日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
Print ISSN : 0021-499X
ISSN-L : 0021-499X
79 巻 , 3 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 福井 清美, 三浦 祐晶
    1969 年 79 巻 3 号 p. 171-
    発行日: 1969年
    公開日: 2014/08/27
    ジャーナル 認証あり
    1923年Robisonがラッテの実験的クル病の骨におけるalkaline phosphataseについて組織化学的検索を行ない,予備カルシウム沈着帯の軟骨細胞には強い着染を認めるが,増殖しつつある軟骨は染色されないと報告したが,これがphosphatase活性の組織内分布を可視的手段,換言すれば顕微鏡的組織化学的検索を行なつた嚆矢である.Robisonは切片を硝酸銀で処置したのち,calcium hexose monophosphate基質液に浸漬することにより証明したのであるが,1939年Gomoriおよび高松がRobison法を改良し,いわゆる金属塩法を確立するにおよんで組織化学的研究は急速な発展を遂げて来た.爾来,alkaline phosphatase,acid phosphataseなど非特異的phosphataseに関する組織化学的研究は,皮膚科領域においても枚挙にいとまがない程多くの報告に接するが,特異的phosphataseの一つである5-Nucleotidase活性の組織内分布に関する検索は皮膚組織については武内,木下が正常人体皮膚,富尾がイエウサギの正常皮膚ならびにクロトン油皮膚炎について,Spier & Martinは正常人体皮膚,Wohlrabが乾癬病巣ならびにその周囲の皮膚における所見を発表しているにすぎない.著者は,成人正常皮膚ならびに病的皮膚における5-Nucleotidase活性の変動を検索し,若干の知見を得たので報告する.
  • 菊池 滋
    1969 年 79 巻 3 号 p. 180-
    発行日: 1969年
    公開日: 2014/08/27
    ジャーナル 認証あり
    セロトニンは1948年Rapport,Green,Pageによつて牛血清より血管収縮物質として分離され,Hamlin et al.及びSpector et al.がその合成に成功し,化学構造は5-hydroxytriptamineであることが確認された.これより以前,Vialli & Erspamerはenterochromaffin cellに生理的活性アミンの存在することを認めてenteramineと呼んだが,後にこの物質を分離し5-hydroxytriptamineと同定した.一方,カルチノイド症候群においてLembeckは転移性腫瘍組織に,Pernow & Waldenstromは血液中に大量のセロトニンが存在することを,また,Page et al.はセロトニンの代謝産物たる5-hyroxyindoleacetic acid(5-HIAA)が尿中に大量に排泄されることを認めた.かくしてセロトニンはカルチノイド症候群における特異な症状に関連する化学活性因子として注目を浴びるようになつた.その後,本物質の分布,作用,代謝過程が明らかにされ,特に血管透過性亢進作用を有すること,抗原抗体反応によつて血小板から遊離されること,その噴霧吸入によつてモルモットに喘息様発作を起こし,アナフィラキシー様症状を呈すること,さらにアナフィラキシー惹起時にセロトニンの変動が認められることなどから炎症,アレルギー,アナフィラキシーの発生ないしその進展過程における重要な活性アミンと目されるに至つた.また,皮膚科的にはアレルギー,炎症との関連のほかにカルチノイド症候群にみられる潮紅,ペラグラ様皮疹,毛細管拡張,鞏皮症様変化などが注目されている.血中セロトニン或いは尿中5-HIAAの測定成績については既に諸家によつて報告されており,青木らは皮膚疾患におけるセロトニン代謝について詳細な検討を行なつているが,著者も各種皮膚疾患における血中セロトニン量を,また,実験的接触皮膚炎における血中並びに2,3臓器のそれを測定し,皮膚疾患における血漿ヒスタミン量の測定,皮膚マスト細胞数の変化をも併せて観察,検討した.
  • 辻 卓夫, 安部 佳子, 須貝 哲郎
    1969 年 79 巻 3 号 p. 194-
    発行日: 1969年
    公開日: 2014/08/27
    ジャーナル 認証あり
    LewandowskyおよびLutzの報告以来,疣贅様表皮発育異常症は独立した遺伝性皮膚疾患と考えられていたが,最近では,自家接種および他家接種の成功例や皮疹部の電顕的観察によるウイルスの発見により,本疾患を扁平疣贅の汎発型とする説が有力となつて来た.著者らもこの疾患の典型例につき電顕的観察を行ない,ウイルスを発見することが出来たので,今回は表皮細胞の変化とウイルスとの関係につき若干の考察を加えて報告する.
  • 徳重 隆幸
    1969 年 79 巻 3 号 p. 202-
    発行日: 1969年
    公開日: 2014/08/27
    ジャーナル 認証あり
  • 1969 年 79 巻 3 号 p. 214-
    発行日: 1969年
    公開日: 2014/08/27
    ジャーナル 認証あり
feedback
Top