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平石 秀幸, 寺野 彰
1995 年 92 巻 11 号 p.
1817-1824
発行日: 1995年
公開日: 2008/02/26
ジャーナル
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時枝 正史, 児玉 薫, 伊藤 彰, 藤山 寛三, 児玉 礼二, 川崎 則紀, 久保田 利博, 村上 和成, 藤岡 利生, 那須 勝
1995 年 92 巻 11 号 p.
1825-1831
発行日: 1995年
公開日: 2008/02/26
ジャーナル
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87例の
Helicobacter pylori陽性の胃・十二指腸疾患患者に対し除菌療法を行い,治療前後での血清ペプシノーゲン値および胃炎スコアの変化を検討した.除菌成功例48例では胃炎スコアは改善し,血清ペプシノーゲンII(以下PGII)値は著明に低下し,ペプシノーゲンI/II比(以下PGI/II比)は有意に上昇した.除菌不成功例39例では胃炎スコアの改善はみられず,PGII値・PGI/II比ともに明らかな変化は認めなかった.血清ペプシノーゲンI値は両群ともに著変はみられなかった.これらの結果に基づいて,PGII値が治療前に比し,治療後30%以上低下したものを仮に除菌成功例と判定した場合,sensitivityは83.3%,specificityは89.7%であった.PGI/II比が治療後30%以上上昇したものを,仮に除菌成功例と判定した場合,sensitivityは95.8%,specificityは94.9%であった.以上より血清ペプシノーゲンは,除菌療法の効果判定において,有用であることが示唆された.
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宇野 裕典, 荒川 哲男, 福田 隆, 樋口 和秀, 早川 晃正, 加瀬 義夫, 竹田 茂文, 小林 絢三
1995 年 92 巻 11 号 p.
1832-1838
発行日: 1995年
公開日: 2008/02/26
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モルモットの単離胃を用いて,gastric adaptive relaxation(GAR)の測定系を作成し,その機序について検討した・GARは,atropine(3×10
-6M)およびguanethidine(5×10
-6M)処置下において,tetrodotoxin(10
-6M)あるいはnitric oxide(NO)合成酵素阻害剤であるN
G-nitro L-arginine(10
-4M)により消失した.LNNAの作用はNO合成の基質であるL-arginine(10
-3M)により回復した.またNO供与体であるsodium nitroprusside(10
-6~10
-4M)により,濃度依存性に胃内容量増加反応が出現した.以上の結果より,GARはnon-adrenergic,non-cholinergic神経を介し,内因性NOの産生が関与するものと考えられた.
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山本 佳洋, 甲田 雅一, 安部 潔, 桜林 真, 瀬在 秀一, 平野 正憲, 岡 博
1995 年 92 巻 11 号 p.
1839-1845
発行日: 1995年
公開日: 2008/02/26
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H.pylori感染の診断には,そのurease活性を利用し
13C-ureaを用いた呼気試験(
13C-UBT)が用いられている.今回,自動呼気
13C分析器(ABCA)を用い
13C-UBTと,培養法による
H.pylori感染診断との相関を検討した.
対象は,
H.pylori除菌を行っていない胃十二指腸潰瘍瘢痕17例,慢性胃炎17例.内視鏡施行時に培養法による
H.pylori感染を確認し,その2日以内に
13C-UBTを施行した.
13C-UBTでは各時間で得られた呼気サンプルからδ
13C値(permil)を測定し,60分までのδ
13C値から曲線下面積(AUC,permil*hr)を算出した.
δ
13C-AUCと各時間で得られたδ
13C値の関係は,すべての時間で相関関係を認めたが,10分値(R
2=0.582)に比べ20分以降の相関係数は高値であった(20分;0.891,30分;0.949,40分;0.946,50分;0.946,60分;0.820).δ
13C-AUCは
H.pylori培養の検出菌体数を表示した
H.pylori scoreの増加とともに有意に増加し(
p<0.01),
H.pylori陽性群26例中
H.pylori score(-)群のmean+2SD(8.2permil*hr)以下の症例は1例も存在しなかった.
以上より,ABCAによる
H.pylori感染診断の特異性および感受性は高く,
H.pyloriの培養による成績とも相関した.
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―レトロスペクティブな検討による治療方針の設定とプロスペクティブな検討によるその評価―
菅原 悦子, 中島 正継, 安田 健治朗, 趙 栄済, 向井 秀一, 早雲 孝信, 芦原 亨, 平野 誠一, 望月 直美, 田中 聖人, 宇 ...
1995 年 92 巻 11 号 p.
1846-1857
発行日: 1995年
公開日: 2008/02/26
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57例の胆嚢隆起性病変のEUS像(I~VI型に分類)と病理診断とのレトロスペクティブな対比により,治療方針を非腫瘍性病変を示唆する治療非適応群,非腫瘍性病変と腫瘍性病変が混在する相対的治療適応群,腫瘍性病変の可能性が高い絶対的治療適応群に設定した.この治療方針で診療した94例(切除32例と経過観察62例)でのプロスペクティブな解析では,治療非適応群と絶対的治療適応群で高い妥当性を示したが,腫瘍性病変を見逃さないように幅広く設定した相対的治療適応群では過剰適応になる傾向を認めた.以上より,EUSによる胆嚢隆起性病変の診断と治療方針の設定は,改正の余地は残るものの,きわめて有用性の高い手段である.
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高嶋 吉浩, 小西 二三男, 三浦 正博, 舛田 誠二, 常藤 昌幸, 道鎮 正規, 佐藤 富貴子, 宮下 裕文, 須藤 弘之, 木ノ本 景 ...
1995 年 92 巻 11 号 p.
1858-1862
発行日: 1995年
公開日: 2008/02/26
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平野 淳, 高崎 元宏, 堀見 忠司, 高松 正宏, 吉本 光宏, 菅野 尚, 依光 幸夫, 森田 荘二郎
1995 年 92 巻 11 号 p.
1863-1870
発行日: 1995年
公開日: 2008/02/26
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福嶋 真理恵, 杉本 理恵, 福富 崇能, 田邉 雄一, 廣重 嘉一郎
1995 年 92 巻 11 号 p.
1871-1875
発行日: 1995年
公開日: 2008/02/26
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稲葉 博之, 小松 達司, 清水 健, 風間 吉彦, 谷合 麻紀子, 小林 潔正, 松島 昭三, 進藤 仁, 高橋 陽, 青鹿 圭子, 中村 ...
1995 年 92 巻 11 号 p.
1876-1881
発行日: 1995年
公開日: 2008/02/26
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滝澤 英昭, 滝川 真吾, 小池 雅彦, 広瀬 慎一, 草間 昭夫, 岡村 直孝
1995 年 92 巻 11 号 p.
1882-1885
発行日: 1995年
公開日: 2008/02/26
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石島 理世, 田中 正彦, 李 景子, 国分 百合子, 朝岡 昭, 伊藤 和郎, 椿 浩司, 有賀 久幸, 荒川 泰行, 根岸 七雄, 大畑 ...
1995 年 92 巻 11 号 p.
1886-1890
発行日: 1995年
公開日: 2008/02/26
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菊池 嘉一郎, 飯田 修平, 荻原 裕之, 古田 達之, 宇山 一朗, 高原 哲也
1995 年 92 巻 11 号 p.
1891-1894
発行日: 1995年
公開日: 2008/02/26
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道家 充, 加藤 紘之, 本原 敏司, 奥芝 俊一, 高橋 利幸, 小玉 俊典
1995 年 92 巻 11 号 p.
1895-1898
発行日: 1995年
公開日: 2008/02/26
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矢島 義昭, 加藤 誠一
1995 年 92 巻 11 号 p.
1899
発行日: 1995年
公開日: 2008/02/26
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