日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
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ISSN-L : 0021-499X
124 巻 , 3 号
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委員会報告
新・皮膚科セミナリウム ケラチノサイトとバリア機能
原著
  • 髙山 恵律子, 仲田 かおり, 千代丸 康治, 山本 哲久, 熊野 公子
    2014 年 124 巻 3 号 p. 331-337
    発行日: 2014/03/20
    公開日: 2014/03/28
    ジャーナル 認証あり
    76歳女性.初診2カ月前に肛囲の皮疹に気づいた.肛囲全周性の境界明瞭な紅色扁平隆起性局面で,表面は乳頭腫状を呈していた.生検にて表皮内にPaget細胞の増殖がみられ,免疫染色ではCK20,CEA,villinは陽性,CK7,GCDFP15は陰性を示した.肛門鏡および下部消化管内視鏡では肉眼的に腫瘍性病変はみられず,触知する腫瘤形成もなかったが,皮疹の特徴と病理組織像から続発性Paget病と考え,肛門管癌の潜在的存在を予想して,腹腔鏡下直腸肛門切断術を行った.全摘出した病理組織標本では,歯状線から肛門上皮および肛囲皮膚の表皮内に全周性に印環細胞様のいわゆるPaget細胞が増殖し,歯状線の粘膜下層から筋直上にかけては異型細胞を有する管腔構造があり,肛門管癌の存在が確認できた.
Letter to the Editor
学会抄録
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