ペプシノゲン(PG)は,胃底腺で産生されるPG Iと胃全体から産生されるPG IIからなり,約1%が血液中に漏出する.血清PGは胃粘膜の萎縮と相関し,PG I 70ng/m
l以下かつPG I/II比3以下がPG法における胃がん高リスクである.胃がんの原因が
H. pylori感染であることが明らかになり,PGに血清
H. pylori抗体を組み合わせるABC分類が提唱され,胃がんリスク分類が可能となった.
H. pylori除菌治療によりリスク例もA群に誤分類されてしまうことが課題である.Cut off値の見直しや除菌後PGなど,除菌治療後のPGについて検討がされている.
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