日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
72 巻 , 10 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 佐野 量造
    1975 年 72 巻 10 号 p. 1231-1239
    発行日: 1975年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
  • 服部 俊男
    1975 年 72 巻 10 号 p. 1240-1251
    発行日: 1975年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    拘束潰瘍の成因の一つである血管攣縮について雄性ウィスター系ラットを用いて, 水浸拘束, 薬物投与, 阻害剤併用並びに視床下部後部電気刺激を行い血管攣縮の形態像として認められている周核空胞 (竹内)の出現状態を検索し, さらに胃筋電図について検索を行い, 次の結果を得た.
    1) 水浸拘束後すべての胃粘膜に出血あるいはびらん性変化を認め, 周核空胞の出現率も高かつた. このことから出血あるいはびらん性変化の粘膜病変は血管攣縮に起因することが大きい.
    2) 周核空胞の消長は noradrenaline 投与にて, 1分より上昇し, 5分で最高値に達し, 60分後には対照群の値に復することより, 周核空胞の出現は血管攣縮の結果であり, そのことは可逆性のものと考えられる.
    3) acetylcoline 投与では胃筋電図で胃平滑筋の spasmus が認められるにも拘らず血管攣縮としての周核空胞の出現率は低い.
    4) α-Receptor の阻害剤である phenoxybenzamine を前記に併用した群では noradrenaline 群も水浸拘束群も胃粘膜に変化なく, 周核空胞の出現率も低値であつた. このことは拘束と血管攣縮との間に catecholamineの介在することを意味しているものと思われる.
    5) 視床下部後部電気刺激群では刺激後胃粘膜の出血は40%にみら治, 周核空胞の出現率も高値を示した. このことは交感神経中枢の刺激により, 血管攣縮と胃粘膜の変化をもたらすものと思われる.
  • 小西 文雄, 斉藤 英昭, 浅野 哲
    1975 年 72 巻 10 号 p. 1252-1256
    発行日: 1975年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
  • 田畑 育男
    1975 年 72 巻 10 号 p. 1257-1269
    発行日: 1975年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    1974年12月までに994例の内視鏡的膵胆管造影を施行したが, 膵癌の膵管像に関し検討を加えた.
    剖検または手術により確認した膵癌63例中54例に膵管造影が可能であつたが, これら膵癌の主膵管像は閉塞型(61%), 狭窄型(31%), 混合型(6%), その他 (2%) であつた. 閉塞型の断端像は筆尖状(17%), 鋸歯状(58%), 匙状(22%), 棒状 (3%) であり, 狭窄型の狭窄部辺縁像は鋸歯状(80%), 非鋸歯状 (20%) であつた.
    膵癌と慢性膵炎その他膵疾患との膵管像よりみた鑑別点にも検討を加えた.
  • 三重野 寛治, 埜口 武夫, 山川 達郎
    1975 年 72 巻 10 号 p. 1270-1276
    発行日: 1975年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    対照43例の総胆管切開患者に術後T-tube 瘻孔を介して行う術後胆道鏡いわゆる Post-operative choledochoscopy (以下POC) の110回の使用経験からその成績を分析し臨床的意義について検討した. 本法は直視下選択的胆管造影法 (Selective cholangiography under direct visual control) により従来の術後 T-tube 造影の欠点を補うことができると共に遺残結石や肝内結石に対しては非手術的に結石摘出が可能であることから, 胆道外科における補助診断と治療に直結する手段として有用性の高い検索方法であると考えられた.
  • 島田 馨, 稲松 孝思, 山城 守也, 金沢 暁太郎, 中山 夏太郎, 橋本 肇, 野呂 俊夫, 日野 恭徳
    1975 年 72 巻 10 号 p. 1277-1281
    発行日: 1975年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    胆道疾患の手術時に胆嚢穿刺で得た胆汁40検体中, 30検体が有菌胆汁であり, うち17検体からは好気性菌が, 13検体からは好気性菌と嫌気性菌とが培養された. 胆汁分離菌は大腸菌が25株ともつとも多く, Klebsiella-Enterobacter の20株がこれについでいた. 嫌気性菌のなかでもつとも分離頻度の高い菌は Bacteroides fragilis の11株であり, これは全体としてみても大腸菌, Klebsiella-Enterobacter についで第3位である. なお Clostridium perfringens は6株分離された.
  • 大槻 真, 佐伯 進, 尤 芳才, 神田 勤, 前田 光雄, 長谷川 満, 馬場 茂明
    1975 年 72 巻 10 号 p. 1282-1290
    発行日: 1975年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    ポリアクリルアミドゲルを支持体とした簡易薄層電気泳動により血清 amylase を isoenzyme に分離した. 正常ヒトでは4~6つの isoenzyme を認め, すべてが唾液あるいは膵 amylase isoenzyme と易動度が一致していた. 唾液腺と膵の急性炎症時ならびに機能低下状態における amylase isoenzyme の変化より Amy SE-1, 2, 4, 6, 8は膵型, Amy SE-3'5, 7は唾液腺型とした. Amy SE-4, 6, 8は正常人ではほとんど認められなかつたが, 血清 amylase 活性上昇とともに出現した. しかしながら各疾患の重症度との相関はなかつた. 正常血清では Amy SE-1と Amy SE-3に主な amylase 活性を認め, 全体としては Amy SE-1の方が活性が大きかつた. 術後の高 amylase 血症では, 膵型 isoenzyme のみの活性が上昇するもの, 唾液腺型のみの上昇するもの, 両者とも上昇するものがあつた. 慢性膵炎では血清総 amylase 活性低下と, Amy SE-1の著明な低下があつた.
feedback
Top