日本内科学会雑誌
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68 巻 , 2 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 長野 準, 山林 一, 谷本 普一, 藤田 一誠, 緒方 博丸, 芳賀 敏彦, 鶴谷 秀人, 龍華 一男, 川上 義和, 塚本 玲三, 小林 ...
    1979 年 68 巻 2 号 p. 131-155
    発行日: 1979/02/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 小坂 淳夫
    1979 年 68 巻 2 号 p. 156-160
    発行日: 1979/02/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 廣瀬 憲文, 菱川 泰夫
    1979 年 68 巻 2 号 p. 161-175
    発行日: 1979/02/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    急激な運動の開始によつて誘発される不随意運動発作症(dystonic seizure induced by movement)は反射性てんかんとの関連が論議されている.本症の病態を解明するために,本症の臨床像を検索し,発作の発現機序を電気生理学的に検討した.発作は,検索した35例の全例で自発運動に関連して起こり,その持続は数十秒から1分以内であり,発作の多くは四肢,躯幹,時には顔面,眼球に拡がつたが,発作中に意識消失を認めるものはなかつた. 9例では発作の起こる身体側が交代した.本症の家族歴は20.6%の症例に認められたが,てんかんの家族歴を認めるものはなく,てんかんとの合併例は1例のみであつた.発作間歇期の脳波にてんかん性発作波を認めたものは34例中の2例であつた.この2例を含めた14例の発作中の脳波にはてんかん性発作波を認めなかつた.種々の刺激による発作誘発効果と発作時の四肢の筋活動を8例の患者で検索した.発作は下肢の自発運動で最も容易に誘発されたが,四肢の受動運動や振動刺激では誘発されなかつた.また,自発運動を命じて発作を誘発した場合,運動開始より平均4.2秒後に発作が発現した.運動の開始以前や開始と同時に発作が起こつた例はなかつた.以上より,本症は運動に伴う求心性の感覚刺激により惹起される反射性てんかんではなくて,自発運動の遂行に必要な脳中枢の統合機能の一過性の破綻により生じる発作であり,不随意運動症の一種であるとの見解を提出した.
  • 伴 昌明
    1979 年 68 巻 2 号 p. 176-181
    発行日: 1979/02/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    循環器疾患とくにうつ血性心不全患者ならびに急性心筋硬塞患者の交感神経活動の指標として,血中ノルエピネフリン(NEと略す)を酵素アイソトープ法により定量した.そして,血中NE値とうつ血性心不全の臨床症状(とくに倦怠感,心悸亢進,呼吸困難を主とする)によるNew York Heart Association (NYHA)機能分類,急性心筋硬塞の経過による変動について検討した.健常者45名平均年令37±13 (SD)才における日本人の血中NEの正常値は0.20±0.10 (SD) ng/mlであつた.また,健常者の血中NEレベルは加令とともに上昇することを認めた.さらに,臥位から立位への体位変換により,血中NEレベルの上昇を認めた.うつ血性心不全患者28名の血中NEは, NYHA機能分類I~II群において, 0.38±0.04 (SE) ng/mlであり,健常者に比べ有意の上昇を示した. III~IV群では,さらに高値を示した.急性心筋硬塞患者9名の血中NEは, Killip分類A~B群の重篤な合併症のない症例において,発症から3日までの急性期血中NEは0.53±0.05 (SE) ng/mlであり, 4日から10日までの0.28±0.03 (SE) ng/mlに比べ有意の上昇を示した.また, 4日から10日までのそれは, age-matchした50才以上の健常者の血中NEレベル0.28±0.02 (SE) ng/mlにまで回復していた.以上,高感度で特異性のある酵素アイソトープ法を用いた血中NEの定量法により,加令,体位変換,うつ血性心不全軽度例,急性心筋硬塞急性期の交感神経機能の亢進を認めた.
  • 小屋 美津彦, 山元 明子, 高橋 隆幸, 星野 孝, 森下 玲児
    1979 年 68 巻 2 号 p. 182-188
    発行日: 1979/02/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    16才の女子で躁状態,とくに幻覚,粗暴行動,自我感情の亢進,拒否症などの著明な精神症状を伴つた成人型若年性悪性貧血の1例を報告した.本例はまた3才よりすべての爪の慢性皮膚candida症に罹患していた.非経口的VB12と経口的鉄剤による治療の結果,本例は完全な血液学的寛解を得ると共に,精神症状もすべて消失した.そこで本例にみられた悪性貧血の発症と精神異常および慢性皮膚candida症の相互関係について考察を加え,併せて本邦における若年性悪性貧血,精神症状発現率などの報告を通覧した.本例には抗内因子抗体,抗壁細胞抗体以外の自己抗体は認められなかつだが,長期にわたる皮慮candida症の存在は細胞性免疫の異常を示唆し,これは悪性貧血の発症における免疫学的機序とも関係をもつと考えられた.実際candida拙出抗原やPPDに対する皮膚遅延型反応は繰返し行なつても陰性であつた.次にVB12投与により治癒した本例の著明な精神症状の原因について,葉酸代謝に関連して考察した.本例を葉酸欠乏症の範畴に含めることはできないが,赤血球葉酸量は著明な低値を示し, VB12欠乏によつて二次的に発現する細胞内葉酸欠乏の存在を示唆し,これは悪性貧血における精神症状の発生の一因である可能性を推定せしめた.
  • 難波 修, 西野 執, 木曽 宗昭, 成木 行彦, 大塚 幸雄, 白井 達男, 入江 実, 海老沢 功
    1979 年 68 巻 2 号 p. 196-201
    発行日: 1979/02/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    本邦で最初と思われるマンソン住血吸虫症の1例を報告する.症例は34才の男性.昭和51年12月エチオピアへ出張,ムイ川にて頻回に水浴を行なつていた.昭和52年4月より38°Cの弛張熱と下痢が約1カ月続き,原地病院でマンソン住血吸虫症と診断されたが無治療で帰国し,当内科に入院した.入院時現症は両鼡径部に小指頭大のリンバ節を触れる以外異常所見はなく,検便にて虫卵は認めなかつた.貧血や好酸球増加も認められなかつた.しかし,直腸生検にて多数の虫卵が認められた.虫卵は卵円形で側棘を有し,大きさは約140×60μmでマンソン住血吸虫卵と確認した.治療はniridazole lgを5日間投与したが,副作用として,頭痛,食欲不振,悪心が認められた.交通網の発達に伴ないマンソン住血吸虫症は本邦でも増加する可能性があると思われる.
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