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福井 康, 塩崎 安子
1994 年 91 巻 12 号 p.
2157-2165
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
ジャーナル
フリー
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―24時間胃食道内pHモニタリングを用いた検討―
山下 幸政, 木下 芳一, 千原 和夫, 千葉 勉
1994 年 91 巻 12 号 p.
2166-2173
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
ジャーナル
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ヒスタミンH
2受容体拮抗剤(H
2-blocker)に難治性の逆流性食道炎11名を対象として常用量のH
2-blocker(famotidine 40mg,分2),プロトンポンプ阻害剤(PPI,omeprazole 20mg,分1)投与下にそれぞれ24時間胃食道内pHモニタリングを行い,両薬剤の食道内のpH上昇効果を比較検討した.その結果PPIはH
2-blockerに比較して食道内平均pHを有意に上昇させ,24時間の病的な食道内pHの低下の割合(%time pH<4)はPPIでは11.7±3.1%とH
2-blockerの31.6±4.8%に比較して有意に抑制され,両者の差は昼間立位において特に顕著であった.このように難治性逆流性食道炎の治療にPPIはきわめて有効と考えられたが,常用量のPPIでも病的な食道内pHの低下を完全には抑制できない症例もあり,今後PPIの長期維持使用に加えて容量の増加も検討すべきであると考えられた.
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若林 修, 鈴木 潤一, 三浦 淳彦, 足立 智昭, 藤田 淳, 島田 直樹, 佐々木 香織, 川上 義和, 手林 明雄, 有末 太郎
1994 年 91 巻 12 号 p.
2174-2182
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
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慢性肺気腫に合併する消化性潰瘍の成因を検討する目的で,慢性肺気腫患者50例に内視鏡検査を行い,潰瘍群と非潰瘍群とに分けた.肺炎の既往,呼吸困難の程度,使用薬剤,栄養状態については潰瘍群と非潰瘍群では差はみられなかった.しかし,年齢は潰瘍群が非潰瘍群に比べ有意に若く,1日の喫煙本数も潰瘍群29.3±11.6本と非潰瘍群の22.5±10.0本に比べ有意に多かった.胃粘膜萎縮の程度,胃粘膜血流量,胃粘膜ヘキソサミン量,血清ペプシノーゲン値は,潰瘍群と非潰瘍群とでは差はみられなかった.以上より,慢性肺気腫における消化性潰瘍合併の原因として喫煙がより強く関与しているものと思われる.
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小池 直人, 斉藤 澄, 轟 健, 深尾 立, 渡辺 照男, 中村 恭一
1994 年 91 巻 12 号 p.
2183-2192
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
ジャーナル
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胃癌におけるコラーゲン受容体VLA-2,ラミニン受容体VLA-6の発現と,組織型および深部浸潤様式との関係を免疫組織化学的に検討した.未分化型癌の粘膜内部分と浸潤部とにおいて,VLA-2とVLA-6の発現はともに弱い傾向にあり,浸潤様式は89%の症例で非限局型を示していた.一方,分化型癌におけるVLA-2の発現は,粘膜内では弱いものの深部では浸潤様式によって異なり(
p<0.01),限局型の症例では弱く,非限局型の症例では強い傾向にあった.分化型癌においてVLA-6は未分化型癌とは逆に粘膜内,浸潤部ともに強い発現を示す傾向にあった.以上より胃癌においてVLA-6は組織型と関連し,一方,VLA-2は浸潤様式と関連し,その意義は組織型によって異なる可能性が示唆された.
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品川 博樹, 東野 博, 馬場 滝夫, 棟方 昭博, 吉田 豊
1994 年 91 巻 12 号 p.
2193-2201
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
ジャーナル
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経口摂取された糖質が小腸で吸収されずに遠位回腸に到達した場合,胃排出時間,小腸通過時間および膵外分泌機能に及ぼす影響について,グルコースとスターチをそれぞれ単独でイヌの遠位回腸に注入することにより比較検討した.その結果,グルコースとスターチのいずれの場合も胃排出時間と小腸通過時間が延長した.この効果はスターチよりグルコースで有意に強かった.また,スターチを遠位回腸に注入するとアミラーゼ分泌量が増加したが,グルコースはアミラーゼ分泌量に影響を及ぼさなかった.以上の成績より,糖質が遠位回腸に存在する場合に生ずる上部消化管運動の抑制と膵外分泌機能の亢進が,同一の機序によって起こる可能性は低いと考えられた.
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―血清抗HP抗体が認識する蛋白同定の試み―
二神 生爾, 高橋 秀実, 野呂瀬 嘉彦, 長田 久美子, 小林 正文, 野村 武夫
1994 年 91 巻 12 号 p.
2202-2213
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
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HPの菌体成分を分離して得た各分画と,種々の胃・十二指腸病変患者血清とが強く反応した分画は,同時にマウス抗HPウレアーゼモノクロナール抗体とも反応し,しかもウレアーゼ活性を示した.また,他種のウレアーゼとの交差反応性は検出されなかったことより,患者血清中にはHPウレアーゼ特異的抗体が存在していることが判明した.さらに,精製HPウレアーゼをSDS/PAGEを用いてサブユニットに分離しwestern blot法にて追跡したところ,患者血清はいずれもウレアーゼのlarge subunitを構成しているB鎖を抗原認識部位としており,この蛋白が患者血清中に存在する抗HP IgG抗体の主たる認識部分であることを見いだした.
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辻 靖, 高橋 康雄, 小船 雅義, 村松 博士, 石垣 聖史, 渡辺 直樹, 新津 洋司郎
1994 年 91 巻 12 号 p.
2214-2218
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
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隅岡 正昭, 渡辺 千之, 山田 博康, 藤井 康友, 小池 則道, 畠 二郎, 平岡 徹郎, 平田 研, 今川 勝, 石田 正典
1994 年 91 巻 12 号 p.
2219-2224
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
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藤原 由規, 中川 一彦, 田中 庸生, 宇都宮 譲二, 西上 隆之, 楠 徳郎, 高見 元敞, 花田 正人
1994 年 91 巻 12 号 p.
2225-2231
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
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―腫瘍摘出後15年経過したlow grade malignancy症例―
玉野 稔博, 山口 典久, 小熊 資男, 冨田 豊, 上白土 啓嗣, 石田 基雄, 大江 毅, 菅谷 仁, 加藤 善久, 原田 尚
1994 年 91 巻 12 号 p.
2232-2238
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
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岩部 千佳, 橋本 悦子, 青鹿 圭子, 渡辺 麗, 林 直諒
1994 年 91 巻 12 号 p.
2239-2243
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
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遠藤 高, 磯部 義憲, 佐藤 正樹, 西巻 博, 松林 隆, 高田 雅博, 杉本 政直, 泉家 久直, 吉田 宗紀, 三富 弘之, 中 英 ...
1994 年 91 巻 12 号 p.
2244-2251
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
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川上 万里, 汐田 剛史, 梅木 健介, 村脇 義和, 堀江 裕, 周防 武昭, 川崎 寛中, 塩田 摂成
1994 年 91 巻 12 号 p.
2252-2257
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
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玉井 徹, 奥野 裕康, 武田 聖子, 弘田 登志也, 福島 慎太郎, 門田 洋一, 高須 雅史, 関 寿人, 塩崎 安子, 井上 恭一
1994 年 91 巻 12 号 p.
2258-2263
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
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大平 基之, 大田 人可, 網塚 久人, 柳川 伸幸, 松本 昭範, 村住 和彦, 村住 ゆかり, 藤本 佳範, 並木 正義, 藤井 常志, ...
1994 年 91 巻 12 号 p.
2264-2268
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
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玉野 稔博, 品川 孝, 飯野 康夫, 宇梶 晴康, 一戸 彰, 越後貫 聖, 原田 尚
1994 年 91 巻 12 号 p.
2269-2273
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
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長谷川 岳尚, 柏谷 朋, 堀田 秀一郎, 青島 優, 加藤 隆文, 木村 淳, 中村 公英, 秋山 建児, 牧野 勲
1994 年 91 巻 12 号 p.
2274-2277
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
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足立 洋祐, 野内 俊彦, 青木 正明, 武田 雄一, 小島 茂, 神山 俊典, 村田 直樹
1994 年 91 巻 12 号 p.
2278-2282
発行日: 1994年
公開日: 2008/02/26
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