日本内科学会雑誌
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67 巻, 8 号
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
  • 木村 登
    1978 年 67 巻 8 号 p. 783
    発行日: 1978/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 田中 弘允
    1978 年 67 巻 8 号 p. 784-792
    発行日: 1978/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 自然発症高血圧・脳卒中モデルにおける最近の進歩
    家森 幸男
    1978 年 67 巻 8 号 p. 793-802
    発行日: 1978/08/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 戸嶋 裕徳
    1978 年 67 巻 8 号 p. 803-809
    発行日: 1978/08/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 渡部 良夫
    1978 年 67 巻 8 号 p. 810-818
    発行日: 1978/08/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 仁村 泰治
    1978 年 67 巻 8 号 p. 819-827
    発行日: 1978/08/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 山口 洋
    1978 年 67 巻 8 号 p. 828-835
    発行日: 1978/08/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 橋場 邦武
    1978 年 67 巻 8 号 p. 836-842
    発行日: 1978/08/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 金久 卓也
    1978 年 67 巻 8 号 p. 843-844
    発行日: 1978/08/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 年令・発症後期間・障害部位などの影響について
    篠原 幸人, 高木 繁治, 後藤 文男
    1978 年 67 巻 8 号 p. 845-852
    発行日: 1978/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    脳血管障害患者64例における脳血流および脳循環autoregulation障害度を疾患別に分類し,患者の年令・発症後期間・病巣部位・発作回数などの諸因子との関係を検討した.脳血流は133Xe内頚動脈注入法により測定し, autoregulation障害度はtilt tableを用いて頭部を挙上させ脳潅流圧を減少させた際の脳血流の変化より評価した.その結果,テント上脳硬塞・脳出血例のみならず,脳幹部硬塞や明らかな硬塞を伴わない椎骨脳底動脈不全症においても,テント上の脳循環autoregulationに障害があることが観察された.最も症例の多かつたテント上脳硬塞例では,高令者ほど,急性期(発症後1カ月以内)ほど,また発作を反復している症例ほどautoregulation障害が強い傾向がみとめられた.上記の結果から,特に高令の脳血管障害患者急性期における血圧管理の重要性が示唆された.またautoregulationの障害は単に病巣部位付近のみならず反対側脳半球や脳幹部硬塞例のテント上でもみられ,この事実からautoregulationの機序は,従来の筋原説のみでは説明しがたく,おそらく神経系を介した何らかのremote effectが働いていると考えられる.
  • 羽根田 隆, 三浦 拓二, 石出 信正, 宮沢 光瑞, 滝島 任, 丹羽 隆
    1978 年 67 巻 8 号 p. 853-859
    発行日: 1978/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    原発性肺高血圧症(PPH)における非侵襲的診断法を検討するため, 7例の本症患者(男2,女5,年令14~48才,平均30才)に心エコー図検査を施行,左-右短絡性疾患に続発した肺高血圧症(以下SPHと略す)と比較した. PPH群の肺動脈平均圧は42~90mmHg,平均60mmHg,肺血流量は1.85~3.48l/min/m2,平均2.64l/min/m2であつた.心エコー図所見として右室拡張期径の拡大が全例にみられたに反し,左房,左室径は正常,もしくは小であつた.僧帽弁後退速度は低下し,僧帽弁狭窄症と紛らわしい所見を呈したが,後尖の動きは正常であつた.心室中隔運動の振幅は左室後壁に比し大で, 7例中4例で奇異性運動がみられた.肺高血圧の所見とされる肺動脈弁エコーにおけるe-fslopeの水平化, ‘a’ dipの消失はPPH, SPH両群に共通にみられたが,もう一つの肺高血圧の所見,収縮期弁flutteringは後者で全例にみられたに反し,前者では明らかでない例が多かつた.又,弁エコーは援者で太いのに反し,前看で細く,対照的であつた. 4例のPPH剖検例(年令15~33才,平均25才)では肺動脈弁の肥厚を認めなかつたが, SPHの部検7例(年令1~25才,平均13才)では肺動脈弁の肥厚,膠原線維増殖が認められ,弁エコー厚さが異なる一因として,弁の器質的変化が関連を有すると考えられた.
  • 佐久 昭, 木下 真男, 里吉 営二郎
    1978 年 67 巻 8 号 p. 860-867
    発行日: 1978/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    私共は22才時発熱を伴つて四肢麻痺発作で発症した定型的Bartter症候群を経験した.本症の報告は小児例が多く,食塩渇望,発熱,身体発育障害などが臨床的特徴で,成人例にみられる脱力,四肢麻痺,テタニーは少ないとされている.本症例は22才発症ながら小児例に特徴とされる症状をも有しており,また入院当初の動脈血pHは7.350とアシドーシスであつたが,血清カリウム値の上昇とともに7.484と著明なアルカローシスを呈するようになつた点など従来の報告にみられない特異な臨床像が認められた.一方本症例の父親に持続性低カリウム血症を認めたが,いわゆるBartter症候群の定義には合致しなかつた.子供に定型的Bartter症候群が認められた低カリウム血症の父子例について, (1)低カリウム血症を呈する二つの異なつた疾患がたまたま親子に認められた. (2)低カリウム血症を来たす同一疾患が親子に存在し,その臨床像として子の方にはBartter症候群が出現した. (3)親子ともBartter症候群である,などの可能性が考えられた.
  • 洪 秀樹, 田中 明, 橋本 裕二, 畔上 信久, 有田 匡孝, 村瀬 弘, 須永 俊明, 沼野 藤夫, 前沢 秀憲, 吉嶺 公晴, 松原 ...
    1978 年 67 巻 8 号 p. 868-877
    発行日: 1978/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    多発性小腸憩室,脂肪性肝硬変を有する例にBII法胃切除術施行後,次第に栄養状態が悪化し,重症polyneuropathyを合併した1症例を報告した.症例は33才,男性. 27才の時,十二指腸潰瘍出血の疑いにてBII法胃切除術を施行された.開腹時,小腸腸間膜附着側に多数の憩室を認め,術中肝生検にて軽度脂肪牲肝硬変の所見を得た.胃切除後徐々に体重が減少.入院9カ月前から異常知覚, 4カ月前から下腿の浮腫と運動障害を自覚し,近医にて四肢の筋萎縮と筋力低下を指摘された. 1カ月前より筋力低下が著しくなり杖歩行となつたため,昭和51年12月20日当科入院.入院後施行した筋電図および右腓骨神経生検所見にて筋萎縮は神経原性と判定され,さらに高度の栄養不良状態にあつたため吸収不全症候群の存在が示唆された.入院経過中副腎皮質ステロイド剤,ビタミン剤,アルブミン製剤等の投与を積極的に試みたが効果なく,昭和52年3月初めより自立歩行不能となり3月22日頃より血清アルブミン値は2.0g/dl前後を示していた.入院7カ月後呼吸筋萎縮と両側胸水および腹水貯留による呼吸障害により死亡.剖検では50個以上の小腸憩室と初期脂肪性肝硬変,末梢神経線維の脱髄と軸索変性,全身筋肉の系統的萎縮が主要所見であつた.わが国では高度栄養障害に伴つたpolyneuropathyで著弱な筋萎縮をきたした症例の報告はきわめて少ない.本例の重症polyneuropathy発症要因などにつき考察を加えた.
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