日本皮膚科学会雑誌
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127 巻 , 1 号
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新・皮膚科セミナリウム 創傷・褥瘡・熱傷
原著
  • 飯島 茂子, 角田 孝彦
    2017 年 127 巻 1 号 p. 23-30
    発行日: 2017/01/20
    公開日: 2017/01/20
    ジャーナル 認証あり

    痤瘡治療薬である過酸化ベンゾイル(BPO)含有ゲルによる接触皮膚炎の7例を報告した.1%BPO試薬およびBPO含有ゲルを用いて,パッチテストを行った結果,4例はアレルギー性接触皮膚炎,3例は刺激性接触皮膚炎と診断した.前者では発症までに9日~24日,後者では2日の外用期間であった.臨床所見のみでは両者の区別は困難で,外用期間・パッチテスト皮膚反応の継時的変化が有用だった.当院でのアレルギー性接触皮膚炎の発症頻度は2.7%であり,皮膚科医はそのアレルギー発現性に留意して処方すべきであると考えた.

症例報告
  • 石川 真衣, 岡田 悦子, 龍﨑 圭一郎
    2017 年 127 巻 1 号 p. 31-38
    発行日: 2017/01/20
    公開日: 2017/01/20
    ジャーナル 認証あり

    72歳,男性.初診の7カ月前に,左鼠径部に境界不明瞭な紅斑が生じ,徐々に増大して結節を形成した.切除標本では,紅斑部の表皮内にPaget細胞,結節部の真皮浅層に印環細胞,真皮深層から脂肪組織に小型の腫瘍細胞が浸潤し,CK7,CK20,GCDFP-15に陽性を示した.全身検査では内臓腫瘍を認めず,総合的に皮膚原発性の浸潤性乳房外Paget病と診断した.乳房外Paget病に出現する印環細胞は粘液癌の性格を反映する.印環細胞の出現する二次性Paget病,転移性皮膚腫瘍,皮膚原発性腫瘍との鑑別が必要であり,診断困難例では検査結果を総合して判断することが重要である.

訂正
学会抄録
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