日本獣医師会雑誌
Online ISSN : 2186-0211
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59 巻, 11 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 岩手大学農学部附属動物医学食品安全教育研究センター設立にあたって
    内藤 善久
    2006 年 59 巻 11 号 p. 705-707
    発行日: 2006/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 森山 浩光
    2006 年 59 巻 11 号 p. 709-714
    発行日: 2006/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • エキゾチックアニマルに由来する移入生物 (1)
    深瀬 徹
    2006 年 59 巻 11 号 p. 715-717
    発行日: 2006/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 帆保 誠二, 冨田 篤志, 南保 泰雄, 安斉 了
    2006 年 59 巻 11 号 p. 741-745
    発行日: 2006/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    低用量インターフェロンα (IFNα) 口腔内投与のサラブレッドにおける輸送熱予防効果について検討した.サラブレッド2歳馬90頭を, 3回投与群, 1回投与群および対照群の3群に無作為に分け, 輸送開始前にIFNα0.5IU/kg/回/日を口腔内投与した.輸送開始3日前および輸送終了直後に得た直腸温, 体重および血液検査の成績について解析した.3回投与群の輸送終了直後の直腸温および血漿フィブリノーゲン (Fbg) 濃度は, 対照群のそれらに比較して有意に低かった.また, 輸送後に臨床的な異常値を示した馬の割合の比較では, 直腸温は3回投与群が対照群に比較して有意に低く, 血漿Fbg濃度は3回投与群が対照群および1回投与群に比較して有意に低かった.これらのことから, 低用量IFNα の口腔内投与は, 輸送熱予防の一助となる可能性が示唆され, かつ輸送前に3回投与する方法がその効果は大きいことが示された
  • 猪熊 道仁, 大澤 健司, 原 茂雄, 懸田 和子, 渥美 孝雄, 渡辺 元, 田谷 一善, 三宅 陽一
    2006 年 59 巻 11 号 p. 746-749
    発行日: 2006/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    顆粒膜細胞腫に罹患した黒毛和種牛2例 (症例A: 12歳9産および症例B: 4歳2産) を内分泌学的に検索した.症例Aは罹患卵巣摘出の213日前から170日前までと9日前から摘出後10日まで, 症例Bは罹患卵巣摘出の85日前から摘出後2日まで連日頸静脈より採血し, 血漿中エストラジオール17-β, プロジェステロン, テストステロン, インヒビンおよび卵胞刺激ホルモン (FSH) 濃度をラジオイムノアッセイにより測定した.両症例とも採血期間を通して明瞭な発情徴候や異常な性行動は観察されなかった.両症例においてインヒビン濃度は高値で推移した後, 罹患卵巣摘出後に急減した.いっぽう, FSH濃度は罹患卵巣摘出後に上昇した.以上の結果から, 本症のインヒビンには生物活性があり, 血中インヒビン濃度の上昇が本症の診断に有用な所見になることが示唆された.
  • 甲斐 貴憲, 相田 洋介, 前田 泰治, 荒井 眞弓, 石本 明宏, 高橋 孝志, 津波 修, 平井 伸明, 佐藤 尚人, 松井 望
    2006 年 59 巻 11 号 p. 750-755
    発行日: 2006/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 小川 美由紀, 原 万里子, 高橋 久美, 中村 遊香, 加納 塁, 海方 忍, 冨山 隆広, 佐々木 栄英
    2006 年 59 巻 11 号 p. 757-760
    発行日: 2006/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    甲状腺機能低下症に併発した重度な犬の膿皮症に甲状腺ホルモン製剤と抗菌剤による治療を施したが, 十分に反応しなかった.そこで, タモギダケエキスを併用した結果, タモギダケエキス投与開始1週間後から皮膚の化膿病巣は改善に向かい4カ月後には完全に治癒し, 全身性の脱毛も回復した.タモギダケエキス投与後の実験犬では, 血清中のβ-Dグルカン量に変化がなかった.しかし, 好中球貪食能はルミノール反応により軽度に上昇していることが確認でき, さらにRT-PCR法により単核球におけるIL-8のmRNAの発現が増強した.以上の結果から, タモギダケエキスに含まれるβ-Dグルカンが消化管のリンパ装置でマクロフアージに取り込まれ, IL-8の発現を増強し好中球の貪食能を高めたことが, 膿皮症の治療に関与したものと考えられた
  • 浅見 成志, 伊藤 良子, 小山 孝, 武井 文子, 糸井 泰博, 信澤 敏夫, 船田 一夫
    2006 年 59 巻 11 号 p. 761-765
    発行日: 2006/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    牛の筋肉および腎臓中ペニシリン系抗生物質6剤をLC/MSで同時分析する方法を開発した.残留薬剤は, マキルベン緩衝液.(pH4.0) で抽出し, メガボンドエルートC18カラムにより精製後, 2mmol/l酢酸アンモニウムで溶解して試験溶液を調製した.これをLC/MSに注入し, アセトニトリルと2mmol/l酢酸アンモニウムを移動相とするグラジエント溶出により分離した.ペニシリン系抗生物質は, 擬分子イオンおよびフラグメントイオンをモニターイオンとしたSIM法により測定した.添加回収率は, 牛筋肉で66.7~89.3%, 牛腎臓で67.5~77.9%であり, 検出限界値は, 0.02~0.01μg/gであった.さらに微生物学的方法でアンピシリンを検出した牛腎臓を分析し, モニターイオンによりその残留を確認した.
  • 筌場 孝一, 恒松 幸二, 原田 秀昭, 上村 一弘, 石田 明, 宮坂 次郎
    2006 年 59 巻 11 号 p. 766-769
    発行日: 2006/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    平成13年の夏季に本県内でビブリオ・バルニフィカス (以下V.v) 感染症が発生し, 6月の発生から10月までに9件 (死亡4名), このうち八代保健所管内では6件 (3名死亡) の報告があり, これらの被害者はすべて肝機能障害者であった.これまで保健所行政においてV.v対策を総合的に実施研究した事例が少ないことから, 筆者らは, 八代保健所管内で実施したV.v対策に関し評価考察し, 今後の対応として (1) V.v感染症の発症探知方法の検討, (2) 総合的 (危機管理, 緊急対策, 予防対策) 対策, (3) 情報伝達 (行政, 営業者, 講演, マスメディア) の検討活用, (4) 行政, 営業者, 医師, 住民による参加型活動対策, (5) いわゆる郷土食の危害分析, (6) 海から食卓までの衛生管理 (パートナーシップ概念) 等の有用性を認めた.
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