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炎症性腸疾患をめぐる最近の知見
田中 寅雄, 奥村 康
1994 年 91 巻 2 号 p.
131-135
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
ジャーナル
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特に異型度との関係について
大矢 正俊, 沢田 俊夫, 久保田 芳郎, 木村 理, 武藤 徹一郎
1994 年 91 巻 2 号 p.
136-146
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
ジャーナル
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periodic acid-thionin schiff/KOH/PAS (PKP) 染色は, 側鎖に隣接水酸基を有しないシアル酸を赤く, 側鎖に隣接水酸基を有するシアル酸, または中性粘液を青く染色する. 大腸進行癌38病変, sm癌8病変, m癌29病変, 腺腫57病変にPKP染色を施行し, 大腸癌の組織発生に伴う粘液組成の変化を検討した. 各病変の癌部分, 中等度異型腺腫部分, 軽度異型腺腫部分を区別して検討すると, 異型度が高い部分ほど赤く染色される頻度が低かった. sm癌やm癌に伴う軽度異型腺腫部分は, 癌巣のない軽度異型腺腫と同様の染色性を示し, 82.3%はその病変の癌部分と異なる染色性であった. 以上の結果から, sm癌やm癌の多くは良性部分を伴うと考えられた.
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小西 正芳
1994 年 91 巻 2 号 p.
147-153
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
ジャーナル
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インターフェロン (IFN) 療法を受けたC型慢性肝炎患者51例について, 血清および肝内C型肝炎ウイルス (HCV)-RNA量, HCV-genotypeをsingle tube polymerase chain reaction (PCR) により測定し, 治療効果との関係を検討した. 著効率は19.6%で, 治療終了後6カ月での血清HCV-RNA陰性率は29. 5%であった. 無効群は著効群および有効群に比べ, 治療前のHCV-RNA量が多い傾向を認めた. typeIIIHCV単独感染例の著効率はtypeIIHCV単独感染例および混合感染例に比し有意に高率であった. 肝内HCV-RNA量は血清HCV-RNA量と相関がみられた. 以上より, 血清HCV-RNA量とHCV-genotypeの測定は治療効果を予測するうえで有用であると考えられた.
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Karmen法からJSCC常用基準法への変更に伴う肝疾患評価基準の変化
小谷 一夫, 前川 真人, 菅野 剛史
1994 年 91 巻 2 号 p.
154-161
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
ジャーナル
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日本臨床化学会 (JSCC) の提唱したaspartate aminotransferase (AST), alanine aminotransferase (ALT) 活性測定の常用基準法によるAST, ALTおよびAST/ALT比の評価を行った. 国際臨床化学連合 (IFCC) 勧告法のピリドキサールリン酸無添加とした37QC測定法, 日本消化器病学会肝機能研究班がかつて推奨したKarmen法と比較して, この比は優れた相関性を示し, それぞれの測定法との回帰式の傾きは前者の場合1.00, 後者の場合0.87となった.
急性肝炎, 肝硬変, 肝癌など肝疾患の鑑別診断上有用とされるAST/ALT比のカットオフ値は, Karmen法の場合1.0とされているが, JSCC常用基準法の場合0.87として設定されるべきであることが分析法の相関回帰から明らかとなり, 4種病態の判別データからも妥当であると考えられた.
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込山 賢次, 武隈 吉房, 猫橋 俊文, 阿部 俊夫, 里井 重仁, 金崎 章, 宇井 忠公, 森本 晉, 田中 照二
1994 年 91 巻 2 号 p.
162-170
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
ジャーナル
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エタノールとIopamidol (ヨード370mg/m
l含有) を7対3で混合した混合液を作製し, X線透視と超音波診断装置 (US) の同時観察下で原発性肝細胞癌 (HCC) に注入する方法を考案して, 44症例82結節のHCCに266回施行した. 病理学的検討では, 混合液の注入によって十分な腫瘍壊死効果が得られた. 混合液の腫瘍外漏出発見率は, US一透視同時観察では63%, US単独では32%であり, 特にUSでは肝内胆管への漏出はすべて見落とされた. 腫瘍外漏出が発生するまでの注入量は, 腫瘍の大きさに関係なく一定ではなかった. 本法は従来のUS単独観察下の注入法に比べ, 腫瘍内外のエタノールの動態の把握に優れており, エタノールをHCC内に正確に注入するうえで, 有用な方法であると考えられた.
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本法の治療成績とその治療的意義
小川 隆平, 中村 健治, 高田 恵二, 藤本 圭志, 臼杵 則朗, 神納 敏夫, 高島 澄夫, 小野山 靖人, 椿本 光男, 中塚 春樹, ...
1994 年 91 巻 2 号 p.
171-179
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
ジャーナル
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肝動脈塞栓術 (以下, TAE) の効果の期待できない原発性肝癌に対し皮下埋め込み式ポートを用いた間歇的動注療法を施行した. 本法の一次効果は評価可能な37例中CR3, PR12, NC10, PD12例で奏効率40.5%であったよ1年生存率は奏効例80.0%, 非奏効例4.5%, 全体では35.1%で一次効果と予後は相関していた (p<0.001). 本法の適応を知るためにTAEの既往の有無で症例を2群に分けて, 門脈浸潤度別の一次効果, 予後を検討すると, TAEの既往のない18例では門脈浸潤度と一次効果, 予後に相関はなかった. この群では本法施行前のone shot動注に反応を認めた例の奏効率が高かった. 一方, TAEの既往のある19例では門脈浸潤度の低い例の一次効果, 予後が良好であった.
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秋山 昌希, 中嶋 均, 馬場 滝夫, 棟方 昭博, 吉田 豊, 加固 紀夫
1994 年 91 巻 2 号 p.
180-187
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
ジャーナル
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宮崎 敦史, 矢島 義昭, 目黒 真哉, 大平 誠一, 渋谷 大助, 桜田 弘之, 長沼 廣
1994 年 91 巻 2 号 p.
188-192
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
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佐藤 篤司, 片岡 誠, 桑原 義之, 呉山 泰進, 川村 弘之, 篠田 憲幸, 加島 健利, 服部 浩次, 隅田 英典, 中野 浩一郎, ...
1994 年 91 巻 2 号 p.
193-197
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
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井戸川 篤志, 清水 敦夫, 馬場 正道, 藤崎 真人
1994 年 91 巻 2 号 p.
198-201
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
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生田 肇, 内藤 伸三, 前田 一郎
1994 年 91 巻 2 号 p.
202-206
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
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渡辺 俊一, 平野 誠, 加藤 明之, 村上 望, 常塚 宣男, 橘川 弘勝, 木谷 恒, 北川 清秀, 増田 信二
1994 年 91 巻 2 号 p.
207-211
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
ジャーナル
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船岡 正人, 小松 眞史, 小野 剛, 中島 康, 加藤 純司, 倉光 智之, 正宗 研
1994 年 91 巻 2 号 p.
212-216
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
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佐々木 茂, 得能 徹也, 矢和田 敦, 得地 茂, 矢花 剛, 谷内 昭, 小野 晃裕, 米沢 和彦, 阿部 敬, 石橋 文利, 登坂 松 ...
1994 年 91 巻 2 号 p.
217-222
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
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小野寺 健一, 日戸 清敬, 菅野 千治, 斎藤 和好
1994 年 91 巻 2 号 p.
223-226
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
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力武 良行, 森田 須美春, 黒田 祥二, 井戸 ゆかり, 青山 伸郎, 坂本 長逸, 横野 浩一, 春日 雅人, 大橋 修, 山本 正博, ...
1994 年 91 巻 2 号 p.
227-231
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
ジャーナル
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木村 淳, 堀田 秀一郎, 青島 優, 藤田 昌紀, 加藤 隆文, 長谷川 岳尚, 西村 英夫, 中村 公英, 秋山 建児, 牧野 勲, 後 ...
1994 年 91 巻 2 号 p.
232
発行日: 1994/02/05
公開日: 2011/06/17
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