日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
Print ISSN : 0021-499X
ISSN-L : 0021-499X
75 巻 , 9 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 土井 三乙, 橋本 功
    1965 年 75 巻 9 号 p. 589-
    発行日: 1965年
    公開日: 2014/08/28
    ジャーナル 認証あり
    トルコ鞍側面X線像(以下トルコ鞍像と略す)と各種疾患との関係は前者が内分泌系の中樞である下垂体の骨床をなすという理由から諸家の関心を呼び,すでに多数の報告がなされているが,各種口径,深径並びに側面積など鞍の大小を表現する値(これらを鞍値と稱する)の測定において対照健常人値の性別・年令別変動,X線写真上の拡大率及びこれらの推計学的検討や鞍形分類の基準などを充分考慮せる報告は未だ充分とはいい難い.この度著者らは上記諸点に留意して健常人のトルコ鞍像を検査したので,その結果を報告する.
  • 土井 三乙, 橋本 功
    1965 年 75 巻 9 号 p. 595-
    発行日: 1965年
    公開日: 2014/08/28
    ジャーナル 認証あり
    前編では健常人のトルコ鞍値並びに鞍形について観察し,その正常範囲を知り得た.今回は各種皮膚病患者のトルコ鞍像について観察した結果を述べる.
  • 服山 公江
    1965 年 75 巻 9 号 p. 602-
    発行日: 1965年
    公開日: 2014/08/28
    ジャーナル 認証あり
    一般に化粧品薬剤として,広く使用されている流動パラフィンは,人および実験動物の表皮を肥厚し,角化異常をきたすことによつて,局所の実験的接触性アレルギー性皮膚炎の反応を強くすることが認められている.このような感受性の増加は,他の表皮肥厚剤の塗布によつても観察されているが,表皮が厚くなつているためにおこるその部の抗原生産量,または薬物浸透性の変化にもとづくと解釈されている他に,遊走細胞の抗原抗体反応への加担の可能性も考慮されている.流動パラフィン塗布後の皮膚変化は,牛に見られるX-disease,またはchrcnic bovine hyperkeratosisと呼ばれる変化に類似のものと考えられ,表皮の細胞分裂増加,細胞肥大につづいて角質過生を生ずる非炎症性の反応であると報告されているが未だその研究は充分ではない.またこの表皮肥厚には,⊿7choresterolの減量を伴なうことが報告されている.他は,その部の物質代謝の変化についても明らかではない.化粧品によつて皮膚炎が発生する時にも,添加した特殊薬剤,香料がその原因として問題となると同時に,使用した流動パラフィンが直接に皮膚炎を惹起し,または皮膚炎準備性を確立することを見逃すことはできないと考えられる.そこでモルモットに流動パラフィンを塗布し,その皮膚の変化につき組織学的に観察する他に,局所のDNAの生成およびグリコーゲン蓄積につき検討し,流動パラフィンによる表皮肥厚の本態を究明することを試みた.
  • 野田 三千麿
    1965 年 75 巻 9 号 p. 609-
    発行日: 1965年
    公開日: 2014/08/28
    ジャーナル 認証あり
    近年結合織の分野に関心が亢つたことは,Klemperer一派による膠原病の概念でしめされる如く,病理学的方面はもちろんのこと結合織線維ないしその基質を構成する高分子化学の発展に負う所は極めて多いといわねばならない.周知の如く結合織は無定形成分たる基質とその中に埋没している線維成分(コラーゲン,レチクリン,エラスチン)及び固有細胞成分(線維芽細胞,肥胖細胞)等の基本成分からなる.このうち基質はコロイド性の有機質,電解質,水よりなり,代謝面からみても線維芽細胞,肥胖細胞等の機能と関連し,またホルモン,ビタミン,諸酵素の影響をうけ,線維形成に密接な関係を有するとともに組織の透過性,輸液,或いは異物侵入に対し防壁として重大な彼割を演じている.かかる高分子物質は未だ化学的に充分同定しえたとはいえないが,蛋白質に酸性ムコ多糖類及び中性複合糖質が結合したものとされ,3者は巨大な超顕微鏡的網目構造を形成していると考えられている.従つて近時基質の化学的研究は酸性ムコ多糖類及び中性複合糖質に向けられるに至り,とりわけ酸性ムコ多糖類は最も深い関心をもたれ,その研究には目ざましいものがある.当物質の生理及び化学についてはすでにこの方面の詳しい成書がありここで説くまでもないが,以下簡単な説明を加えることとする.酸性ムコ多糖類(以下AMPSと略記)とはアミノ糖を含む多糖類のうち酸基硫酸,ウロン酸,燐酸等)をもつものの総稱とされ,その存在ほぼ確実なものとして次の8種が知られている.すなわち1)hyaluronic酸で以下HAと略記),2)diondroitin,3)chondroitin硫酸A(以下chs A),4)chondroitin硫酸B(以下chs B),5)chondroitin硫酸C(以下chs C),6)He-parin(以下Hep),7)kerato硫酸,8)heparitin硫酸が属する.HA及びchsの3つの異性体A,B,Cについては主要部分の構造はすでに確定せられ,その基本鎖はアミノ糖の3番目の水酸基にウロン酸がβ-グルコシド結合し,ウロン酸の4番目の水酸基にアミノ糖が結合している.chs AとCとは完全な位置異性体で,Aは硫酸基の位置がガラクトサミンのCの4番目に,Cはその6番目にある.chondroitinは一応chs AまたはCの硫酸基が離脱したものとされている.これに対してchs Bはchs Aのグルクロン酸の代りにイドロン酸が入つたもので,この分子構造の差がchs Aに血液凝固阻止作用がなく,睾丸ヒアルローダーゼ消化を受けるのに対し,chs Bでは血液凝固阻止作用,抗脂血作用を有し,ヒアルローダーゼの作用を受けない理由と考えられている.HAはchs群に比し著しく重合度,粘稠度高く含水性が強く,潤滑,保水の役を果たし,硝子様液,滑液等に多量にみられる.HAと糖組成は同じであるが,その分子量ははるかに小さく,硫酸基を多く有するものにHep,及びヘパリチン硫酸があるが,未だその構
  • 1965 年 75 巻 9 号 p. 634-
    発行日: 1965年
    公開日: 2014/08/28
    ジャーナル 認証あり
feedback
Top