日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
102 巻 , 12 号
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総説
今月のテーマ:胃食道逆流症(GERD)の最新の診断と治療
  • 草野 元康, 河村 修, 下山 康之, 樋口 達也, 森 昌朋
    2005 年 102 巻 12 号 p. 1493-1502
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/12/05
    ジャーナル フリー
    胃酸を中心とした胃内容物が食道内へ逆流することに起因するさまざまな病態および疾患群を現在gastroesophageal reflux disease(GERD):胃食道逆流症と呼ぶ.内視鏡的に明らかな逆流性食道炎を診断するのはたやすいが,「胸やけ」症状のみの内視鏡陰性GERDや胸痛や咳嗽などの非定型的症状を訴える患者の診断には,巧みな問診から始まり詳細な内視鏡検査やpHモニタリング,食道内圧検査,また更にはインピーダンス法など包括的な診断が必要である.PPI testはproton pump inhibitor(PPI)を投与し症状の推移を観察する治療的診断法であり,臨床上も有用である.
  • 小澤 壯治, 吉田 昌, 熊井 浩一郎, 北島 政樹
    2005 年 102 巻 12 号 p. 1503-1511
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/12/05
    ジャーナル フリー
    胃食道逆流症の内視鏡的治療には現在6種類の方法が発表され,3つのカテゴリーに分類できる.第一のカテゴリーは噴門部に雛壁を形成する方法でEndoCinch法(ELGP法),Full Thickness Plicator法,Endoscopic Suturing Device(ESD)法が,第二のカテゴリーはLES領域の筋層を変性させる方法でStretta法が,第三のカテゴリーはLES領域に異物を挿入する方法でEnteryx法とGatekeeper法がある.治療成績については,症状と酸逆流の改善はほぼすべての方法で認められるが,食道内圧所見まで改善しているのは第三のカテゴリーである.PPI中止率は70%前後の成績が多い.今後は耐久性に関する長期的な観察と,重篤な合併症の防止対策が必要である.
症例報告
Letter to the Editor
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