1996 年 49 巻 8 号 p. 595-596
発行日: 1996/08/20
公開日: 2011/06/17
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