日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
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93 巻, 6 号
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  • 堀江 孝至
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1067-1068
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 榊原 博樹
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1069-1076
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    睡眠時無呼吸症候群(SAS)は無呼吸-低呼吸指数(AHI)が5/h以上の睡眠呼吸障害(SDB)と日中の眠気などの自覚症状をもつときに診断され,その有病率は30歳以上の男性の4%,女性の2%を占める.症状の乏しいSDBを含めると30歳以上の男性の24%,女性の9%にも達する. SASは言うに及ばず,症状の乏しいSDBであっても,放置されると高血圧の発症因子となり,冠動脈疾患や脳血管障害の発症にも関与する. SASのほとんどは,舌や咽頭軟部組織(軟口蓋や扁桃など),顎顔面形態などの異常に基づいて発症する.肥満はSASの増悪因子だが, SASの発症にとって十分条件でも必要条件でもない.
  • 柳生 久永, 大石 修二, 中村 博幸, 松岡 健
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1084-1087
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    睡眠時無呼吸症候群(以下本症)の主たる症状はいびき・無呼吸・眠気である.問診において,いびき・無呼吸はベットパートナーからの情報に注目し,過度の眠気の有無を確認すること.アルコ一ル摂取などの生活習慣上の問題点,睡眠衛生等を確認すること.診察において,本症の可能性を示唆する理学的所見を確認すること,本症と併存あるいは関連する可能性がある合併症を見逃さないこと,二次的に本症を来す可能性がある疾患を見逃さないことなどが重要である.
  • 大井 元晴, 谷口 充孝
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1088-1094
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    睡眠障害の検査の標準となる方法はポリソムノグラフィー(Polysomnography, PSG)と考えられている.脳波,眼電図,オトガイ筋電図が睡眠段階,覚醒(awaking),短期覚醒(arousal)判定の基本的部分となる.鼻腔内圧,胸部,腹部の呼吸運動,オキシメーターによる酸素飽和度の測定により,無呼吸,低呼吸などの呼吸異常を測定する. PSGの測定,評価には人手,時間がかかるために睡眠呼吸障害の評価のために, PSGの測定項目のうち呼吸・循環に関連した数項目を選択して行う簡易測定(partial channel PSG),オキシメーターのみの測定を行う場合がある.閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸症候群の診断には簡易モニターをfirst lineとする考え方もある.これらの検査の解析については,現状では, PSGからオキシメーターに至るまで,睡眠段階の自動判定などを含め,最終的には睡眠呼吸障害の評価に経験のある人間の目で確認する必要がある.
  • 井上 雄一
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1095-1102
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    睡眠時無呼吸症候群(SAS)診療を行う上では,本症候群の中で最も頻度の多い閉塞性睡眠時無呼吸症候群なのか,近接した他の睡眠時呼吸障害なのかを鑑別する作業が必要となる.また, SASの重要な徴候といえる過眠症状の鑑別のために,入念な問診を加えるべきだし,適宜睡眠日誌,多回睡眠潜時反復検査などを併用するのもよい.また, SAS自体で夜間睡眠中の窒息感を訴えるケースは比較的少ないので,この症状が存在する場合には,他疾患の可能性についても検討すべきである.
  • 久保 惠嗣
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1103-1108
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    OSAS患者では睡眠中著明な肺高血圧(PH)がみられ,これは低酸素性肺血管収縮,呼吸性アシドーシス,交感神経の緊張で説明可能である.一方,昼間でも軽度のPHが20~40%の頻度で存在する.肺疾患,呼吸機能異常,肥満があるとより高頻度で高度である.このPHはPaO2や呼吸機能が正常でも存在し, AHIや睡眠中の低酸素血症の程度と関係なく存在する例もあり,間欠的低酸素血症に対する肺動脈リモデリング,低酸素や運動負荷に対する肺循環系の過剰反応などの機序も推定されている.
  • 櫻井 滋
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1109-1113
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    チェーン・ストークス呼吸症候群(CSBS)は中枢型睡眠呼吸障害の一病態であり,うっ血性心不全あるいは中枢神経疾患に伴う周期性呼吸をいう.臨床症状はいわゆる睡眠時無呼吸症候群と同様に日中の傾眠や全身倦怠,睡眠障害が主体である.重症うっ血性心不全の30から50%に合併するとされ,無呼吸低呼吸指数(AHI)≧20の患者では生命予後を悪化させるため,治療が必要である.治療は酸素療法やCPAP(continuous positive airway pressure)療法が試みられ,臨床症状や生活の質はもとより心不全の改善をもたらすことが明らかになっている.
  • 塩見 利明, 篠邉 龍二郎, 大竹 一生, 長谷川 里佳, 臼井 研吾
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1114-1119
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    SASに合併する循環器疾患として肥満,高血圧,メタボリックシンドローム,虚血性心疾患,そして慢性心不全(CHF)への進行には一連の病態の推移がある. CHFの病因もリウマチ性から特発性や虚血性に変わり,合併する睡眠呼吸障害のタイプからみれば,将来的にCHFは非肥満型と肥満型に分けられる方がよい.非肥満型CHFにはCSA(またはCSA-CSR),一方肥満型CHFにはOSAが高率に合併し,前者は在宅酸素療法(HOT),後者はNCPAP療法がよい適応である.
  • 陳 和夫
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1120-1126
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    本邦では顔面の形態上,欧米人に比して,肥満が軽度でも閉塞型睡眠時無呼吸-低呼吸症候群(OSAHS)になりやすいが,本邦においても肥満はOSAHSの重要な発症因子であり増悪因子でもある. OSAHSは肥満に独立して高血圧の発症因子になることは明らかになったが, OSAHSに伴う,低酸素血症,低酸素血症からの回復,胸腔内圧の変動などは交感神経活動の亢進,血管内皮障害,インスリン抵抗性,レプチン抵抗性などを介して,脳・心血管障害発症への関与が明らかになりつつある.
  • 河野 正己
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1133-1139
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    口腔装置とは上気道を拡大する目的で口腔内に装着する器具のことで,その最初は1934年のPierre Robinの報告に遡る.その後は, 1980年代になって睡眠呼吸障害が注目されるようになると, NCPAPと並ぶ簡便な治療法として臨床の場に再登場した.本稿では,睡眠呼吸障害に応用する口腔装置の種類,作用機序,治療効果と限界を解説し,その単独治療とNCPAPと連携した併用治療の適応基準を検討する.
  • 長谷川 達哉, 鈴木 衞
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1140-1146
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    睡眠障害で耳鼻咽喉科を受診する患者のほとんどは閉塞性睡眠時無呼吸症候群(obstructive sleep apnea syndrome: OSAS)である.ゆえに耳鼻咽喉科特有の治療はいかに手術により咽頭を中心とした上気道を開大させ,睡眠時のair wayを確保するかにある.経鼻的持続陽圧呼吸療法(nasal continuous positive airway pressure: nCPAP)が開発された今でも物理的な障害に対する外科的治療は,その適応が正確でかつ手技が確実であれば患者にとって大きな福音となる.
  • 成井 浩司
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1147-1155
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    睡眠時無呼吸症(Sleep apnea syndrome: SAS)において,最も注目されるのは合併症の存在であり,特に心疾患に関しては予後を規定する最大の因子である. SASは心疾患の原因になる肥満を含むmetabolic syndromeの合併症として考えられ,心疾患のハイリスク群に合併しやすい病態として認識されてきた.近年, SAS自体が心疾患の原因,悪化因子であることが明らかにされてきており,循環器領域においても大きく注目されている.肥満の程度が比較的軽い本邦でも,閉塞性睡眠時無呼吸症(Obstructive Sleep Apnea; OSA)は近年の肥満人口に伴い有病率が増加している. OSAは睡眠から頻回の覚醒を起こし,日中の眠気などの精神神経機能障害をきたし,交通事故や作業事故の増加をもたらす.この睡眠障害により低酸素血症,高炭酸ガス血症そして交感神経活性の上昇は高血圧の発症,進展と密接な関係をもち,虚血性心疾患や脳血管障害,心不全などの心血管系疾患への関与も明らかになっている.本稿では, OSAの予後を規定する心疾患とOSAによる眠気から生じる社会問題について述べる.
  • 前田 勇司, 田口 善夫, 田中 栄作, 井上 哲郎, 加藤 晃史, 櫻本 稔, 水口 正義, 馬庭 厚, 寺田 邦彦, 後藤 俊介
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1175-1177
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は54歳,男性. 2000年2月から断続的に認める喀血に対して,抗生剤投与や気管支動脈塞栓術を施行した.一時的には症状は改善するものの喀血を繰り返す為に, 2001年4月に右上葉切除を行った.摘出標本にて放線菌の菌塊を認め,肺放線菌症と診断した.治療抵抗性の繰り返す喀血例では,本症の可能性も考慮する必要があると思われた.
  • 入田 純, 間口 元文, 持田 賢治, 松本 有司, 田中 清宜, 山下 省吾, 高田 泰治
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1178-1179
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例1は57歳,女性.労作時呼吸困難を主訴に受診. PaO250.6Torrと低酸素血症を認めた.症例2は68歳,女性.肝細胞癌の治療目的にて入院中に労作時息切れが出現. PaO255.3Torrと低酸素血症を認めた.両症例とも基礎疾患として肝硬変症を認めること,ガス交換異常を伴う低酸素血症を認めること,マルチスライスCT (MSCT)にて肺内末梢血管拡張を認めることから肝肺症候群と診断した.
  • 高橋 正彦, 三枝 智宏, 梅屋 崇, 森 美由紀
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1180-1182
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    発端例は高校野球部生徒で左胸痛を主訴に受診した.血液検査,胸部単純X線,心電図,心エコー検査を行い,典型的ではなかったが,急性心膜炎疑いにて入院となった.その後同校野球部とサッカー部内で同様の症状を訴える生徒が多く出現し,流行性胸膜痛(Bornholm disease)の集団発生を考えた.経過により,コップやペットボトルの回し飲みによるエンテロウイルス属の経口感染を強く疑った.集団発生により流行性胸膜痛と診断できた興味深い症例であり,報告した.
  • 原田 孝, 松崎 晋一, 野口 俊治, 仁平 聡, 吉見 誠至, 富岡 眞一
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1183-1185
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は41歳,男性.労作時息切れを主訴に受診.胸部X線写真上心拡大,両下肺の網状影,索状影,胸部CT上同部の肺血管影増強と胸膜直下に多発する斑状影を認めた.肺生検組織ではNonspecific interstitial pneumonia (NSIP)および筋性肺動脈レベルでの微小肺血栓塞栓症を認めた. Predonisolone (PSL)とWarfarinを開始し軽快した.両者の合併は稀であり,貴重な症例と考え報告した.
  • 来住 稔, 坂口 一彦, 田中 心和, 西脇 佳世, 堀松 高博, 竹田 章彦, 大西 裕, 小池 隆史, 藤澤 貴史, 前田 光雄, 植田 ...
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1186-1188
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は53歳,女性.間欠性跛行を主訴で来院.理学的所見で両側の大腿動脈以下の末梢動脈の拍動を触知せず,画像検査で両側腎動脈直下の腹部大動脈から両側内腸骨動脈までの完全閉塞を認めた.閉塞部動脈の病理像では,炎症所見は認めずコレステロール沈着を含む高度の動脈硬化所見を得た.本症例のごとく,比較的若年女性に生じる動脈硬化性Leriche型腹部大動脈閉塞症の報告は本邦では稀であり,欧米で報告されているsmall aorta syndromeの範疇にはいるものと思われたので文献的考察を含めて報告する.
  • 山本 博徳, 喜多 宏人, 砂田 圭二郎, 矢野 智則, 林芳 和, 佐藤 博之, 岩本 美智子, 井戸 健一, 菅野 健太郎
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1189-1199
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    近年小腸内視鏡検査に新しい二つの方法が登場した.ワイヤレスカプセル内視鏡とダブルバルーン内視鏡である.ワイヤレスカプセル内視鏡は苦痛もなく,被検者を医療施設に拘束することも無く全小腸の内視鏡画像検査を可能とした画期的検査法である.小腸疾患の初期検査としての有用性が期待されるが生検,内視鏡治療が出来ないこと,狭窄部での滞留の危険性がある事などが問題である.
    ダブルバルーン内視鏡は内視鏡先端とオーバーチューブ先端の二つのバルーンを組み合わせて操作し,腸管を短縮しながら挿入していく新しい内視鏡挿入概念に基づいた内視鏡である.経口的,経肛門的のどちらからのルートでも挿入でき,消化管全域の内視鏡検査が可能となった.深部小腸においても操作性に優れ,任意の部位での往復観察,生検,内視鏡処置が可能である.
    これら二つの新しい小腸内視鏡検査により小腸疾患へのアプローチに変革がもたらされる事が予想される.
  • 藤村 政樹
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1200-1205
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    初診時の一般診療によって原因が特定できない8週間以上持続する咳嗽を慢性咳嗽という.我が国における慢性咳嗽の3大原因疾患は,咳喘息,アトピー咳嗽および副鼻腔気管支症候群である.咳喘息は,気管支拡張薬が有効な咳嗽と定義され,約30%の患者が喘息を発症するため,喘息の前段階と認識される.その基本病態は,病理学的には中枢から末梢気道全体の好酸球性気道炎症であり,生理学的には軽度の気道過敏性亢進と軽度の気管支平滑筋トーヌス亢進である.咳感受性は正常である.アトピー咳嗽の基本病態は,病理学的には中枢気道に限局した好酸球性気道炎症であり,生理学的には咳感受性の亢進である(咳感受性亢進を伴う好酸球性気管・気管支炎).気道過敏性は正常であり,喘息を発症しない.気管支拡張薬が全く無効で,ヒスタミンH1-拮抗薬が有効である.咳喘息もアトピー咳嗽も,吸入ステロイド薬が有効である.
  • 長瀬 隆英
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1206-1210
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    アラキドン酸を起点とする代謝産物であるPAF,プロスタグランジン,トロンボキサン,ロイコトリエンなどは脂質メディエーターと総称されている.アラキドン酸は,リン脂質からホスホリパーゼA2によって切り出され,アラキドン酸カスケードと呼ばれる経路を経て様々なエイコサノイドを生成する.エイコサノイドは,ごく微量で多彩な生理活性作用を呈するのが特徴であり,呼吸器系においても重要な生理的意義を有することが示唆されている.例えば,気管支喘息, ARDS,肺線維症などの呼吸器疾患発症機序において,エイコサノイドは極めて重要な生理的意義を有することが推察されている.今後,各々のエイコサノイドがもつ生理的意義・重要性が解明されることにより,難治性呼吸器疾患に対する有効な治療法・治療薬の開発および実用化が期待される.
  • 福本 誠二
    2004 年 93 巻 6 号 p. 1211-1216
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    X染色低優性低リン血症性くる病/骨軟化症(X-linked hypophosphatemic rickets/osteomalacia: XLH),常染色低優性低リン血症性くる病/骨軟化症(autosomal dominant hypophosphatemic rickets/osteomalacia: ADHR),および腫瘍性くる病/骨軟化症(tumor-induced rickets/osteomalacia: TIO)は,いずれも尿細管リン再吸収障害に基づく低リン血症を特徴とする疾患である.これらの疾患では,通常血中カルシウム(Ca)濃度には異常は存在しないことから,副甲状腺ホルモンなどのCa調節ホルモンとは別個のリン調節因子の存在が想定されてきた. Fibroblast growth factor (FGF)-23は, ADHRの原因遺伝子としてポジショナルクローニングにより同定されるとともに, TIO惹起因子としても同定された.また, XLH患者でも血中FGF-23の上昇が報告されている.さらにFGF-23ノックアウトマウスは,これらの疾患とは逆に高リン血症を示す.従ってFGF-23は,複数の低リン血症性疾患の発症に関与すると共に,生理的にも血中リン濃度調節に重要な役割を果たすと考えられる.
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