日本皮膚科学会雑誌
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118 巻 , 3 号
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日本皮膚科学会ガイドライン
  • 古江 増隆, 佐伯 秀久, 古川 福実, 秀 道広, 大槻 マミ太郎, 中村 敏明, 佐々木 りか子, 須藤 一, 竹原 和彦
    原稿種別: 日本皮膚科学会ガイドライン
    2008 年 118 巻 3 号 p. 325-342
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2014/12/03
    ジャーナル 認証あり
    Standard guideline for management (diagnosis, severity scoring and therapy) of atopic dermatitis (AD) is established. In this guideline, the necessity of dermatological training is emphasized in order to assure the diagnostic skill and to evaluate the severity of AD. The present standard therapies for AD consist of the use of topical steroids and tacrolimus ointment for inflammation as well as emollients for dry and barrier-disrupted skin as the first-line topical applications, systemic anti-histamines and anti-allergic drugs for pruritus, avoidance of apparent exacerbating factors, psychological counseling, and advice about daily life. Tacrolimus ointment (0.1%) and its low density ointment (0.03%) are available for adult patients and 2–15 years old patients, respectively. The importance of suitable selection of topical steroids according to the severity of the lesion is also emphasized.
  • 池田 志斈, 黒沢 美智子, 山本 明美, 玉井 克人, 米田 耕造, 青山 裕美, 北島 康雄
    原稿種別: 日本皮膚科学会ガイドライン
    2008 年 118 巻 3 号 p. 343-346
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2014/12/03
    ジャーナル フリー
  • 古川 福実, 松永 佳世子, 秋田 浩孝, 上田 説子, 薄木 晶子, 菊地 克子, 幸野 健, 田中 俊宏, 林 伸和, 船坂 陽子, 師 ...
    原稿種別: 日本皮膚科学会ガイドライン
    2008 年 118 巻 3 号 p. 347-356
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2014/12/03
    ジャーナル フリー
    Chemical peeling is one of dermatological treatments for certain cutaneous diseases or conditions or aesthetic improvement, which consists of the application of one or more chemical agents to the skin. Chemical peeling has been very popular in medical fields as well as aesthetic fields. Since scientific background and adequate approach is not completely understood or established, medical and social problems have been reported. This prompted us to establish and distribute standard guideline of care for chemical peeling. Previous guidelines such as 2001 version and 2004 version included the minimums for the indications, the chemicals used, their applications, associated precautions, and postpeeling care and findings. The principles were as follows :1) chemical peeling should be performed under the control and the responsibility of the physician. 2) the physician should have knowledge of the skin and subcutaneous tissue and understand the mechanism of wound-healing. 3) the physician should be board-certified in an appropriate specialty such as dermatology. 4) the ultimate judgment regarding the appropriateness of any specific chemical peeling procedure must be made by the physician in light of all standard therapeutic ways, which are presented by each individual patient. Keeping these concepts, this new version of guidelines includes more scientific and detailed approaches from the evidence-based medicine.
皮膚科セミナリウム 第35回 内臓・全身と皮膚症状
  • 古川 福実
    原稿種別: 皮膚科セミナリウム 第35回 内臓・全身と皮膚症状
    2008 年 118 巻 3 号 p. 357-362
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2014/12/03
    ジャーナル 認証あり
  • 川内 康弘
    原稿種別: 皮膚科セミナリウム 第35回 内臓・全身と皮膚症状
    2008 年 118 巻 3 号 p. 363-367
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2014/12/03
    ジャーナル 認証あり
    戦後日本人の生活スタイルの欧米化にともない,糖尿病や耐糖能異常の有病率はうなぎ登りに上昇し,その合併症に苦しむ患者も増加の一途をたどっている.本稿では,糖尿病に伴う皮膚病変に的をしぼり,分類,解説する.中でも,糖尿病足,糖尿病性潰瘍・壊疽は,患者のQOLや生命予後を左右する重要な合併症であり,皮膚科医がその診断,治療,予防に大きな役割を果たし得る病態であるので,その診療におけるポイントも概説する.
  • 羽白 誠
    原稿種別: 皮膚科セミナリウム 第35回 内臓・全身と皮膚症状
    2008 年 118 巻 3 号 p. 369-374
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2014/12/03
    ジャーナル 認証あり
    皮膚科疾患はこころの影響をうけるものがあり,また逆に皮膚病変が外からみえるためにこころに影響をおよぼすことがある.しかし,こころの皮膚への影響(心身相関)は機序がまだはっきりしていない部分が多い.心身症の診断や治療は専門的と思われがちだが,一般皮膚科医が日常診療で行えるものがある.診断には質問紙を用い,治療には支持療法やある種の抗不安薬・抗うつ薬を用いることで可能である.
総説
  • 梅澤 慶紀, 小澤 明
    原稿種別: 総説
    2008 年 118 巻 3 号 p. 375-384
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2014/12/03
    ジャーナル 認証あり
    乾癬の主な治療法は,活性型ビタミンD3外用,ステロイド外用,シクロスポリン内服,エトレチナート内服,光線療法がある.これらの治療法の選択は基本的に重症度を基準に,軽症例では外用療法を,重症例では内服療法,光線療法が行われてきた.しかしながら,近年重症度とともに患者QOLを重視し,軽症例においてもQOLが低い症例では,積極的な治療を行うようになってきている.今まで作成されてきたいくつかの乾癬治療指針あるいはアルゴリズムは重症度を基準に作成されてきたものであった.そこで今回,疾患要因として,1)重症度,2)自覚症状,患者要因として3)QOL,4)治療アドヒアランス,5)外用ストレス,6)早期での治療効果の期待,7)基礎疾患(肝障害・腎障害),治療要因として,8)通院条件,9)副作用(避妊の必要性・色素沈着),の患者要因を主体とした9項目について,治療アルゴリズムを作成した.
原著
  • 前島 英樹, 田辺 健一, 新井 達, 長橋 和矢, 白井 京美, 安藝 良一, 佐藤 勘治, 齊藤 典充, 勝岡 憲生, 齊藤 勝義
    原稿種別: 原著
    2008 年 118 巻 3 号 p. 385-396
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2014/12/03
    ジャーナル 認証あり
    サラゾスルファピリジン腸溶剤(SASP)の投与が有効であった関節症状を伴った乾癬の2例を報告した.症例1は59歳,男性.多関節炎型の関節症性乾癬と診断した.しかし,膝関節については炎症の経過が異なっていたため,関節液の穿刺をしたところ,混濁した黄色穿刺液を認め,感染性膝窩嚢胞の合併と判断した.SASPを内服し関節症状の軽快を認めたが,関節の変形が目立ってきたため,メソトレキセートを追加した.症例2は,61歳男性.滴状型の尋常性乾癬と多発性関節炎があり,SASPの投与により紅斑および関節症状も軽快した.当科でSASPを投与した関節症状を伴った乾癬は上記2例を含めて8例経験している.当科における治療経験をもとに,関節症状を伴った乾癬に対するSASPの効能とその限界について提言する.
  • 石井 貴之, 八田 尚人, 藤本 晃英, 竹原 和彦
    原稿種別: 原著
    2008 年 118 巻 3 号 p. 397-402
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2014/12/03
    ジャーナル 認証あり
    悪性黒色腫の術後経過観察について,欧米と比較すると,日本ではCTやMRIを用いた検索が積極的に行われている.術後経過観察における画像検査の臨床的有用性をStage I~IIIの悪性黒色腫患者142名を対象にレトロフペクティブに検証した.3カ月毎の診察に加え,6~12カ月毎にCTスキャン,MRI,Ga,Tcシンチグラフィー,PETのいずれかによる画像検査を行ったところ,経過観察期間(1カ月~185カ月,中央値61.4カ月)に44例(31%)に転移が発見された.そのうち28例は自覚症状あるいは診察によって発見されたが,16例は画像検査により発見された.転移発見時に血清腫瘍マーカー(5-S-CD,MIA,LDH)が異常値を示したのはそれぞれ24%,72%,12%であった.転移が画像で発見された群(16例)と診察で発見された群(28例)の初回手術からの生存期間の間に有意差はみられなかったが(p=0.27),転移巣の切除が可能だった群(n=29)の方が切除の不可能だった群(n=15)より有意に長かった(p=0.001).一方,遠隔転移が切除可能だった群と不可能だった群の比較では切除可能だった群の方が長い傾向がみられた(p=0.07).これらの結果から手術可能な状態で転移を発見することの意義と画像検査が無症候の遠隔転移の発見に有用であることが示唆されたが,全ての患者に頻回の画像検査を行うことは困難であり,より鋭敏な画像検査や腫瘍マーカーによる経過観察法の検討が必要である.
  • 下田 貴子, 坪内 利江子, 川名 誠司
    原稿種別: 原著
    2008 年 118 巻 3 号 p. 403-407
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2014/12/03
    ジャーナル 認証あり
    近年,尋常性ざ瘡に光線力学的療法(photodynamic therapy:PDT)が試みられている.我々はざ瘡に対するPDTの有用性を検討するため,難治性の尋常性ざ瘡患者10名に,5-アミノレブリン酸(aminolevulinic acid:ALA)を用いた外用ALA-PDTを施行し,その効果,副反応を観察した.そのうち1例はテスト照射にて強い色素沈着を生じたため本照射を施行しなかった.残り9例に本照射を1回行ったところ,全例において,1カ月後にBurton scaleで1~2 gradeの皮疹の改善を認めた.副反応として,全例に照射部位に1~4日間持続する紅斑を認めた.このうち1例には紅斑とともに強い熱感と腫脹が生じ,2日目まで続いた.また5例には部分的に表皮剥離を伴い,7例にはざ瘡の一過性増悪を認めた.外用ALA-PDTは難治性ざ瘡に有効であるが,副反応をいかに予防するかが課題と考えた.
  • 岡田 匡, 三井 秀也
    原稿種別: 原著
    2008 年 118 巻 3 号 p. 409-413
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2014/12/03
    ジャーナル 認証あり
    55歳男性.右足のMRSA感染をともなう糖尿病性潰瘍・母趾壊疽に対し医療用の無菌のウジのみを用いて壊死組織を除去し,感染を制御し,潰瘍を上皮化させて切断を回避することができた.
学会抄録
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