日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
102 巻 , 6 号
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総説
今月のテーマ:胃癌の組織発生と遺伝子異常
  • 鎌田 智有, 楠 裕明, 畠 二郎, 春 間 賢
    2005 年 102 巻 6 号 p. 673-680
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/06/14
    ジャーナル フリー
    H. pylori感染と胃癌との関連については疫学研究,スナネズミを用いた発癌実験および除菌介入試験による胃癌発生予防の可能性などから明らかにされつつある.H. pylori菌の慢性持続感染により胃粘膜は表層性胃炎から長期の経過をたどり萎縮性胃炎,さらに腸上皮化生が発生し,これを背景に胃癌が発生すると考えられている.また,近年H. pylori感染に起因する雛壁肥大型胃炎や鳥肌胃炎も萎縮性胃炎・腸上皮化生と同様に胃癌のリスクと考えられつつある.現在,H. pyloriの除菌が胃癌の発生を予防するか否かについて大規模なprospectiveな介入試験が本邦を含め,世界数カ国で行われている.
  • 落合 淳志
    2005 年 102 巻 6 号 p. 681-686
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/06/14
    ジャーナル フリー
    胃癌の発生進展過程にはさまざまな遺伝子異常の積み重ねにおこっていることが明らかになって来ている.この遺伝子異常として,分化型ならびに未分化型胃癌の組織型に特徴的なものが報告されている.本稿では,これまでに報告されている胃癌における遺伝子変化の中で特に高頻度に認められるもの,および組織型に関わっていると考えられる分子を中心にレビューし,Loss of heterozygosity(LOH),microsatellite instability(MSI),E-カドヘリン,c-erbB-2,k-sam,c-met,p53およびAPC遺伝子変異の詳細について述べる.
症例報告
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