日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
Print ISSN : 0021-499X
ISSN-L : 0021-499X
110 巻 , 5 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 2000 年 110 巻 5 号 p. 803-
    発行日: 2000年
    公開日: 2014/08/19
    ジャーナル 認証あり
  • 吉川 邦彦, 江藤 隆史, 小林 仁, 堀尾 武, 松尾 聿朗, 吉池 高志
    2000 年 110 巻 5 号 p. 807-
    発行日: 2000年
    公開日: 2014/08/19
    ジャーナル 認証あり
  • 立山 直, 緒方 克己, 出盛 允啓, 井上 勝平, 桑田 剛, 成尾 浩明, 濱川 俊朗, 伊藤 浩史, 林 透
    2000 年 110 巻 5 号 p. 815-
    発行日: 2000年
    公開日: 2014/08/19
    ジャーナル 認証あり
    Vibrio vulnificus(以下Vvと略記)とAeromonas属(以下Aと略記)による重篤な軟部組織感染症は,皮膚科領域のみでなく広く医療現場で問題となっている.今回我々は,A感染症の自験3例を含む1973年から1999年までの本邦報告75例を検討した.実際は相違点が多々あるにもかかわらずA感染症はAがVvと同じVibrionaccae科に属することから,Vv感染症と類似の感染症と考えられているので,本稿では両症の細菌学的ならびに臨床的相違点を中心に報告する.経口感染により肝硬変患者に発症したA感染症の予後はVv感染症のそれより極めて不良であるが,おの重篤化の機序は,自験剖検例と本邦集計の検討から,Aの増殖を伴った壊死性腸炎部には達しないことから,患肢切断や集中治療にもかかわらず,本菌を全身に散布し続け,さらにその感染病巣に炎症性細胞が浸潤して来ないため重篤化すると推察した.
  • 黛 暢恭, 池田 志斈
    2000 年 110 巻 5 号 p. 831-
    発行日: 2000年
    公開日: 2014/08/19
    ジャーナル 認証あり
    正常ヒト皮膚におけるダリエ病遺伝子ATP2A2の発現について検討した.同遺伝子はCa2+-ATPaseのisoform type2(SERCA2:the sacro/endoplasmic reticulum Ca2+-ATPase type2 isoform)をコードするATP2A2遺伝子であると報告され,表皮におけるカルシウム濃度の変化に関与していると思われるが,本論文ではまず,同遺伝子の正常ヒト皮膚での部位別の発現量を検討した.ダリエ病の好発部位である脂漏部位での発現は非脂漏部位における発現と比較し少なかった.また,正常培養ヒト角化細胞を用い,紫外線の影響を検討したところ,UV-Bを照射後,同遺伝子の発現量は著明に抑制され,6時間後には再び上昇し,12時間後には正常レベルに達した.従って本遺伝子の発現の多寡が皮疹分布を規定する可能性,及び夏期に増悪する理由として紫外線による本遺伝子の発現の低下が考えられた.
  • 奥野 英美, 勝岡 憲生, サンティス 智恵, 向野 哲, 堤 邦彦, 福山 嘉綱, 上里 一郎
    2000 年 110 巻 5 号 p. 837-
    発行日: 2000年
    公開日: 2014/08/19
    ジャーナル 認証あり
    本研究の目的は,成人アトピー性皮膚炎患者の瘙痒・掻破と心理的要因との関連性を検討することである・成人アトピー性皮膚炎患者72名(男性35名,女性37名,17~44歳,平均年齢25.06歳,SD=5.61)と,統制群60名(男性15名,女性45名,19~23歳,平均年齢20.82歳,SD=1.05)に質問紙調査を実施した.調査材料は,病態に関する質問項目群,状態・特性不安検査,CESデプレッション・スケール,State-Trait Anger Expression Scale,YG性格検査である.本研究の結果,(1)アトピー性皮膚炎患者は健常者と比較して,不安,抑うつ,怒りが高いこと,(2)瘙痒や掻破の強い人は,弱い人と比較して,不安,抑うつ,怒りが高いこと,(3)患者のパーソナリティーが瘙痒や掻破に影響を与えていること,(4)瘙痒や掻破が,症状と心理的反応に影響を与えていることが明らかにされた.以上から,成人アトピー性皮膚炎患者の症状や心理的反応を改善するために,高い怒り,不安,抑うつで特徴づけられるパーソナリティーを改善するための介入,瘙痒,掻破行動を減少させる介入の必要性が示唆された.
  • 奥野 英美, 勝岡 憲生, サンティス 智恵, 向野 哲, 堤 邦彦, 福山 嘉綱, 上里 一郎
    2000 年 110 巻 5 号 p. 845-
    発行日: 2000年
    公開日: 2014/08/19
    ジャーナル 認証あり
    本研究の目的は,成人アトピー性皮膚炎患者のセルフケア行動の遂行に影響を与える要因として効力予期,Health Locus of Controlを取り上げ検討することである.調査対象は,成人アトピー性皮膚炎患者72名(男性35名,女性37名,17~44歳,平均年齢25.06歳,SD=5.61)である.セルフケア行動の遂行に関する効力予期,結果予期,Health Locus of Controlの得点の検討から,効力予期,結果予期,健康に対する内的統制感は低下していないことが明らかにされた.また,セルフケア行動の遂行に影響を与える要因の検討から,男性では効力予期と結果予期,女性では効力予期が高まるとセルフケア行動の遂行状況が良いこと,また,健康の原因を外的統制と考えられる偶然に帰属することが少ない女性はセルフケア行動の遂行状況が良いという結果が得られた.以上から,成人アトピー性皮膚炎患者のセルフケア行動の遂行を高めるためには,効力予期,結果予期,そして健康に対する内的統制感を高める介入が有効である可能性が示唆された.
  • 島谷 育子, 村松 勉, 福本 隆也, 波床 光男, 江川 清文, 白井 利彦
    2000 年 110 巻 5 号 p. 853-
    発行日: 2000年
    公開日: 2014/08/19
    ジャーナル 認証あり
    慢性湿疹のため主としてステロイド剤の外用療法を5年間にわたり受けていた68歳,男性の外陰部にbowenoid papulosisと巨大な尖圭コンジローマが合併した症例を報告した.それぞれの病変部の組織を用いてpolymerase chain reaction-restriction(PCR)法によりhuman papillomavirus(HPV)のタイピングを行った結果,尖圭コンジローマの組織よりHPV11型と31型,bowenoid papulosisの組織よりHPV31型が検出された.bowenoid papulosisと尖圭コンジローマの合併例のHPVタイピングの結果から,病因ならびに悪性化についての考察を加えた.
  • 安部 正敏, 石川 治, 五十嵐 直弥
    2000 年 110 巻 5 号 p. 861-
    発行日: 2000年
    公開日: 2014/08/19
    ジャーナル 認証あり
    線状皮膚エリテマトーデス(linear cutaneous lupus erythematosus)の1例を報告し,これまでに当教室で経験した本症3例,および過去に報告され本症に合致すると思われた7例と併せ,本症の疾患概念とその特徴を考察した.本症の皮疹は通常の円板状エリテマトーデスの様に類円型ではなく線状の紅斑であるため,その臨床症状のみからの診断は困難である.しかし,本症は,病理組織学的に円板状エリテマトーデスに一致する点で確定診断が可能であり,その非定型的な臨床像から皮膚エリテマトーデスの1亜型と考えられる.本当に合致すると考えられた11例について検討すると,発症年齢は3歳から48歳に及び,うち7例が15歳以下の発症であり小児例が多数を占めた.性差は男4例,女7例と若干女性に多かった.皮疹出現部位は8例が顔面,ほか上肢,上肢と胸部,下肢がそれぞれ1例であり,うち7例は皮疹がBlaschko線に沿って認められた.臨床検査所見において,明らかな免疫学的異常を認めた例は1例のみであった.しかし,それもごく軽度の異常であり,全例全身性エリテマトーデスへの移行を示唆する所見はみられなかった.本症の発症要因は不明であるが,皮疹がBlaschko線に沿うことが多いことから,本症の発症に皮膚モザイクが関与する可能性が考えられ,エリテマトーデス皮疹発症機序を考える上で興味深い疾患であると考えられる.治療に関しては,自験例4例についてDiaphenylsulfone(DDS)療法が有効であり,本症に試みられるべき有力な治療手段であると思われた.
  • 石井 美奈, 橘 敏明, 野本 真由美, 河井 一浩, 伊藤 雅章
    2000 年 110 巻 5 号 p. 867-
    発行日: 2000年
    公開日: 2014/08/19
    ジャーナル 認証あり
    17歳,男性,4年前,皮膚のチクチクとした痛みを伴う全身性無汗症を発症.無汗の原因となる基礎疾患や無汗以外の自律神経異常を伴わず,血清IgE値は正常.Pilocarpineによる薬物発汗試験は陰性だが,sympathetic skin responseは正常.組織学的に汗腺の変性像は認められない.副腎皮質ステロイドのパルス療法が著効を示した.以上の臨床的・組織学的所見から,特発性後天性全身性無汗症の一型であるidiopathic pure sudomotor failureと診断した.本症の疾患概念には混乱が生じているが,本症は副腎皮質ステロイドが有効で予後良好な特発性後天性無汗症の一型であり,他の病型と明確に区別するために,皮膚の疼痛またはコリン性蕁麻疹を伴い,組織学的に汗腺上皮内リンパ球浸潤と汗腺の高度な変性像が認められない症例に限定して本診断名を用いるべきであると考えた.
  • 2000 年 110 巻 5 号 p. 871-
    発行日: 2000年
    公開日: 2014/08/19
    ジャーナル 認証あり
feedback
Top