巻号一覧
47 巻, 3 号
選択された号の論文の12件中1～12を表示しています
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川本 真知子, 斎藤 美紀, 上村 俊一, 浜名 克己, 末吉 益雄1994 年47 巻3 号 p. 167-171
発行日: 1994/03/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー1990年12月から1992年3月までの間, 鹿児島県内各地から275例の先天異常子牛を収集し, そのうち中枢神経系異常が142例に達した. それらは水無脳症94例, 小脳形成不全21例, 側脳室拡張23例, 神経症状のみ4例の4群に分類された. 水無脳症子牛の多くは盲目様の動作をし, 出生は1991年2月と3月に母牛の産次は初産と2産に集中していた. 非化膿性脳炎像が多く認められその病理像はアカバネ病の脳病変に類似しており, 原因としてウイルス感染が強く疑われた. 小脳形成不全子牛は運動失調が強く早期に淘汰された. 側脳室拡張子牛は発育不良のまま長期に飼育される傾向にあった. 神経症状のみの子牛では肉眼的な病変は認められなかった. これら3群では非化膿性脳炎像は軽度で稀であり, 原因は不明であった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (3901K) -
渡辺 一博, 種市 淳, 土屋 好信, 今野 宏美, 新関 博夫, 早坂 恭二1994 年47 巻3 号 p. 172-174
発行日: 1994/03/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー18ヵ月齢のサフォーク種雌めん羊が元気消失, 食欲不振, 起立不能を示し, 牛白血病ウイルス抗体は陰性であった剖検では, 胸腺部は黄白色を呈し, 周囲リンパ節と右側第5肋骨末端部, 腎臓実質に白色～黄白色の腫瘤が認あられ, 病理組織学的には均一大のリンパ球様細胞が増殖していた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (6644K) -
安里 左知子, 仲宗根 一哉, 平安名 盛己, 金城 英企1994 年47 巻3 号 p. 175-179
発行日: 1994/03/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー母牛へのヘイレージ多給により子牛に銅 (Cu) 欠乏症が発生した牛群40頭 (A群) およびヘイレージを多給しながら発生がみられなかった2牛群 (B, C群) の163頭, 計203頭の血清Cu濃度を, ヘイレージが給与されない放牧・肥育牛 (D群) のそれと比較した. ヘイレージはB群では20ヵ月間連日給与, C群では分娩後1ヵ月以降7ヵ月間給与された. A～C群のCu濃度はD群にくらべて有意に低かった (P<0.01). C群では血清Cu濃度は給与開始後徐々に低下し, 血清Cu濃度と給与期間との間には有意な回帰性が認められた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (825K) -
稲毛 幹雄, 村上 覚史, 坂元 克弥, 工藤 博史, 諸橋 兼治, 伊藤 尚志, 三上 襄, 池田 輝雄, 鈴木 達郎1994 年47 巻3 号 p. 180-184
発行日: 1994/03/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー繁殖豚120頭を飼養する一貫経営養豚場で雄豚2頭とともに放牧されていた繁殖成績不良の雌豚10頭中1頭に前駆症状なく流産が認められた. 剖検された胎子2頭において腫大した肺全域に大小不同, 限界不明瞭の赤色斑がみられた. 病理組織学的には, 肺胞および気管支に好中球とマクロファージの著名な浸潤がみられ, 多核巨細胞が散在し, グラム陽性, 抗酸性の分枝糸状菌が認められた. 肺および心臓, さらに放牧場の土壌からNocardia asteroidesが分離された.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (5623K) -
南 三郎, 岡本 芳晴, 川村 孝治, 松橋 晧1994 年47 巻3 号 p. 185-187
発行日: 1994/03/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー2ヵ月齢の黒毛和種雌育成牛の右股関節脱臼例に対して大転子移動術による観血的整復術を実施した. 術後, 患肢の外固定は実施しなかったが再脱臼はなく, 術後1ヵ月には跛行が消失, 47日には親子放牧を再開, 6ヵ月には臨床的に正常, 体重も152kgとなった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (5075K) -
1994 年47 巻3 号 p. 188-193
発行日: 1994/03/20
公開日: 2011/06/17
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西村 由香里, 鬼頭 克也, 和藤 賢治, 木原 ゆかり, 北川 均, 佐々木 栄英, 草野 健一1994 年47 巻3 号 p. 197-201
発行日: 1994/03/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー尿中ストラバイト結晶陽性猫15例について低ミネラル特別療法食の結晶溶解と形成予防効果を検討した. 11例ではウェットフード (治療用) 給餌後に尿pHの低下とともに結晶が消失し, ドライフード (予防用) に代えた後も結晶は出現しなかった. 他の3例では結晶消失と出現を繰り返し, 最終的には消失したが, 結晶検出と尿pHの変化は平行しなかった. 不完全尿閉状態の1例ではウェットフード給餌後20日にも結晶は消失せず, 尿pHも低下しなかった. 全例とも血液検査値, 血漿無機質濃度には変化なく, 体重は増加傾向を示した. ドライフードのみを3ヵ月間給餌した4例では, 給餌に関連する臨床症状あるいは血液検査値に異常は認められなかった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (706K) -
石橋 徹, 須永 藤子, 並河 和彦, 岸川 正剛, 菅野 康則1994 年47 巻3 号 p. 202-204
発行日: 1994/03/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー沖縄県の雑種犬1頭の血液からバベシア原虫が検出され, 病犬血液を接種された摘脾雑種犬の血液塗抹標本について観察したところ, 虫体の大きさは1.24～7.15×0.88～4.40μmで, 形態学的にはB. canisと考えられた. 耐過犬の血清抗体価を間接蛍光抗体法により測定し, B. gibsoniの混合感染は否定された.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (4508K) -
1994 年47 巻3 号 p. 205-209
発行日: 1994/03/20
公開日: 2011/06/17
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佐藤 清1994 年47 巻3 号 p. 213-216
発行日: 1994/03/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー柑橘類からの防ばい剤イマザリル (IZ) とチアベンダゾ-ル (TBZ) のFID-ガスクロマトグラフィー (FID-GC) による同時検出を試みた. 従来の方法 (TBZ公定法) によってもIZとTBZは同時検出できたが, IZの回収率は低く約37%であった. FID-GC分析による改良法では, IZとTBZの回収率はそれぞれ約90%および83%であり, 両物質ともSE-30あるいはポリスルホンカラムにより検出可能で, 検出限界値は25ngであった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (390K) -
浅見 成志, 新井 芳典, 森田 幸雄, 藤田 雅弘, 松本 寿男, 中嶋 孝志, 亀田 三男, 栗原 貯1994 年47 巻3 号 p. 217-220
発行日: 1994/03/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー豚の筋肉および尿に添加したオキシテトラサイクリン (OTC), テトラサイクリン (TC), クロルテトラサイクリン (CTC) を高速液体クロマトグラフィー (HPLC) により定量した.試料をトリフルオロ酢酸で除蛋白処理後, 尿についてはさらに1-ブタノールで抽出後, 逆相カラムに載せ, 20mMリン酸2水素アンモニウム: アセトニトリル (85: 15) を移動相溶液として紫外線 (375nm) により定量した. 筋肉ではOTC84.1%, TC80.3%, CTC52.9%, 尿ではOTC83.7%, T C78.6%, CTC66.8%が回収された.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (609K) -
1994 年47 巻3 号 p. 221-225
発行日: 1994/03/20
公開日: 2011/06/17
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