日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
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84 巻 , 13 号
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  • 柳田 英夫
    1974 年 84 巻 13 号 p. 703-
    発行日: 1974年
    公開日: 2014/08/25
    ジャーナル 認証あり
    皮膚有棘細胞癌の治療法には外科的療法,放射線療法及び化学療法がある.放射線療法中,最近注目を集めて来たBetatronによる電子線療法に関する系統的な研究は本邦では未だ少ない.著者はBetatron電子線の発生原理,線量分布について簡単に言及し,更に皮膚有棘細胞癌233症例の各種治療による成績を統計的に観察した.その有効率は新鮮症例で92.1%,既治療症例で71.2%,5年生存率は新鮮症例91%,既治療症例55%であった.内147症例に電子線療法を行なった.147症例の有効率は新鮮症90%,既治療症例65.9%,5年生存率は各種治療による場合と大体同程度であった.5年以上の生存例では殆んど腫瘍死を認めなかった.Betatron電子線照射に対する実験癌及びヒト皮膚有棘細胞癌の組織学的変化並びにオートラジオグラフィーを光学顕微鏡及び電子顕微鏡に使用した所見についても検討を加え,若干の考察を行なった.
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