1994年3月-1995年2月に調査したブロイラー処理場 (2カ所) におけるサルモネラ汚染率は, と体8.2%(12/147), 部分肉16.7%(15/90), 作業機具12.0%(3/25), および冷却水4.5%(2/44) であった. また, 成鶏処理場 (2カ所) におけるサルモネラ汚染率は, と体0%(0/54), 部分肉9.0%(8/89), 冷却水2.9%(1/35) であった. ブロイラー処理場由来分離株 (32株) の血清型は,
Salmonella Hadar (27株), S. Newport (2株), S. Sofia (2株), S. Blockley (1株), また成鶏処理場由来株 (9株) は, S. Enteritidis (3株), S. Agona (2株), S. Infantis (2株), S. Cerro (1株), S. Saintpaul (1株) で, 両処理場に共通の血清型は認められなかった. すべての分離株はSXとTMPに対して感受性で, CP, KM, CER, SM, OTCおよびABPCに対する耐性株は, それぞれ36株 (87.8%), 24株 (58.5%), 22株 (53.7%), 13株 (31.7%), 11株 (26.8%), および10株 (24.4%) であった.
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