日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
102 巻, 10 号
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総説
  • 岡上 武, 南祐 仁
    2005 年 102 巻 10 号 p. 1253-1258
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/10/05
    ジャーナル フリー
    B型慢性肝炎に対する抗ウイルス療法の現状と問題点を述べた.HBVキャリアの診療で重要な点は,個々の患者が自然経過で良くなる可能性が高いか否かをきちんと判断し治療法を選択することである.自然経過や治療に対する反応性は遺伝子型により異なり,また,キャリアの成立機序が国により異なることなどから,世界共通のEBMに基づく治療法は未だ確立されていない.インターフェロン,ラミブジンにはそれぞれ長所欠点があるが,最近保険が認可されたアデフォヴィールはラミブジン抵抗性ウイルスに有効で変異ウイルス出現率も低く,近い将来ラミブジン抵抗性ウイルスに有効なエンテカヴィールも保険適用になることから,治療法は当然変わってくる.
今月のテーマ:生体内時計(サーカディアンリズム)と消化器
症例報告
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