日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
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68 巻, 10 号
選択された号の論文の19件中1~19を表示しています
  • 武内 重五郎, 宮原 正
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1227
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 中本 安, 高桜 英輔
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1228-1233
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 大沢 源吾, 阿部 昌洋, 寺林 美智子
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1234-1238
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 星 充, 小泉 岳夫, 繁田 幸男
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1239-1241
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 加賀美 年秀
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1242-1246
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 米沢 博, 内藤 裕郎, 細谷 龍男
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1247-1249
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 倉田 典之, 大藤 真
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1250-1253
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 成田 光陽, 小山 哲夫
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1254-1258
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 橋本 博史, 塩川 優一
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1259-1261
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 東 冬彦, 藤森 一平
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1262-1264
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 石川 澄
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1275-1283
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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    Gベクトルは心室内での興奮伝播過程により影響されず,一次性T変化,二次性T変化の鑑別に有用な情報を与えるものと期待されている.本研究では従来計測が煩雑であつたGベクトルの臨床応用を可能にするため,コンピュータを用いた心電図データ処理システムを開発するとともに,このシステムを用いて運動負荷前後のGベクトルを計測することにより,心筋虚血に基づく一次性T変化の評価を試みた.対象は健常群28例,労作性狭心症群15例,陳旧性心筋硬塞群12例であり,半臥位自転車エルゴメータにより多段階負荷を行ない,修正フランク誘導を用いて負荷前後の空間平均QRSベクトル,空間平均Tベクトル, Gベクトルの変化を検討した.健常群では負荷により, QRSベクトル, Tベクトルとも大きさの減少とともに方向の変化を認めた. GベクトルはQRSベクトルに比しより大きく減少するとともに,その方向も左後上方に変移し,健常者でも負荷により一次性T変化が生じることが示唆された.労作性狭心症群では負荷により,健常群に比し有意に大きいTベクトル変化を認めたが, Gベクトルも大きく変化し,健常群に比しより強い一次性変化が生じたことが示唆された.心筋硬塞群では安静時からGベクトルの大きさの減少,方向の異常を認め,硬塞群におけるTベクトルの異常には心筋壊死による一次性T変化が関与しているものとおもわれた. Gベクトルの方向の変移は負荷により生じた虚血の部位,または壊死巣から遠ざかる傾向を認めたが,その傾向は下壁虚血~下壁硬塞群において著明であつた.以上の結果より, Gベクトルの計測は心筋虚血の評価に有用な情報を堤供するものとおもわれた.
  • 健常者と各種肝疾患患者についての検討
    久村 正也
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1284-1292
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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    硫黄化合物に特異的検出能力をもつガスクロマトグラフを用いて,ヒト呼出肺胞気中のmethyl mercaptan (alv-MM), dimethyl sulfide (alv-DMS)の定量分析を行なつた.健常者群(N, n=81),急性肝炎患者群(AH, n=15),慢性肝炎患者群(CH, n=13),肝硬変症群(LC, n=20),雷生検術後患者群(B, n=22)について比較検討した. alv-MMの早朝空腹値は, N: 0.34±0.09ng/dl (m±SE,以下同), AH: 0.56±0.31ng/dl, CH: 0.20±: 0.19ng/dl, LC: 1.01±0.41ng/dl, B: 0.62±0.22ng/dlで,各群間に有意差はなかつた. alv-DMSの早朝空腹値は, N: 1.66±0.10ng/dl, AH: 1.10±0.21ng/d1, CH: 2.18±0.54ng/dl, LC: 4.00±0.37ng/dl, B: 1.58±0.19ng/dlで, LCは他の群よりも有意の高値を示した.さらに,一部の症例で, dl-methionine 2.0gを経口負荷し, alv-DMS濃度を経時的に測定した.その結果, alv-DMS濃度の半減期(最高濃度が, 1/2に減少する時間)は, N (n=11): 58.0±4.9分, AH (n=7): 60.9±7.1分, CH (n=10): 83.4±13.9分, LC (n=16): 156.0±21.4分で, LCは他の群に比較して有意に延長していた.このalv-DMS濃度の変化は, l-methionine負荷によつては起こらず, d-methionine負荷によつて起こることが明らかとなつた.
  • 児玉 龍彦, 高木 正雄, 小林 高義, 森 真由美, 千葉 省三, 大久保 昭行, 寺尾 寿夫, 小坂 樹徳, 浦田 郡平, 近藤 雅夫, ...
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1293-1300
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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    Variegate porphria (VP)は,肝におけるヘム合成系の酵素異常を原因とし,神経,筋症状と共に皮膚症状を呈することが知られる.我々は四肢麻痺を示したVPの1例を経験し,肝におけるδ-aminolevurinic acid (ALA)合成活性の特異な上昇を証明した.症例は33才,女性で,第一子出産後,腹痛,嘔吐で発症し,フェノバール投与後四肢麻痺をおこし,同時に肝機能,電解質の異常を示した.皮膚の光線過敏,皮疹,および急性期に尿中ALA, porphobirinogenが上昇し,便中のcoproporphyrin, protoporpkyrinが寛解期にも高値を示したことからVPと診断された.肝性porphyriaには4型が知られるが,各病型と肝ヘム合成系の異常については不明の点が多い.そこで,本例の肝生検組織におけるALA合成活性をsuccinyl CoAを基質としたS活性とα-ketoglutarateを基質としたK活性について測定した. S活性はacute intermittent porphyria (AIP)例と同程度に上昇し, K活性はAIPやporphyria cutanea tarda例の2~5倍にあたる上昇を認めた.生検所見では肝には電顕所見で層状となつた膜様の特異な構造を認め,脂肪滴の沈着が見られた.これは従来の報告とあわせ肝性porphyriaに特異な所見と思われる.肝におけるALA合成K活性の特異な上昇は本例の多量のporphyrin体産生や,重度の神経筋症状に大きな影響を与えたと思われた. K活性はS活性より生理的なALA合成をよりよく反映すると思われ,これを中心に肝性porphyriaにおける酵素異常について考察した.
  • 小嶌 興二, 坂本 忍, 高久 史麿, 久保田 一雄, 溝ロ 秀昭, 三浦 恭定, 山中 桓夫, 木村 健, 桜林 郁之介, 河合 忠
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1301-1305
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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    肝硬変と単クローン性免疫グロブリン血症(以下M蛋白血症)との関係の有無を明らかにする目的で, 160例の肝硬変の患者の血清蛋白を調べた.この中で6例にM蛋白を認めた.この頻度は3.75%で一般人におけるM蛋白血症の出現頻度よりも有意に高かつた.この中1例では2種類のM蛋白を認め,また1例ではセルロースアセテート膜電気泳動法ではM蛋白は認められず,免疫電気泳動法によつて発見された.いずれの症例も多発性骨髄腫を疑わせる所見は認められなかつたが, 1例でその後M蛋白量の増加を認めた.しかし最も長期間経過を追つた症例でも2年しか経つていないので,今後これらの症例が多発性骨髄腫へ移行するか否か慎重に経過を観察する必要があると考える.
  • 小鶴 三男, 中島 泰代, 蔵田 孝雄, 金子 周司, 井林 博
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1306-1312
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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    好中球減少症(35才,男性)において,副腎皮質ステロイド使用後に増加してきた自己成熟好中球に対する凝集素をLalezariの方法によつて検索し,本症が自己免疫性好中球抗体に起因することを証明した.本例の成熟好中球は末梢血および骨髄中に著減を示したが,骨髄芽球,好中球系の前骨髄球および骨髄球は減少を認めず, Robinson & Pike法による骨髄細胞の軟寒天培養法でコロニー形成細胞(colony forming cell in culture, CFU-C)が, 506/2×10 cellsと正常骨髄細胞(110±46/2×105cells)より著増していた.高γ-グロブリン血症(血清総蛋白6.9g/dl, γ-グロブリン22.8%, IgG 1800mg/dl, IgA 333mg/d1, IgM 516mg/dl, TTT 13.5, ZTT 21.2)を合併し,セルローズアセテート膜電気泳動で尖鋭なピークが認められ,免疫電気泳動でIgM(κ)のM成分と同定された.従つて,好中球自己抗体が単クローン性IgM(κ)にあるのか否かを追究する目的で,患者血清を薄層等電点分画法によつてIgGとIgMに分離した後, Lalezariの方法によつて白血球凝集素を検索したところ,好中球抗体はIgGにあることが判明した.副腎皮質ステロイドに極めて良く反応し,プレドニゾロン40mg/日の投与で1週間後には好中球数396/mm3から2840/mm3と著増した.血清の白血球凝集素は2048倍以上から,ステロイド使用後急速に低下して陰性化した.以上,本邦第1例の自己免疫性好中球減少症を報告すると共に,好中球抗体の検索法,好中球特異抗原,同種新生児好中球減少症, Felty症候群, SLEなどの鑑別診断などについて考察した.
  • 堀尾 豊, 外村 洋一, 小野 忠弘, 徳臣 晴比古, 斉藤 裕子, 片岡 宏一郎, 中尾 宏, 勝屋 弘忠
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1313-1318
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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    慢性Chagas病は本邦にて,未だその報告を見なかつたが,最近,我々は本病の1例を経験したので,ここに報告する.症例は62才,男性で, 21才時ブラジルに移住し農薬に從事していた.数年前より動悸,呼吸困難を自覚し,強心剤,利尿薬の投与を受けていた.入院前1週間頃より,夜間呼吸困難,動悸を自覚し,昭和52年7月20日に入院した.入院時は,毎分100の絶対性不整脈,心拡大,肺野ラ音,頚部静脈怒張,肝腫大,下腿浮腫を認め,重症うつ血性心不全の状態であつた.心電図上は,心房細動,右脚ブロック型心室内伝導障害を有しており,ジギタリス薬投与にて多源性心室性期外収縮の頻発を認めたので,電気的除細動を行ない洞調律に復した.心臓超音波検査にても,左心室後壁のAkinesiaと低心拍出性心不全の状態を呈していた.ブラジルでのMachado-Guerreiro補体結合反応陽性にて,慢性Chagas病と診断した.本例の重症うつ血性心不全はジギタリス薬,利尿薬などに抵抗性であつた.死亡前日より,心室頻拍の発作が頻回出現し, 38病日には,心室細動にて死亡した.死後剖検にて,心重量は740gであつた.組織学的には慢性間質性心筋炎と心筋線維内にTrypanosoma cruziのleishmaniaの巣が認められた.
  • 花田 尚, 太田 義章, 宮崎 三弘, 依田 安弘, 田上 憲次郎, 阿部 帥
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1319-1325
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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    抗腫瘍剤の投与により爪に色素沈着を生じることはすでに報告されており,最近doxorubicinによつてもしばしば認められている.しかしdoxorubicinと同じanthracycline系の抗腫瘍剤であるdaunorubicinではかかる副作用は1例の短報があるにすぎない.筆者らは急性白血病患者4例(15~29才,男1例,女3例, AML 3例, AL 1例)において, daunorubicinを含む多薬併用療法を施行したところ,治療時期に相当して爪に横縞状の色素沈着を認めた.この色素沈着はDOAP療法(daunorubicin, vincristine, cytosine arabinoside, prednisolone)では生じたがdaunorubicinをcyclophosphamideに切り換えたCOAP療法では出現しなかつたことからdaunorubicinが原因薬物と推測された.また1例においてはdaunorubicinをdoxorubiclnに切り換えた多薬併用療法によつても同様に爪の色素沈着を生じた.薬物投与量は1コースあたりdaunorubicin 75~150mg/m2, doxorubicin 45mg/m2であり投与約6週後に爪の近位部に色素沈着の出現を認めたが,他部位の色素沈着は生じなかつた.剖検時採取した爪の検索では横縞に相当してメラニン色素の沈着を確認した.以上の観察成績よりdoxorubicinに化学構造が類似したdaunorubicinによつても爪の色素沈着が生じるものと考察された.
  • 植原 典美, 白川 茂, 内野 治人
    1979 年 68 巻 10 号 p. 1326-1331
    発行日: 1979/10/10
    公開日: 2008/06/12
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    Rothman-Makal症候群(lipogranulomatosis subcutanea Rothman-Makai)は特発性に皮下脂肪肉芽腫を生ずる疾患であり, Weber-Christian病と近縁の疾患と考えられているが,後者に比べ極めて良好な経過をたどるとされる.我々は特発性に多発性皮膚硬結を生じ,皮膚生検により脂肪肉芽腫の形成をみた, Rothman-Makai症候群と考えられる1症例を経験したので報告する.症例は20才,男性.何ら誘因なく右下眼瞼浮腫と腹部,大腿にほぼ左右対称性に貨弊大の皮膚硬結を生じ受診した.発熱関節痛等の全身症状はなく,理学的検査では皮膚所見と右鼡部のリンパ節腫脹以外に異常はなく,生化学的検査,免疫学的検査においても特記すべき異常は認められなかつた.皮膚生検によつて皮下脂肪組織へのリンパ球,組織球等の浸潤と脂肪融解(lipolysis)がみられ,脂肪肉芽腫(lipogranuloma)の像が得られたが,血管炎の所見はみられなかつた.またリンパ節生検像ではsinus histiocytosisがみられた.消炎剤,サルファ剤の投与で経過を観察したが,初診後4カ月に至り次第に皮膚硬結,および眼瞼浮腫は痕跡なく消失した.良性の臨床経過をたどつたこと,および皮膚生検結果より本症例はRothman-Makai症候群と考えられた.現在この疾患の原因については全く不明である.
  • 1979 年 68 巻 10 号 p. e1
    発行日: 1979年
    公開日: 2008/06/12
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