日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
70 巻 , 7 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 金城 謙一郎
    1973 年 70 巻 7 号 p. 643-657
    発行日: 1973年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    肝生検により診断を確認した肝細胞障害45症例にICG試験およびBSP試験と病理組織所見とを対比検討した.
    KICGと相関したものは小葉改築, aICGはグ鞘の線維化と小葉改築であり, KBSPとはグ鞘内細胞浸潤と限界板の破壊および小葉改築であり, aBSPはグ鞘内細胞浸潤と限界板の破壊であつた.
    有意な相関のあるKICGとKBSPおよびR15ICGとKBSPについて棄却検定により解離例を検討したが,慢性肝炎活動型2例と肝硬変活動型1例が見出され, 肝に炎症性変化があるとき色素移送の差があるものと考えられた.
  • 白相 光康
    1973 年 70 巻 7 号 p. 658-672
    発行日: 1973年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    上腹部手術に膵管ドレナージを行ない6時間毎に採液, 術後膵外分泌機能を検討し, 以下の結果を得た. 1) 膵外分泌機能は手術後10~14病日で回復する. その推移は術式に関係なく同様の傾向を示した.2) 胃管抜去, 食事開始による膵外分泌量の変動は, 検索期間では全体としての回復の推移に特に影響を与えなかつた. 3) 一日の膵外分泌の変動では夜間の分泌量が最も少なかつた. 4) 膵組織が正常な成人例の液量, HCO-3, 各酵素の一日量を規定し得た. 5) 光顕的に膵組織が正常なものは, 組織計測的に処理すると実質量が90%以上を占めていた. 6) 膵実質量と膵外分泌量の間には, 内, 外因性膵刺激下においても, ほゞ平行関係がみられた.
  • 鈴木 潤
    1973 年 70 巻 7 号 p. 673-682
    発行日: 1973年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    rat腸管におけるK, Na, の輸送について, K, Na平衡濃度, 電位差, ブドウ糖の影響などの面から検討を加え, さらにK透過性および水の net flux についても求めた. K平衡濃度はrat血清K濃度よりも高く, 下部腸管程著しく, Na平衡濃度はrat血清濃度よりも低く特に結腸で著明である. 電位差は結腸で最も大であつた. K透過性は空腸が最も大で回腸が約その1/2で結腸ではさらに小さい. 水の net flux は結腸>空腸〓回腸であつた. 空腸におけるK輸送は solvent drag による有意の影響を認めた. Kの吸収は passive で上部腸管程著しく, 分泌は active で下部腸程著しく特に結腸で著明であつた. Naの吸収は active であり結腸>空腸〓回腸であつた.
  • 原田 康行
    1973 年 70 巻 7 号 p. 683-692
    発行日: 1973年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    腹部大動脈分枝の選択的造影法は臨床的応用範囲が極めて広く, なかでも選択的腹腔動脈造影法は腹腔動脈支配流域の諸臓器, 特に肝, 脾, 膵の疾患に対して非常に優れた診断的価値を有している. 然し選択的腹腔動脈造影法は肝動脈及び脾動脈における血流状態を的確に捉え, 又数値的にこれをあらわすことは不可能である. この問題を解決するために選択的腹腔動脈造影時にRI (M.A.A.-131I) を併用して基礎的研究を経て臨床応用を試みた. 成犬を用いた実験では肝動脈血流量は脾動脈血流量の3倍以上となる. 即ち肝脾動脈血流比は3以上の値を示すことが判明し, 更に臨床応用では, 肝動脈及び脾動脈に解剖学的異常や病的変化が認められない正常な場合における肝脾動脈血流比の値は1±0.3であることが計測出来た. したがつて肝動脈あるいは脾動脈の解剖学的異常や, 肝, 脾疾患その他による肝, 脾動脈の病的変化が存在する場合, 肝脾動脈血流比は様々に変動し1±0.3の範囲外, 即ち0.7以下あるいは1.3以上の値を示すのである.
    臨床例で肝脾動脈血流比が著明な異常値を呈した代表的疾患は肝腫瘍, 脾腫, 肝硬変を伴う門脈圧亢進症等である.
  • 岡田 貞雄
    1973 年 70 巻 7 号 p. 693-706
    発行日: 1973年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    吸収不良症候群における絨毛の形態異常を知るために, 空腸の組織片を一定の計測方法により測定し,また中鎖脂肪の投与の影響を血中脂質成分および絨毛の形態学的変動から検討した.
    絨毛の形態学的変化は, 絨毛の高さ, 巾, 断面積および表面積を検討し, その相互関係から比較検討することがもつとも良い.
    吸収不良症候群では, 健常者にくらべ絨毛の形態は変化し主として萎縮性変化がみられる.この萎縮は腺管を中心に起るものと考えられる. また断面積と表面積の減少は吸収面積の減少がつよいことを示す.
    これに中鎖脂肪を投与すると, 血中脂質の改善と萎縮絨毛の恢復がみられ, これら疾患の治療に中鎖脂肪は長鎖脂肪より有効と考える.
  • 宇都宮 譲二, 岩間 毅夫, 市川 敏郎, 馬来 忠道, 宮永 忠彦, 浜口 栄祐, 小松 一太, 外村 晶, 平山 雄
    1973 年 70 巻 7 号 p. 707-726
    発行日: 1973年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    家族性 (びまん性) 大腸ポリープ症に関し1961年及び1972年の2回にわたる全国調査資料に自験例を加えて159家系198例について臨床的, 遺伝学的並びに疫学的に分析を試みその現況を報告した.
    大腸癌の発生頻度は20才以下ですでに29%に達し放置すれば全例が癌化すると推定された.
    今日までに家系内積極性が証明された家系の頻度は49%であるが調査の進行と共に増加する傾向にある. 異なる施設より報告された症例が同一家系に属すること (家系の融合現象) も観察された. 遺伝形式は常染色体性優性遺伝と推定されるデーターが得られた.
    これらの結果にもとづき, 保因可能者 (要検査者) を同定した. そして, 本症の病因論に関する研究並びに癌高危険度群対策のモデルケースとして, 本症の広域的かつ長期的登録制度の必要性を強調した.
  • 都築 俊治
    1973 年 70 巻 7 号 p. 727-735
    発行日: 1973年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
  • 遠藤 光夫, 小林 誠一郎, 木下 祐宏, 山田 明義, 鈴木 茂, 中村 光司, 井手 博子, 尾原 徹司, 小藤田 礼章, 林 恒男, ...
    1973 年 70 巻 7 号 p. 736-740
    発行日: 1973年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
  • 渡部 洋三, 加藤 弘一, 村上 忠重
    1973 年 70 巻 7 号 p. 741-747
    発行日: 1973年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
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