日本皮膚科学会雑誌
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108 巻 , 10 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 1998 年 108 巻 10 号 p. 1245-
    発行日: 1998年
    公開日: 2014/08/19
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  • 楊 達, 鈴木 正, 土田 哲也, 池田 重雄
    1998 年 108 巻 10 号 p. 1249-
    発行日: 1998年
    公開日: 2014/08/19
    ジャーナル 認証あり
    基底細胞癌56例,97病巣のデルマトスコピー所見と病理組織所見とを対比し,基底細胞癌(BCC)の確定診断におけるデルマトスコピー所見の有用性を検討した.デルマトスコピーにおける色素性基底細胞癌(pigmented BCC(pBCC))の最も特徴的は所見は,表在型pBCCで観察された淡褐色~褐色の松葉/花弁状構造であった.そして,松葉/花弁状構造の間が褐色の色素線条にて繋がっている所見も認められた.これらの所見は他の病型にはみられない表在型pBCCに極めて特徴的は所見と考えられた.丘疹型は灰青色の円形小結節構造あるいは病巣内に褐色~黒褐色または灰青色小球及び黒色小点が散在性にみられることが多く,またそれらが集簇してみられることもあった.結節型では病巣内の濃淡差のある半透明の卵円形灰青色色素構造はガラスの文鎮内の造型模様に類似していた.局面型では楓の葉様構造と灰青色~黒褐色の円形~類円形結節構造が多くみられ,また,多くのものに病変表面及びその周囲に樹枝状の小血管拡張が存在していた.腫瘤型では,灰青色調のやや大型の結節構造が多くみられ,より大きな血管拡張がみられた.
  • 今村 貞夫
    1998 年 108 巻 10 号 p. 1257-
    発行日: 1998年
    公開日: 2014/08/19
    ジャーナル 認証あり
    小児腹壁遠心性脂肪萎縮症の125例を全国より集計し,解析した.1)初発年齢は4歳までが殆どで,男女比は1:1.5と女児に多いこと,2)陥凹病変の拡大は初発後7年以内に停止すること,3)拡大停止後2/3の症例で症状の治癒ないし改善がみられることなど,これまでの報告が確認された.新知見としては,4)初発部位として,鼠径部周辺(79.5%),腋窩部周辺(16%)のほか頸部が5例(4.5%)あり,発症における摩擦の関与が考えられた.5)双生児例,兄弟例が各1組,HLA B51の認められたのが3例あり,素因の関与も示唆された.6)合併症として辺縁部の限局性強皮症2例,患側の下肢の細いもの1例,遊走腎1例,出産時の胎児の下降不良が1例あった.7)成人例が4例あり,それらは,腹部~腰部を初発部位とし,自覚症状として多少とも疼痛があることが共通しており,これら症例を本症の成人例とするべきか,別症とすべきか,今後の症例の集積が必要と考えられた.
  • 澤田 俊一, 谷戸 克巳, 新村 眞人, David H. Viskochil
    1998 年 108 巻 10 号 p. 1265-
    発行日: 1998年
    公開日: 2014/08/19
    ジャーナル 認証あり
    34例の本邦レックリングハウゼン病(神経線維腫症1)患者の末梢血白血球分画より抽出したconstitutional DNAを被検試料として,mutagenically separated(MS)-PCR法とfluorescence in situ hybridization(FISH)法を用いて,全てのNF1エクソンにわたるlarge NF1 deletionの検出を目的として遺伝子変異の検索を行った.結果は2症例でNF1遺伝子の全欠失と予想されるlarge deletionが確認された.2例とも突然変異による発症例で,患者1は46歳の女性,患者2は45歳の男性であった.従来の報告でlarge NF1 deletionが確認された患者の臨床症状は,多彩で重症であるとの論文があるが,自験例では,患者1は肩峰部にanaplastic MPNST(malignant peripheral narve sheath tumor)を合併し,患者2は手指に多発する爪甲下グロムス腫瘍を合併していた.考按では,著者らが解析してきたNF1遺伝子についての自験データを含めて,1)NF1遺伝子変異の報告例ならびにその検出方法について,2)NF1遺伝子のlarge deletionについて,3)多発性グロムス腫瘍との関連性について,4)NF1遺伝子のsomatic mutation(second hit)についてを概説した.
  • 長谷川 稔, 佐藤 伸一, 古瀬 忍, 長谷川 洋一, 森 俊典, 八田 尚人, 竹原 和彦
    1998 年 108 巻 10 号 p. 1275-
    発行日: 1998年
    公開日: 2014/08/19
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    症例1は69歳,男性.1年半前より手指のこわばり,四肢の関節痛があった.また,両手掌に多発性の皮下結節と手指の拘縮が出現してきたため,近医にて全身性強皮症(SSc)と診断されていた.当科での精査では皮膚硬化は認められず,リウマトイド因子(RF)が陽性であった.両手のX線像で近位指節間(PIP)関節に多発性のびらんを認めた.Palmar fibromatosisを合併したRAと診断した.Palmar fibromatosisによる手指の拘縮により慢性関節リウマチ(RA)がSScと誤診されたものと考えられた.症例2は63歳,女性.半年前より朝のこわばりと多発性の関節炎が出現し,近医にて抗トポイソメラーゼⅠ抗体が陽性とされ,SScと誤診されていた.皮膚硬化はみられず、当科での再検では抗トポソイメラーゼⅠ抗体やRFを含む自己抗体はすべて陰性であった.両手のX線像でPIP関節の腫脹を認め,sero-negative RAと診断した.ELISAによる抗トポイソメラーゼⅠ抗体の疑陽性によりSScと誤診されたものと考えられた.症例3は47歳,女性.2ヶ月前からの朝のこわばりと多発の関節炎が出現してきたものの,X線上異常が検出されなかったためRAが否定され,近医にてSScと診断されていた.当科での精査では皮膚硬化は認められず,RFが陽性であった.両足のX線像で足趾に嚢胞形成を認めた.X線での骨変化が軽いためにRAが否定され,SScと誤診されていたと考えられた.今後はこのような誤診例が増加する可能性があり,注意が必要と考えられた.
  • 神山 琢郎, 上里 博, Noor Mohammad Khaskhely, 野中 薫雄, 大城 稔
    1998 年 108 巻 10 号 p. 1283-
    発行日: 1998年
    公開日: 2014/08/19
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    陰嚢に生じた67歳,男性のVerruciform Xanthoma(VX)の1例を報告した.その臨床像は右陰嚢部に2.5cm×2.5cmの有茎性,表面顆粒状の淡紅色の腫瘤であった.組織学的には,hyperkeratosis,acanthosisがみられ,表皮内に好中球の浸潤がみられた.また真皮乳頭層にform cellsの集簇した所見がみられ,その細胞はズタンⅢ染色であり,典型的なVXと診断した.polyclonal anti-HPV antibodyを使用した病変部の免疫組織学的染色では表皮顆粒層付近に陽性細胞がみられ,さらに病変組織から抽出したDNAを鋳型にしたPCR(polymerase chain reaction)によりHPV specificなamplipied DNAが得られた.自験例はVX病変組織からHPVが初めて証明された症例である.
  • 1998 年 108 巻 10 号 p. 1291-
    発行日: 1998年
    公開日: 2014/08/19
    ジャーナル 認証あり
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