日本皮膚科学会雑誌
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76 巻 , 6 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 小堀 辰治, 長谷川 一雄
    1966 年 76 巻 6 号 p. 317-
    発行日: 1966年
    公開日: 2014/08/28
    ジャーナル 認証あり
    かつて,小堀,姉小路,宮崎らが,新型接着膏(adhesive tape)セキスイ絆について研究を行ない,その際,接着剤によるかぶれadhesive dermatitisは,汗孔閉塞を主なる原因としておこる皮膚炎と考えるべきであると結論した.このことはすでにPeck(1951)も強調しているところで,これらの実験結果から,接着膏につきまとう最も不愉快な副作用であるかぶれを防止するには,通気性のある接着膏を作成するべきだとする傾向が,高まつてきた.これについて成功したのは,世界的に有名な,3M接着膏micropore surgical tapeである.これは,支持体,膏剤に通気性という点に最も改良が加えられており,これによつてかぶれを著しく減少するに成功している.著者らもこの点に着目し,支持体,膏剤を独創的に通気性にすることに成功,これを仮に多孔性接着膏(porous tape)とよぶことにした.このものをもつて再び,adhesive tape dermatitisの本態について再検討を加えたのでその結果を報告し,御批判を乞いたい.
  • 森嶋 隆文, 林 輝信, 荒川 秀夫, 遠山 国彦
    1966 年 76 巻 6 号 p. 325-
    発行日: 1966年
    公開日: 2014/08/28
    ジャーナル 認証あり
    1928年,Pasiniは栄養障害型表皮水疱症の典型的症状の他に,水疱並びに炎症の徴候が先行することなく,すなわち原発性に,主として体幹に円形または卵円形の軽度皮表から隆起した白色丘疹様皮疹を有する症例を“dystrophia cutanee bulleuse atrophiante et albopapuloide”と命名報告した.今日,本型は栄養障害型表皮水疱症の1異型と解され,epidermolysis bullosa et albopapuloideaあるいはepidermolysis bullosa dystrophica et albopapuloideaなどの名称のもとに報告されているようである.本型は欧米にあつてはすでに50数例の報告をみ,決して稀有な疾患ではないように想われる.しかるに,本邦にあつては,佐藤の1例をみるにすぎず,本型についてはあまり関心がはらわれていないように思われる.
  • 和田 黎吾, 佐藤 和三
    1966 年 76 巻 6 号 p. 331-
    発行日: 1966年
    公開日: 2014/08/28
    ジャーナル 認証あり
    Majocchi氏血管拡張性環状紫斑は,難治の慢性皮膚疾患の一つに数えられている.本症の発症病理機転としてはAyres & Andersonによつて巣感染説が唱えられ,本邦では伊藤,若林及び五十嵐らがこれに賛している.事実,慢性感染病巣と本症との併存や前者を処置することによつて本症を治癒せしめえた例も観察,報告されている.しかし,あらかじめ巣を策定し,原病巣の処置,摘出の適応を考慮したうえでの本症の巣治療に関しては,本邦では立花の報告に接するのみである.
  • 佐藤 良夫, 加藤 吉策, 田中 宏
    1966 年 76 巻 6 号 p. 343-
    発行日: 1966年
    公開日: 2014/08/28
    ジャーナル 認証あり
    脂質欠乏(脂欠)食が動物の皮膚に与える影響については古くから数多くの記載がある.しかしながら,毛嚢脂腺系の態度についての詳細な記載は少なく,ことに毛嚢の組織学的検討は殆んど行なわれていない.著者らは,ラット脂欠食,ならびに2,3の飽和,不飽和脂肪酸附加食を与え,その際みられた毛嚢脂腺系の変化について,正直ラつトの所見と比較検討しつつ組織学的研究を行なつた.
  • 1966 年 76 巻 6 号 p. 345-
    発行日: 1966年
    公開日: 2014/08/28
    ジャーナル 認証あり
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