日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
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53 巻, 10 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 上田 泰
    1965 年 53 巻 10 号 p. 1231-1251
    発行日: 1965/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 大島 研三
    1965 年 53 巻 10 号 p. 1252-1254
    発行日: 1965/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 野原 義次, 斎明 寺央
    1965 年 53 巻 10 号 p. 1255-1261
    発行日: 1965/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 浅野 誠一, 加藤 暎一
    1965 年 53 巻 10 号 p. 1262-1268
    発行日: 1965/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 吉利 和
    1965 年 53 巻 10 号 p. 1269-1274
    発行日: 1965/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 丸本 晋
    1965 年 53 巻 10 号 p. 1275-1276
    発行日: 1965/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 里吉 営二郎
    1965 年 53 巻 10 号 p. 1277-1282
    発行日: 1965/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 鳥飼 龍生, 板原 克哉
    1965 年 53 巻 10 号 p. 1283-1287
    発行日: 1965/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 鷹津 正
    1965 年 53 巻 10 号 p. 1288-1294
    発行日: 1965/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 筒井 末春
    1965 年 53 巻 10 号 p. 1295-1305
    発行日: 1965/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    1959年より1963年の5年間に,東邦大学阿部内科で観察した内頚および椎骨腦底動脈循環不全症45例につき,臨床症状の特徴を統計的に観察するとともに,その発生頻度を検討した.また,本症と本態性高血圧症,低血圧症,正常血圧者および若年性起立性低血圧の患者群について比較し,本症の発生機序について検討を加えた.その結果,本症の大多数は既往に高血圧を有し,発作時に血圧低下示したが,約70%は起立性低血圧を伴なつた高血圧症であつた. Mecholyl試験では交感神経緊張低下を示す点で他群と異なつており,体位変換によつて血中norepinephrineが増加せず,安静時の血中norepinephrineは本態性高血圧症と同じく高値を示した.また, norepinephrineの分泌異常と頚動脈洞反射異常による血圧下降とが平行することを実験的に確かめた.したがつて,頚動脈洞の反射異常も,本症の発生に関係深いものと考えられる.以上,本症では血圧下降と全身血圧の調節に関与している自律神経中樞,頚動脈洞, catecholamine分泌異常のあることを明らかにした.さらに,頭蓋内末梢血圧の指標として,眼底血圧を安静時および体位変換時に測定した結果,本症は高血圧症よりも眼底血圧が高く,体位変換による変動が著しいことを確かめ,本症では全身血圧の調節異常と同時に,頭蓋内末梢血圧の調節異常のあることを明らかにした.
  • 東京大学第三内科入院46例における臨床的観察
    紫芝 良昌
    1965 年 53 巻 10 号 p. 1306-1313
    発行日: 1965/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    1947年以来,東京大学第三内科に入院した46例の周期性四肢麻痺について病型を分類すると,家族性低K血性周期性四肢麻痺6, potassium induced, sodium responsive periolic paralysis 2,特発性散在性低K血性周期性四肢麻痺17,甲状腺中毒性周期性四肢麻痺19,非発作時にも低K血症あり,アルドステロン症または駅細管障害を疑うもの2例となる.これらの群における初発年令,誘発因子,前駆症について比較し,麻痺発作と血清電解質の変動の関連について検討した.potassium induced, sodium responsive periodic Paralysisを除いて,血清K値の低下の程度と麻痺の程度は,ほゞ平行する関係にある.甲状腺中毒性周期性四肢麻痺においては,肝機能異常を示すもの,糖同化機能減少を示すものが多くみられた.
  • 特発性周期性四肢麻痺と甲状腺中毒性周期性四肢麻痺にかんする比較研究,発作誘発による血清電解質濃度の変動と動静脈較差について
    紫芝 良昌
    1965 年 53 巻 10 号 p. 1314-1321
    発行日: 1965/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    特発性周期性四肢麻痺7例,甲状腺中毒性周期性四肢麻痺6例,甲状腺機能亢進症6例,正常健康人7例に50%グルコース500m1,レギュラーインスリン20単位を120分間に点滴静注して麻痺発作誘発試験を行ない,股動脈,股静脈から同時に採血して電解質を測定し,電解質の変動および動静脈較差と麻痺との関連について検討した.特発性周期性四肢麻痺においても,甲状腺中毒性周期性四肢麻痺においても,麻痺が生ずる場台には,血清Kの減少は対照群よりも大きく,麻痺の進行に伴なつてKにかんする有意な正の動静脈較差が認められ,血清Kが筋細胞内に移行する事が明らかである.麻痺が生じない場台には,血清Kの減少は対照群と同様であり,Kに関する有意な動静脈較差も認められなかつた. Na, Cl, Htの変動は,麻痺例と対照群と比較して差がなかつた.
  • 鮫島 美子, 水野 孝子
    1965 年 53 巻 10 号 p. 1322-1327
    発行日: 1965/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    腎腫瘍に合併した赤血球増多症についてはすでに80余例の記載があるが,ネフローゼ症候群にともなった赤血球増多症は1962年Emanue1らが第1例を報告以来,吉利らの3例が報告されているにすぎない.わたくしどもは最近定型的なネンローゼ症候群に赤血球増多をみた2症例をあいついで経験した.第1例は29才,女子.赤血球数733万, Hb18.3g/dl,第2例17才,男子で750万, 19.4g/dlであり,両例ともに尿中の造血因子活性は上昇し,副腎皮質ステロイドなどの治療によつて臨床症状が改善されるとともに赤血球数, Hb量の低下をみた.さらに腎疾患にともなう赤血球増多症にかんする文献的な考察をこころみた.
  • 上野 高次, 大藤 正雄, 小槫 規覚, 黒田 健昭, 大野 孝則
    1965 年 53 巻 10 号 p. 1328-1332
    発行日: 1965/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    肝管に発生した乳頭腫の症例を報告する.胆道の良性腫瘍はきわめてまれなものであり,わが国においては現在まで6例,外国においてもChu(1950年)の30例,それに追加するDowdy(1962年)の43例の症例報告があるにすぎない.報告する症例は47才,男子,会社員で,約6カ月来の漸次増強する黄疸と心窩部の膨隆を主訴として入院してきた.肝機能検査は閉塞性黄疸を示し,腹腔鏡所見では,空虚で蒼白な胆のうと腫大した淡黄緑色の肝を認めた.胃X線所見には異常所見は認めず,胆のう造影は失敗に終った.そこで肝シンチグラムを行なったところ,胆管上皮腫瘍に多く認められる中央部欠損の像を得た.これらの結果より,肝管に発生した胆管上皮腫による閉塞性黄疸と診断し,開腹したところ,肝管は左右の合流部より肝内にかけて著明な拡張が認められ,管内は淡紅色プリン様の物質で占められていた.手術はこれを掻爬し,胆道を確保してT字管を挿入するにとゞめた.この組織の病理組織学的所見は乳頭腫であった.予後は1年半以上の生存が確認さられており,腫瘍の再発の徴は認められていない.
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