日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
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ISSN-L : 0021-499X
125 巻 , 12 号
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日本皮膚科学会ガイドライン
新・皮膚科セミナリウム 母斑症・遺伝性疾患
原著
  • 長谷川 道子, 田村 敦志
    2015 年 125 巻 12 号 p. 2283-2288
    発行日: 2015/11/20
    公開日: 2015/11/21
    ジャーナル 認証あり
    81歳,男性.右乳頭を取り囲む15×12 mmの黒褐色不整形結節あり.摘出標本の組織像より線維上皮腫型の基底細胞癌と診断した.基底細胞癌の乳頭・乳輪部発生は,極めて稀であるが,発生母地の解剖学的特殊性から一般の基底細胞癌よりも悪性度が高いとする報告が多い.今回,1893年の最初の報告から内外報告57例を集計したところ,これまで指摘されてきたほど悪性度の高い腫瘍ではないと推定され,ほとんどの症例ではアグレッシブな治療は必要ないと考えた.
  • 岩永 知幸, 安澤 数史, 望月 隆
    2015 年 125 巻 12 号 p. 2289-2299
    発行日: 2015/11/20
    公開日: 2015/11/21
    ジャーナル 認証あり
    健康保険組合加入者約150万人の医科及び調剤レセプトを集積したデータベース(JMDC)を用いて皮膚糸状菌症診療の実態を解析した.まず過去の疫学調査報告と比較した結果,月別,年齢別,病型別患者分布,真菌学的検査実施率,及び処方動向はほぼ一致した.一方で,足・爪白癬の併発率は一致せず,レセプト上の病名省略が示唆された.次にレセプト追跡分析の結果,初診時に顕微鏡検査をなされた足または爪白癬の患者群は検査のない患者群に比べ,半年から一年後の有病者数が有意に少なく,検査の重要性が示唆された.以上から,疫学調査結果にJMDC分析を加えることで,皮膚糸状菌症診療の実態をより詳細に把握できると考えられた.
学会抄録
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