日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
70 巻 , 12 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 菊地 武志, 三島 邦基, 近藤 祥昭, 万袋 昌良, 渡部 瑛一, 原田 英雄, 岡田 啓成, 白井 孝一, 三宅 靖彦, 吉本 修子, ...
    1973 年 70 巻 12 号 p. 1297-1310
    発行日: 1973年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    潰瘍治療剤の効果の臨床的な評価にあたつては種々の困難を伴う. 治療経過中に撮影した胃X線像や内視鏡像を数量的に表現することが困難なこともその一つである. このような問題を解決するために我々は今回官能検査の領域でよく使用されている二重盲検法による一対比較法を潰瘍治療剤の薬効検定に導入し, 新潰瘍剤 dehydrocorydaline を用いてその薬効の検定を行なうと同時に本法のこの領域における有用性を検討した. その結果, 一対比較法が潰瘍治療剤の効果の検討法として信頼性の高い有用な方法であることを確認するとともに dehydrocorydaline の効果についても興味ある知見を得たので報告する.
  • 進藤 邦彦
    1973 年 70 巻 12 号 p. 1311-1319
    発行日: 1973年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    肝硬変患者の小腸内, ならびに健康者の小腸液及び糞便より分離同定した菌株を用いて, 菌種別に抱合胆汁酸分解能を検索した. 結果は, 1) 好気性菌では enterococcus が検索した株の全株100%分解し, Staphylococcus epidermidis は88%, Lactobacillus bifidus は69.2%と検索した殆んどの株が分解した. 一方, Escherichia coli, Esch. communior, Esch. freundii, Lactobacillus plantarum, Lact. acidophilus, Lact. buchneri, Lact. cellobiosus, Lact. bulgaricus, Staphylococcus aureus, Aerobacter aerogenes, Pseudomonas aeruginosa, candida, proteus, serratia, では検索した株の全株が分解しなかつた. Intermediate coliform bacilli は検索した株の8.7%と, わずかではあるが, 分解する株を認めた. 2) 嫌気性菌では, Bacteroides vulgatus, Bact. thetaiothaomicron, Bact. uniformis, Corynebacterium granulosum, Coryne. avidum, Coryne. diphtheroides, Peptostreptococcus intermedius, Peptostrept. putridus, Eubacterium parvum, E. lentum, E. limosum, Peptococcus grigoroffii, P. anaerobius, Veillonella orbiculus, が全株又は殆んど全株分解したが, Coryne. parvum, Peptostrept. micros, Veillonella alcalessens, V. parvula, Catenabacterium catenaforme, Catena. filamentosum, は検索した全株が分解しなかつた. 3) 従つて腸内細菌による抱合胆汁酸分解作用は, 全株分解するか全株分解しないか, 又は殆んどの株が分解するか殆んどの株が分解しないかのいずれかであり, 菌種別にかなり特異的な化学作用である.
  • 高橋 喜重
    1973 年 70 巻 12 号 p. 1320-1332
    発行日: 1973年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    正常膵細胞に対する Pancreozymin (P.Z) の作用を解明する目的で rat 膵細胞を用いて in vitro の実験を試み, 次のような結果を得た.
    P.Zは in vitro で膵細胞に直接作用して酵素分泌, 蛋白合成, RNA合成を促進する. 新しく合成された蛋白が分泌されるまで約30分を要する. P.Zによる分泌促進は microsome で合成された蛋白の膜成分への輸送から開始する. この酵素分泌の促進は energy 代謝の促進と関連しているものと考えられる.
    cyclic AMPは, P.Zと同様に酵素分泌を促進するが, 蛋白合成は促進しない. P.Zと cyclic AMPとのenergy 代謝の促進機序には何らかの差異があるものと思われる.
  • 多羅尾 和郎, 遠藤 修, 神代 明雄, 福島 孝吉
    1973 年 70 巻 12 号 p. 1333-1342
    発行日: 1973年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    early bilirubin 非造血成分は, 組織ヘムまたは組織ヘム蛋白に由来するとされ, その源としては, 動物実験により肝由来のものが主であると考えられている. しかし人間において諸種肝疾患時にこれがどの様な変動を示すかを解明しえた研究は殆んど無い. われわれはこの点を解明すべく, 肝疾患時における early bilirubin 非造血成分の変動を〔4-14C〕δ-aminolaevulinic acid を用いて血中および胆汁中について検索した. その結果, early bilirubin (非造血成分) の産生量は, 血中•胆汁中共に急性伝染性肝炎回復期では, 健常対照群の約2倍と著増していた. また肝シンチグラム上肥大型を示す肝硬変群ではやはり健常群の約1.4倍と増加していた. 一方, 肝シンチグラムで萎縮型を示す肝硬変群においては, 健常群の約1/2と著減していた. これらの結果から人において early bilirubin 非造血成分の産生に肝が主たる役割を果たしていることが判明した.
  • 中野 哲, 堀口 祐爾, 竹田 武夫, Kimio , 戸田 安士, 早川 哲夫, 中島 澄夫, 野田 愛司, 鈴木 敏行, 中村 昌男
    1973 年 70 巻 12 号 p. 1343-1350
    発行日: 1973年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    健常者43名と, 開腹手術及びレ線で診断が明らかであつた膵癌, 膵石症, 胆石症の132名, 合計175名のパンクレオザイミンーセクレチン試験の成績を比較検討し次の結論を得た.
    1) 正しい判定の条件として, 胆汁を膵液と分離して採取することが必須である.
    2) 従来の3因子に, 新しく最高アミラーゼ濃度, 総重炭酸塩分泌量を加えて5因子判定を行なつたが, 最高重炭酸塩濃度及び総アミラーゼ分泌量の判定時に液量, アミラーゼ濃度を同時にチエックすれば, 3因子判定で充分である.
    3) 低下因子数だけでなく, その因子の項目を明記すべきである.
    4) 血液アミラーゼの Response は異常高値以外に, 反応の全くみられない異常低値も考慮すべきである.
  • 丹羽 正之, 飛田 祐吉, 小越 和栄, 原 義雄
    1973 年 70 巻 12 号 p. 1351-1356
    発行日: 1973年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
  • 遠藤 義彦, 森井 健, 奥田 茂, 田村 宏
    1973 年 70 巻 12 号 p. 1357-1363
    発行日: 1973年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
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