日本皮膚科学会雑誌
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85 巻 , 8 号
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  • 秋葉 弘, 加藤 泰三, 清寺 真
    1975 年 85 巻 8 号 p. 447-
    発行日: 1975年
    公開日: 2014/08/25
    ジャーナル 認証あり
    9例の色素性乾皮症(XP)患者より生検し皮膚線維芽細胞を培養した.培養細胞について,UV 誘発 DNA 損傷の修復合成レベルおよび UV 感受性を調べた.修復合成は 3H-サイミジンを取り込ませジジオオートグラフ法で定期外 DNA 合成をみることによって観察した.幼児2例と少女1例で修復合成は完全に欠損し,成人例のうち XP-5 は正常に近い修復を行ない,他の5例はその中間の低い修復レベルである.臨床症状と修復レベルの間に相関関係はない.しかし兄弟例 (XP-3, XP.4) は同じ程度の修復レベル,UV 感受性および臨床症状を示し,修復レベルと臨床症状との間の関連性を暗示させる,修復欠損幼児2例は将来重篤な De SanctisCacchione 症候群に進む可能性があり経過観察が必要である.われわれの症例は従来の報告に比べて年齢,症状がさまざまであり,また DNA 修復合成レベルもいろいろであり特異的である.
  • 秋葉 弘, 加藤 泰三, 清寺 真
    1975 年 85 巻 8 号 p. 459-
    発行日: 1975年
    公開日: 2014/08/25
    ジャーナル 認証あり
    色素性乾皮症 (XP) 患者9人および光線過敏のないヒト (N) 4人より皮膚線維芽細胞を培養した.これらから二種の細胞を選んでは,不活化 HVJ ウイルスを用いて融合し,種々のヘテロカリオンを作った.これに紫外線 (GL15, 254nm) を照射し DNA 修復合成がどの程度起こるかを,3H-TdR のとり込み(ラジオオートグラムによる不定期 DNA合成の測定)で観察した. (1) XP-2, XP-7, XP-8 では,全て不定期合成がほとんどなく,相互間のヘテロカリオンで修復の回復はなかったので,これらは同じ相補グループに入ることになる. (2) XP-1, XP-4, XP-9 の間では修復能の相補作用がなかったので,これらは同じ相補グループに入る. (3) XP-1とXP-8, XP-1 と XP-2, XP-4 と XP-2, XP-9 と XP-8 では相補性があった. (4) XP-2 と XP-8 は N-3 および N-4 との融合によって修復が回復した.以上の事実から XP-2, XP-7, XP-8 は Kraemer らのいう相補グループ A に, XP-1, XP-3,χP-4, XP-6, XP-9 は恐らく D に属すると推論する,相補ダループを調べて遺伝子型の違いを明らかにすることは患者の予後を知る上で有意義である.ヘテロカリオンにおける相補機序は明らかでな
  • 西川 武二, 原田 敬之, 塩原 哲夫, 籏野 倫, 原田 鍾造
    1975 年 85 巻 8 号 p. 467-
    発行日: 1975年
    公開日: 2014/08/25
    ジャーナル 認証あり
    皮膚スポロトリコージス患者14例,既往者6例及びコントロール103例を対象として,血中抗体価の測定,病期による抗体価並びに皮膚反応の変動,患者分離株及び土壌より分離された自然株について血清学的な性状について検索した.その結果,1)皮膚スポロトリコージスの多数の症例で64倍以上の血中抗体価の上昇がみられた. 2)皮内反応に比しこの血中抗体価は早期に低下する. 3)コントロール例でも低値ながら S. schenckii に対する血中凝集素が存在する.4)患者分離株には各々抗原性状の variety が認められた.
  • 安江 隆, 大橋 勝
    1975 年 85 巻 8 号 p. 473-
    発行日: 1975年
    公開日: 2014/08/25
    ジャーナル 認証あり
    躯幹,四肢に多形溶出性紅斑様の環状紅斑が,また,口腔粘膜にはエリテマトーデス (LE) 様の粘膜疹が認められた53歳男子症例を報告した.その皮疹部および無疹部の病理組織学的ならびに免疫組織学的検査にて,SLE に酷似した所見が認められ,各種臨床検査においても LE に近い所見がえられたか,電顕的に皮膚病変部のウイルス様粒子の存在は証明されず,LE 細胞や抗核抗体は陰性で,血清中の補体成分 (β1c/1A3,β1E) の減少も認められず,またその皮疹に対して副腎皮質ホルモン剤が無効で,アザチオプリンが有効であった.こうした症例は従来,亜急性 LE とか auto-immune annular rerythema とかいった病名で報告され, SLE ないしはその亜型とみなされているが,今回の知見から考えると,むしろ LE とは異った疾患である可能性の方が強いように思われる.
  • 1975 年 85 巻 8 号 p. 479-
    発行日: 1975年
    公開日: 2014/08/25
    ジャーナル 認証あり
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