日本薬理学雑誌
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99 巻 , 2 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 和田 博
    1992 年 99 巻 2 号 p. 63-81
    発行日: 1992/02/01
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    The histaminergic neuron system in the brain has been well-characterized in the last twenty years. This article describes the studies performed by our research groups and discusses the physiological functions of the histaminergic neurons. To demonstrate the distribution of neuronal antibodies against histidine decarboxylase (HDC), the sole enzyme responsible for histamine formation, was used, although the purification of the HDC from fetal rat liver was a difficult task. It took five years to purify the enzyme and another five years to obtain specific antibody suitable for immunohistochemistry. The cell bodies were located in the tuberomammillary nucleus of the posterior hypothalamus. The clusters of cell bodies were designated as E1-5 groups. The fibers that projected from the neurons were distributed in almost all parts of the brain, especially densely in the anterior hypothalamus. α-Fluoromethylhistidine, a specific inhibitor of HDC, is a powerful tool for reducing the neuronal histamine in the brain. Administration of α-fluoromethylhistidine led to changes in various activities of the brain such as arousal state, circadian rhythm, neuroendocrine functions, feeding behavior, body temperature, and vestibular function. These results indicate that the histaminergic neuron system regulates a wide range of physiological functions in the brain by targetting both neurons and glial cells, on which we found histamine H1 and H2 receptors. The molecular structure of the H1-receptor was also discussed.
  • 塚越 秀男, 黒沢 元博
    1992 年 99 巻 2 号 p. 83-91
    発行日: 1992/02/01
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    プロスタグランディンD2 (PGD2) 静脈内投与によるモルモット気道反応性の変化を検討した.総量10μg/kgのPGD2を静脈内に1時間持続注入すると, モルモット気道粘膜に浮腫が生じ, 併せてヒスタミン静脈内投与に対する気道平滑筋の収縮率が増加した.TXA2拮抗薬ONO-NT-126の3, 10μg/kg静脈内前投与, およびONO-NT-126の前駆物質であるONO-8809の30,100μg/kg経口前投与は, PGD2によるこれらの反応を用量依存性に抑制した.
  • 江田 兼弘, 加藤 克明, 長尾 祐二, 岡 哲雄
    1992 年 99 巻 2 号 p. 93-107
    発行日: 1992/02/01
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    抗変形性関節症作用を有する3種類の薬の作用機序について, 主として単球からのinterleukin 1 (IL-1) 遊離, 軟骨細胞におけるプロテオグリカン合成ならびに白血球における活性酸素産生に及ぼす影響について比較検討した.ヒト尿中より精製された糖タンパク質であるulinastatinは, 単球からのIL-1遊離を抑制し, またIL-1による軟骨細胞のプロテオグリカン合成能の低下を抑制した.さらに, ulinastatinは白血球における活性酸素産生を強力に抑制した.ulinastatinのこれらの作用には各種プロテアーゼに対する阻害作用が関与するものと考えられた.また, triamcinoloneは, 単球からのIL-1遊離を強力に抑制し, IL-による軟骨細胞のプロテオグリカン合成能の低下を抑制した.しかし, triamcinolone単独では, 軟骨細胞のプロテオグリカン合成能を低下させた.また, triamcinoloneは白血球における活性酸素の産生には影響を及ぼさなかった.一方, indomethacinは, 軟骨細胞のプロテオゲリカン合成能および白血球における活性酸素の産生には影響を及ぼさなかったが, 単球からのIL-1遊離をむしろ促進した.以上の結果から, 3種の薬はそれぞれ異なった作用点を有していることが明らかになった.また, これらの中でulinastatinは, 関節軟骨障害に関与する種々の因子を幅広く抑制することから, 変形性関節症治療に望ましい薬であることが示唆された.
  • 藤井 恵美子, 野本 照子
    1992 年 99 巻 2 号 p. 109-114
    発行日: 1992/02/01
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    streptozotocin (STZ, 170mg/kg, i.p.) 投与2週後の糖尿病マウスにおけるarachidonicacid (AA) 誘発呼吸抑制反応について実験した.STZ糖尿病マウスにおけるAA誘発呼吸抑制反応は, 対照マウスに比し著しく減弱した.aspirin (10~50Dng/kg, i.p.) およびOKY-046・Na (25~100mg/kg, i.v.) の前処置後, STZ糖尿病マウスではAA誘発呼吸抑制反応は増強した.OP-41483 (1~100μg/kg, i.v.) 前処置後は, STZ糖尿病マウスにおいても, 対照マウスと同様にAA誘発呼吸抑制反応は減弱した.STA2 (10μg/kg, i.v.) 前処置後は, STZ糖尿病マウスにおいても, 対照マウスと同様にAA誘発呼吸抑制反応は増強した.ONO-1078 (1~10mg/kg, i.v.) 前処置後は, STZ糖尿病マウスにおいても, 対照マウスと同様に, AA誘発呼吸抑制反応への影響はみられなかった.TMK-688 (0.01~1mg/kg, i.v.) 前処置後は, 対照マウスでAA誘発呼吸抑制反応を著しく減弱したが, STZ糖尿病マウスでの影響はみられなかった.以上の結果から, STZ糖尿病マウスにおけるAAに対する呼吸抑制反応は, 特にcyclooxygenaseやthromboxane A2 (TXA2) 合成酵素が阻害された場合に, leukotriene類が関与することが示唆された.
  • 真柳 誠, 中山 貞男, 小口 勝司
    1992 年 99 巻 2 号 p. 115-121
    発行日: 1992/02/01
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    セリ科和漢薬より8種の熱水抽出エキス (HWE) と2種のタンニン除去画分 (DTF) を調製し, ラット肝の脂質過酸化物 (LPO) 形成, およびaminopyrine N-demethylase (APD) 活性とaniline hydroxylase (ANH) 活性に対するHWEとDTFの影響をin vitroで検討した.APD活性に対し, 白正のHWEとDTFおよび茴香・前胡・当帰・川〓・防風・柴胡のHWEは抑制を示したが, 茴香のDTFによる影響は見られなかった.ANH活性に対し, 白〓・茴香のHWEとDTF, および防風・前胡・北沙参・当帰のHWEが抑制を示した、LPO形成に対し, 前胡・白〓・川〓のHWEは抑制を示したが, 柴胡・茴香・防風・北沙参のHWEは促進を示した.茴香のDTFの結果より, APD活性とANH活性に対し作用を及ぼした茴香の成分は異なっていることが示唆された.白正はAPD活性とANH活性に対し著明な抑制作用を示したことから, invivoにおいても薬物代謝酵素活性に影響を与える可能性が考えられた.
  • 1992 年 99 巻 2 号 p. b1-b24
    発行日: 1992/02/01
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
  • 1992 年 99 巻 2 号 p. b25-b49
    発行日: 1992/02/01
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
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