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桜井 隆弘, 鳥居 明, 田中 文彦, 浅川 博, 松岡 美佳, 根岸 道子, 加藤 慎一, 日野 いづみ, 稲玉 英輔, 有泉 雅博, 戸 ...
1996 年 93 巻 2 号 p.
75-82
発行日: 1996/02/05
公開日: 2008/02/26
ジャーナル
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著者らはバリウム粒子を用いた簡便な胃排出機能検査法を開発し,その有用性に関し基礎的検討を行った.ラット胃内に直径1mmのバリウム粒子10個と白粥1m
lを注入し,その30,60,90,120,150分後に屠殺した.胃内に空気を注入後,X線撮影を行い,胃内バリウム粒子数を算定した.一方,開腹して,胃内残存粥重量を測定したところ,胃内残存バリウム粒子数と胃内残存粥重量との間に有意な相関性を認めた.また,cisapride投与群の残存率は対照群に比し有意に減少し,scopolamine buthylbromide投与群の残存率は有意に増加していた.prostaglandin E
2(PGE
2)誘導体enprostilの胃排出機能に及ぼす影響を検討したところ,enprostil投与群の残存率は有意に増加していた.本法は簡便で,定量性に優れており,胃排出機能の評価にきわめて有用と考えられた.
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岡本 傳男, 田中 信治, 春間 賢, 平賀 裕子, 国弘 真己, 五石 宏和, 谷本 達郎, 隅井 雅晴, 吉原 正治, 隅井 浩治, 梶 ...
1996 年 93 巻 2 号 p.
83-89
発行日: 1996/02/05
公開日: 2008/02/26
ジャーナル
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側方発育型大腸腫瘍(laterally spreading tumor,LST)の臨床病理学的検討を行った.対象92病変を,表面性状によりgranular type(以下G type,47病変)およびflat type(以下F type,45病変)に分類した.癌併存率は,G typeでは径10~14mm25.0%,径15~19mm 22.2%,径20mm以上63.3%であり,F typeでは径10~14mm46.9%,径15~19mm80.0%,径20mm以上100%であった.いずれの腫瘍径においてもF typeはG typeと比較して高い癌併存率を示し,特に径20mm以上では有意差を認めた(
p<0.05).また,F typeは癌の深部浸潤率,腺腫異型度ともにG typeと比較して高い傾向を示した.以上,F typeはG typeと比較して悪性度の高い病変と考えられた.
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玉野 正也, 菅谷 仁, 小熊 資男, 門馬 恒夫, 浅井 真一郎, 玉野 稔博, 冨田 豊, 川野 正樹, 前原 操, 寺野 彰
1996 年 93 巻 2 号 p.
90-95
発行日: 1996/02/05
公開日: 2008/02/26
ジャーナル
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PEIが肝細胞癌合併肝硬変患者の耐糖能に与える影響につき検討した.対象は肝細胞癌患者10例で,全例に吸引腫瘍生検が施行され,数日後よりPEIを開始した.吸引腫瘍生検およびPEI施行直前から2時間後まで経時的に測定した血中グルコース,インスリンには変動はみられなかった.PEI前後の耐糖能の変化を確認するためPEI施行3日以上前とPEI施行2時間後の75g OGTTの成績を比較検討した.PEI施行前のOGTTでは耐糖能障害群4例,糖尿病群6例であった.PEI施行2時間後のOGTTではPEI施行前に比して全例で負荷後180分の血中グルコースの上昇を認めたがインスリンの分泌は抑制されなかった.以上よりPEI後の耐糖能の低下は注入エタノールによるインスリン抵抗性の増大が主な原因と推測された.
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樫田 博史, 近藤 雅彦, 福永 豊和, 寺井 裕二, 山本 健二, 井谷 智尚, 平佐 昌弘, 伊吹 康良, 工藤 正俊, 冨田 周介, ...
1996 年 93 巻 2 号 p.
96-103
発行日: 1996/02/05
公開日: 2008/02/26
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門脈-大循環短絡(PSS)による難治性の肝性脳症4例を経験し,1例には従来の方法に準じて経皮経肝的に短絡路閉鎖術を施行し,他の3例には短絡路温存門脈-大循環分流術(以下分流術)を施行した.短絡路を閉鎖した症例は,一時脳症が改善したものの腹水貯留,食道静脈瘤発生を来し,まもなく脳症も再発した.分流術を施行した3例は,治療後直ちに脳症が軽快し,10~31カ月の追跡期間中,腹水,食道静脈瘤や脳症の再発を認めていない.治療前後の門脈圧差は短絡路閉鎖術例では18mmHgであったが,分流術施行例では3mmHgにとどまっていた.分流術は,従来の短絡路閉鎖術に比して,より安全で優れた治療であると考える.
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中村 雄太, 中澤 三郎, 芳野 純治, 山雄 健次, 乾 和郎, 山近 仁, 若林 貴夫, 西尾 浩志
1996 年 93 巻 2 号 p.
104-108
発行日: 1996/02/05
公開日: 2008/02/26
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―いわゆる“ulcerative appendicitis”を呈した1例―
滝澤 英昭, 山口 修, 海津 元樹, 小池 雅彦, 広瀬 慎一
1996 年 93 巻 2 号 p.
109-113
発行日: 1996/02/05
公開日: 2008/02/26
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小嶋 隆行, 恩田 昌彦, 田尻 孝, 金 徳栄, 鳥羽 昌仁, 増森 興治, 梅原 松臣, 吉田 寛, 真々田 裕宏, 谷合 信彦, 西久 ...
1996 年 93 巻 2 号 p.
114-119
発行日: 1996/02/05
公開日: 2008/02/26
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上田 秀樹, 吉川 澄, 橋本 創, 山口 時雄, 道清 勉, 森口 聡, 谷口 正彦, 竹谷 哲, 川野 潔, 辻村 俊
1996 年 93 巻 2 号 p.
120-125
発行日: 1996/02/05
公開日: 2008/02/26
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神之浦 潔, 大曲 勝久, 穎川 一英, 城野 健児, 松尾 功, 生野 信弘, 梅根 良彦, 牧山 和也, 原 耕平
1996 年 93 巻 2 号 p.
126-130
発行日: 1996/02/05
公開日: 2008/02/26
ジャーナル
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齋藤 修一, 蒔田 富士雄, 松本 達彦, 押本 浩一, 小中 和子, 竹原 健, 高木 均, 長嶺 竹明, 森 昌朋
1996 年 93 巻 2 号 p.
131-136
発行日: 1996/02/05
公開日: 2008/02/26
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平田 敬治, 鳥越 貴行, 福田 美和子, 有吉 宣明, 梶原 康巨, 白幡 聡, 日暮 愛一郎, 岡本 好司, 永田 直幹, 伊藤 英明, ...
1996 年 93 巻 2 号 p.
137-140
発行日: 1996/02/05
公開日: 2008/02/26
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杉本 健, 吉田 憲司, 佐久間 徹, 中嶋 修, 林 直諒
1996 年 93 巻 2 号 p.
141-144
発行日: 1996/02/05
公開日: 2008/02/26
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西口 弘, 小方 信二, 伊能 崇税, 柳澤 孝夫
1996 年 93 巻 2 号 p.
145-148
発行日: 1996/02/05
公開日: 2008/02/26
ジャーナル
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小川 哲史, 大和田 進, 河村 修, 泉 勝, 佐藤 啓宏, 中村 正治, 竹吉 泉, 織内 昇, 森下 靖雄
1996 年 93 巻 2 号 p.
149-154
発行日: 1996/02/05
公開日: 2008/02/26
ジャーナル
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