日本薬理学雑誌
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73 巻, 4 号
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  • 東海林 徹, 只野 武, 木皿 憲佐
    1977 年 73 巻 4 号 p. 371-378
    発行日: 1977年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    Metaraminol(MA)とRo-4-4602およびsalineとRo4-4602前処理マウスにL-Dopaを投与し,L-Dopaの自発運動量に対する影響を比較検討し,次の成績が得られた.1)MAによる無動症に対しては,L-Dopaはマウス自発運動量を回復させ,L-Dopa 100mg/kg以上では自発運動量の増加が認められた.しかし,saline前処理マウスにL-Dopaを投与した場合には400mg/kg以上の用量を用いないと自発運動量の増加は認められなかった.この場合MAの投与用量が大である程,L-Dopaの自発運動量の増加は著明であった.また,MA前処理群にL-Dopaを投与した場合にはsaline前処理群に於るより自発運動量のピーク時間は早く出現した.2)MAおよびsaline前処理マウスにL-Dopaを投与し脳内アミンを検討すると,dopamineには両者間に有意な変動は認められなかった.1)および2)の結果は,MAによるL-Dopaの自発運動量充進作用の強化には申枢神経内でのcatecholamineのsupersensitivityが関与する可能性が考えられる.3)Ro4-4602とL-Dopaを投与後MAを投与するとL-Dopaは自発運動に影響を与えない用量でMAの第一相目の自発運動量増加作用を増強した.
  • 山口 東
    1977 年 73 巻 4 号 p. 379-399
    発行日: 1977年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    ラットadjuvant関節炎モデルを用いて抗炎症効果を評価する際に,その指標として局所の炎症反応と共に,炎症の進展に伴って現われる種々の全身性反応を用いる意義について検討し,次に結果を得た.1)局所の炎症反応は慢性炎症に有効な薬物(drugs eflbctive for chronic infiammatory disease, DECI)により強く抑制されたが,また塩基性抗炎症薬,tranquilizers,利尿薬,毒物あるいはcounter irritantによっても軽度ではあるが抑制された.2)albuminおよびserum turbidityの減少,あるいはserum lysozyme activityおよびtotal Polysaccharide protein ratioの増加に対する改善作用はDECIでのみ明らかであった.3)total serum polysaccharideおよびmucoprotein polysaccharideの増加に対する抑制作用はDECIで明らかであったが,counter irritantによっても認められた.4)赤血球沈降速度の亢進に対する改善作用はDECIで明らかであったが,またcounter irritantおよび毒物によっても認められた.しかし,このような全身性反応に対する改善作用は,塩基性抗炎症薬および抗炎症作用以外の薬理作用を介して抗炎症効果を示す薬物にはみられなかった.5)hemoglobin,hematocrit,血清銅,鉄,euglobulin clot lysis timeおよび臓器重量の変化は,DECIによってさえも一様には改善されなかった.以上の結果より,DECIの評価のための最も鋭敏かつ信頼すべき全身性parameterは,血清albumin,turbidity,lysozyme activityおよびtotal polysaccharide protein ratioである.それ故,局所性反応に加うるにこれらの全身性反応を指標として測定することは,DECIの効果判定をより的確なものにすると共に,薬物の作用態度ないしは性質を推測するのに役立ちうるものと思われる.
  • (1)β-遮断薬の作用
    飯塚 宏美, 仲川 義人, 松原 一誠, 今井 昭一, 柳田 知司
    1977 年 73 巻 4 号 p. 401-409
    発行日: 1977年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    新しいβ-遮断薬であるKö 1400およびtiprenololの経口投与によるβ-遮断作用について,無麻酔ラットおよびイヌでisoprotercnolの降圧作用,心拍数増加作用を指標にして観察し,propranololと比較した.ラットおよびイヌの血圧はcatheter留置法により,イヌの心拍数はcardiotachometcrにより測定した.安静時のラット平均血圧は116mmHgであり,イヌの平均血圧は93mmHgであった.安静時のイヌ平均心拍数は99beats/minであった.Kö1400,tiprenololおよびpropranololは2mg/kgおよびそれ以上で,isoproterenol 0.5μg/kgの降圧および頻脈作用を著明に抑制した.β-遮断作用の強さはtiprenolol>Kö 1400>propranolol(Prop)の順であった.Tiprcnololの薬理学的半減期はPropより長かったが,Kö 1400のそれはPropより短かった.用いた3種のβ-遮断薬いずれにも作用の選択性は認められなかった.以上の無麻酔動物における結果は,モルモットの摘出心房及び気管平滑筋標本での成績と一致した.
  • 仲川 義人, 武田 敬介, 片野 由美, 塚田 徳昌, 松原 一誠, 桜井 浩, 今井 昭一, 大鳥居 健
    1977 年 73 巻 4 号 p. 411-421
    発行日: 1977年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    新しいβ遮断薬dl-1-(tert. butylamino)-3-[(2-propinyloxy)phenoxy]-2-propanol hydrochloride (Kö 1400)の冠循環,心機能,心筋エネルギー代謝および末梢血管に対する作用について検討した.その結果,Kö 1400は心臓に対し陽性変力作用,陽性変時作用を示すが,冠血流はやや減少の傾向を示す事がわかった.心筋酸素消費はKö 1400投与後,多少増加を示すので,冠血流の減少は冠血管に対する直接の収縮作用を示唆するものである.心筋酸化還元電位(ΔEh)はKö 1400によって陽性化の傾向を示した.又,遊離脂肪酸(FFA)のuptakeは増加の傾向を示した.心臓でのβ遮断効果はpropranolo1の約2~3倍強く,Kö 1400 0.3~1mgでnoradrenaline 3μg, adrenaline 3μg, isoproterenol 0.3μgの心臓作用を完全に遮断した.イヌ後肢の定圧灌流標本ではKö 1400(100μg~1mg)で一過性の血管拡張につづく持続的な血管収縮作用が認められた.収縮作用はKö 1400の反復投与により消失した.一方,血管拡張作用はββ遮断薬を投与しても抑制されなかった.
  • 野村 彰
    1977 年 73 巻 4 号 p. 423-435
    発行日: 1977年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    Anilineのベンゼン核およびアミン部に各種置換基を導入した諸種誘導体を用い,マウスにおいて,1回腹腔内投与ないし1日1回3日連続腹腔内投与によるsulfhemoglobin (SHb)形成ならびにmethemoglobin (MHb)形成作用を検索した.Aniline, 2-methylaniline, 3-methylaniline, 4-methylaniline, 3-trifluoromethylaniline(3-TFMA), 4-trifluoromethylaniline(4-TFMA), 2, 3-dichloroaniline, 2-aminophenol, acetanilide (AA), 2-hydroxyacetanilide, N-methylanihne (NMA), N, N-dimethylaniline(NDMA), N-ethylaniline(NEA)およびN, N-diethylanilineは,1回投与により,MHb形成を示すが,2,3-dimethylaniline,2-trinuoro-methylaniline,2,6-dichloroaniline,3-aminophenol,4-aminophenol,3-hydroxyacetanilide(3-HAA),4-hydroxyacetanilide(4-HAA),2-aminobcnzoic acid,3-aminobenzoic acid,4-aminobenzoic acidおよび4-chloro-2-aminobenzoic acidは,明白なMHb形成作用を発現しなかった.これら化合物のうち,3-TFMA,4-TFMAおよびNMAは,投与24時間以降遅発性のSHb形成作用を招来した.これら化合物のSHb形成作用は,3回投与によって一層顕著となり,さらに,1回投与時SHb形成の明確でなかった.AA,3-HAA,4-HAA,NDMAおよびNEAも,3回投与によりSHb形成作用を発現した.上記成績から,化学構造とSHbおよびMHb形成作用との相関性,すなわち,anilineの異常血色素形成能におよぼす核ならびにアミン部の化学的修飾による影響について考察した.
  • 土屋 俊郎, 福島 英明
    1977 年 73 巻 4 号 p. 437-447
    発行日: 1977年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    慢性電極植込みネコを用いて,睡眠-覚醒周期に対するID-690〔5-(o-chloropheny1)-1-methyl-7-nitro-1, 3-dihydro-2H-1, 4-benzodiazepin-2-one〕およびnitrazepamの作用を検討した.ID-690およびnitrazcpamは全記録時間における覚醒期を増加し,徐波睡眠期および逆説睡眠期を減少した.さらに逆説睡眠期の出現を遅延し,出現数を低用量(0.03mg/kg)で増加し,高用量(ID-690 0.3mg/kg以上,nitrazepam 1mg/kg以上)で減少した.ID-690の覚醒期,徐波睡眠期および逆説睡眠期に対する影響は,いずれも0.3mg/kg以上の投与量で認められたが,nitrazepamの逆説睡眠期に対する影響は0.1mg/kg以上の投与量で認められ,一方覚醒期および徐波睡眠期に対する影響は1mg/kg以上の投与量で認められた.すなわち,nitrazcpamの覚醒期に影響をおよぼす投与量と逆説睡眠期に影響を示す投与量は異っていたが,ID-690は覚醒期と逆説睡眠期に同じ投与量から影響を及ぼした.さらに,今回検討した2つのbenzodiazepine系化合物は逆説睡眠期に対して投与量によって異なる促進的および抑制的な2つの作用を示すことが明らかになった.
  • 阿万 修二
    1977 年 73 巻 4 号 p. 449-456
    発行日: 1977年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    家兎肝mitochondria MAOに対するsodium cholateの影響を酵素化学的に検討した.Tyramine,benzylamineを基質とした場合,1mM sodium cholateは家兎肝MAO活性にほとんど影響を与えなかったが,その濃度が高くなるにつれ著明な阻害が認められ,50mMでMAO活性は完全に阻害された.しかし,家兎血清MAOに対しsodium cholateはなんらの影響も示さなかった.Tyramineを基質とした場合,sodium cholateはpH曲線,pS曲線になんらの影響も与えなかったが,benzylamineを基質とした場合,対照の場合には認められなかった高濃度基質による阻害が認められた.50mM sodium cholate添加により完全に失活したMAO活性は透析後tyramine基質の場合は約55%の,benzylamine基質の場合は約25%の回復が認められた.種々濃度のsodium cholateで処理した上清,沈殿の各分画のMAO活性は,sodium cholateの濃度が増加するにつれ,上清分画の活性は増加し,これに反し沈殿分画のそれは低下した.Tyramineを基質とした場合,50mM sodium cholate添加で上清分画,沈殿分画のMAO活性はそれぞれ全体の50%であったが,benzylamineを基質とした場合のそれらは約35%,65%であった.Mitochondria分画とsodium cholate処理による上清分画と沈殿分画に於けるMAOの基質特異性を比較検討した.家兎肝mitochondria MAOはtyramineを基質とした場合高活性を示し,serotoninを基質とした場合は低活性を示した.50mM sodium cholateで処理した場合,上清分画および沈殿分画に於てはmitochondria分画とほとんど同様の基質特異性を示した.しかしながら,2.5mM sodium cholateで処理した沈殿分画ではserotonin,tryptamineでmitochondria分画に比較して活性の増加が認められた.これらの結果は,mitochondria内に複数のMAOが存在し,またその局在性も相違していることを示唆している.
  • 板谷 公和, 清永 城右, 石川 宗義, 水田 和孝
    1977 年 73 巻 4 号 p. 457-463
    発行日: 1977年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    γ-Oryzanolの抗ストレス潰瘍作用と血清gastrin,11-OHCS,胃液分泌などの日内変動との関係について検討を加えた.γ-Oryzanolには血清gastrinの低下作用,血清11-OHCSの上昇作用,および胃液分泌抑制作用が認められた.これらの作用はいずれも日内変動が存在し,前報のγ-Oryzaolの抗ストレス潰瘍作用と比較すると,血清gastrin低下作用,および胃液分泌の抑制作用が,抗ストレス潰瘍作用と同様,夜間から早朝に著明であった.しかもこれらの作用発現に,γ-Oryzanolの脳内カテコールアミン増量作用の関与する可能性が示唆された.
  • 笹島 道忠, 樽本 保男, 相原 弘和, 田中 吉春, 斎藤 修司, 阪川 隆司, 徳永 友喜子, 細谷 英吉
    1977 年 73 巻 4 号 p. 465-477
    発行日: 1977年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    20頭の雄性ビーグル犬を用い,phenobarbital-Na(PB)とchlorphenesin carbamate(CPC)の身体依存性形成について検討した.6週間経口投薬の後,1週間の休薬期,さらに4週投薬の後1週間の薬物交叉期をおき,体重,摂食量,禁断症状の観察等をおこなった.その結果,PB群は休薬期,薬物交叉期いずれにおいても著明な異常症状,体重減少を示し,時には死亡する例さえあったが,PBと同様の鎮静作用を示す量のCPC群ではこれらの症状は全く認められなかった.この成績からCPCには身体依存性形成能(physical dependence liability)が無いことが推定された.
  • 渡辺 繁紀, 荒木 博陽, 川崎 博巳, 植木 昭和
    1977 年 73 巻 4 号 p. 479-496
    発行日: 1977年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    慢性電極植込みウサギを用い,無麻酔の状態でchlorphcncsin carbamateの十二指腸内投与時の脳波作用をchlormezanone,mcthocarbamolと比較検討した.Chlorphenesin carbamateは自発脳波に対して,皮質および扁桃核では高電圧徐波,海馬ではθ波の脱同期化をおこし,脳波はいわゆる傾眠パターンとなる.Chlormezanoneも同様に自発脳波を傾眠パターン化するが,その作用はchlorphenesin carbamateよりもはるかに強力であった.Methocarbamolは自発脳波に対してほとんど変化を示さなかった.また,chlorphenesin carbamateでは動物は行動上,軽度の鎮静と著明な筋弛緩をおこすのに対して,chlormezanoneは,ごく軽度の筋弛緩をおこすだけであり,methocarbamolは全く筋弛緩を示さなかった.ChlorPhenesin carbamateは音刺激および中脳網様体,視床内側中心核,後部視床下部の電気刺激による脳波覚醒反応を軽度に抑制した.Chlormezanoncはこれらの反応を著明に抑制し,覚醒閾値の上昇をおこし,中脳網様体刺激による反応の抑制は軽度であった.Methocarbamolはいずれの覚醒反応に対してもほとんど作用を示さなかった.閃光刺激によって後頭葉皮質に誘発される電位(photic driving response)には,3薬物ともほとんど影響を示さなかった.視床内側中心核刺激による漸増反応はchlorphenesin carbamate,chlormezanoneによってごく軽度に抑制されたが,methocarbamolでは全く影響きれなかった.海馬の電気刺激による後発射はchlorphenesin carbamateおよびchlormezanoneによって著明に抑制されたが,扁桃核刺激による後発射の抑制は軽度であった.しかし,methocarbamolは,これらの後発射に対してほとんど作用を示さなかった.以上,ウサギの脳波に対する作用は3薬物中,chlormezanoneが最も強力で,ついでchlorphenesin carbamateであり,methocarbamolが最も弱かった.しかし行動上の作用は,chlorphenesin carbamateが最も強力であり,脳波作用よりも行動上の変化がより敏感に現われた.
  • 山田 健二, 相澤 義雄
    1977 年 73 巻 4 号 p. 497-500
    発行日: 1977年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    ラットの背部に植込んだcotton pellet中にprostaglandin E2あるいはFを連続投与した時のgranuloma内リン脂質代謝について研究した.Prostaglandin E2を3~10日間にわたって投与するとgranulomaの湿重量は日を追って増加した.この時granuloma内リン脂質の含量は対照群に比べ3~5日で増加したが7~10日では対照群と同じであった.32P-正リン酸のgranuloma内リン脂質への取り込みではprostaglandin E2の連続投与3日目のgranuloma内phosphatidylchdine分画へは対照の6.41倍も取り込みが増加していたが,5日,7日,10日と取り込みは除々に減少するが対照より高値を保っていた.またphosphatidy-1ethanolamine分画への取り込みは3~10日では対照より高い取り込みを示したがphosphati-dylocholineほどではなかった.Prostaglandin Fの連続投与ではphosphatidylcholine分画において3日目でやや高い取り込みを示したが5~10日では対照群と同じであった.しかしphosphatidylethanolalnine分画では3日目で2.4倍の取り込みを示し5~10日では対照群とほとんど同じであった.すなわちprostaglandin E2とprostaglandin Fのgranuloma内リン脂質代謝充進作用に多少異なった点が認められた.
  • 上田 元彦, 松村 彰一, 松田 三郎, 川上 勝, 森茂 栄一, 宇野 攻, 武田 寛
    1977 年 73 巻 4 号 p. 501-516
    発行日: 1977年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    1.迷走神経切除・麻酔ビーグル犬において,dobutamine(DOB)は用量作用関係をもって右心室収縮力増大作用を示し,その作用強度はisoproterenol(Iso)の1/115,norepine-phrine(NE)の1/15,dopamine(DA)の2.8倍であった.DOBは心収縮力増大作用に応じ腕頭動脈血流を増加したが,心拍数および血圧におよぼす影響は他のcatecholamineに比べて軽度であった.2.DOBの心収縮力増大作用はphenoxybenzamineの前処置によって軽度に抑制されたのみであったが,propranololの前処置によってほとんど消失した.DOBの心収縮力増大作用はIso同様に心筋のβ受容体刺激作用に基くものと考えられる.3.電気駆動(12beats/min)したネコ摘出乳頭筋における収縮張力増大作用はIso>NE>epinephrine(Epi)>DOB>DAの順であり,それぞれの作用強度は17,3,2.5,1,<1であった.DOBの自動能誘発作用はIso,Epi,NEに比べて極めて弱く,DAの作用に比べても軽度であった.4.左冠動脈前下行枝を結紮したビーグル犬を用いて,結紮2~6時間後と48時間後にわたってDOB,Iso,NEおよびDAの不整脈誘発作用を検討したが,DOBの不整脈誘発作用は他のcatech・1amineに比較して軽度であった.5.DOBは心拍数および血圧に対する作用が弱く,不整脈誘発作用の軽微な強心薬として急性心不全,shock時の治療にその有効性が期待される.
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