日本皮膚科学会雑誌
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115 巻 , 5 号
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生涯教育講座
  • 秀 道広, 古江 増隆, 池澤 善郎, 塩原 哲夫, 古川 福実, 松永 佳世子, 長野 拓三, 大路 昌孝, 堀川 達弥, 亀好 良一, ...
    原稿種別: 生涯教育講座
    2005 年 115 巻 5 号 p. 703-715
    発行日: 2005/04/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
    Guidelines for the treatment of urticaria and angioedema have been prepared by the Japanese Dermatological Association. Subtypes of urticaria and angioedema have been classified into large three groups from the viewpoint of examinations and treatments; I. idiopathic urticaria, II. urticaria inducible by particular stimuli, and III. special types of urticaria and urticaria pigmentosa. The use of oral histamine H1-receptor antagonists is the first line treatment, regardless of the group, provided that sufficient efforts to eliminate the cause and/or aggravating factors are taken. Several options for treatment are suggested as second and/or third line treatments, but the aim of examinations and treatments should be determined by the type and severity of the disease.
皮膚科セミナリウム 第1回 皮膚の血管炎,血行障害
  • 勝岡 憲生
    原稿種別: 皮膚科セミナリウム 第1回 皮膚の血管炎,血行障害
    2005 年 115 巻 5 号 p. 717-723
    発行日: 2005/04/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
  • 川名 誠司
    原稿種別: 皮膚科セミナリウム 第1回 皮膚の血管炎,血行障害
    2005 年 115 巻 5 号 p. 724-731
    発行日: 2005/04/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
    血管炎は,全身の血管を障害し種々の内臓病変をきたす全身性血管炎と,皮膚に限局する皮膚限局性血管炎に分けられる.全身性血管炎には結節性多発動脈炎,顕微鏡的多発動脈炎,アレルギー性肉芽腫性血管炎,Wegener肉芽腫症,側頭動脈炎がある.これらの血管炎はさまざまの頻度で皮膚に血管炎を生ずる.また,アナフィラクトイド紫斑,蕁麻疹様血管炎,クリオグロブリン血症性紫斑,広義の過敏性血管炎は皮膚病変が主体であるが,腎,肝,消化管,神経など皮膚以外の臓器障害もありえるため,全身性血管炎とみなされる.一方,皮膚限局性血管炎には,皮膚アレルギー性血管炎,皮膚型結節性多発動脈炎があり,全身症状は無いかあっても軽微で,生命予後は良い.しかし,まれに内臓病変の併発例や全身性血管炎への移行例があるので,注意が必要である.本稿では,血管炎を診断,治療するにあたって,留意すべき臨床的特徴,組織学的所見,標準的治療法について述べた.
  • 土田 哲也
    原稿種別: 皮膚科セミナリウム 第1回 皮膚の血管炎,血行障害
    2005 年 115 巻 5 号 p. 732-736
    発行日: 2005/04/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
    「膠原病からみた血管炎,血行障害」を,第一に皮膚症状の観点から,第二に疾患別にまとめた.皮膚症状としては,1)Raynaud現象,2)肢端紫藍症,3)凍瘡類似の皮疹,4)爪囲紅斑,5)爪上皮出血点,6)指尖陥凹性瘢痕,7)リベド,8)atrophie-blanche様皮疹,9)皮膚潰瘍,10)紫斑,11)皮下結節,について述べた.疾患としては,1)全身性エリテマトーデス,2)皮膚筋炎,3)全身性強皮症,4)関節リウマチ,5)Sjögren症候群,について概説した.
原著
  • 前田 亜希子, 増澤 真実子, 増澤 幹男, 前島 英樹, 新山 史朗, 清野 みき, 倉田 彰, 西口 郁, 市川 薫, 勝岡 憲生
    原稿種別: 原著
    2005 年 115 巻 5 号 p. 737-742
    発行日: 2005/04/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
    頭部の悪性血管内皮細胞腫としては若年の47歳時に,まれな皮下型として発症し,さらに頭蓋内浸潤を来たした重篤例を経験した.右耳前部皮下の原発病変は他院で拡大切除された後に紹介されたが,すぐに局所再発および頸部リンパ節転移が起こった.当科では電子線・X線照射に加え,点滴静注による化学療法の継続を施行し,7カ月間寛解状態を維持したが右耳後部皮下に再発した.さらに頭蓋内に浸潤し手拳大の腫瘍塊を形成し,小脳症状から意識障害に陥った.救命は困難と思われたが,ステロイドホルモン大量療法と限界量のX線照射療法に加えタキソイド系抗腫瘍剤の選択的動注療法を併用した積極的療法を行った.その結果,症例は驚異的な回復をみせ5カ月間社会復帰することができた.本例に実施した治療内容は頭蓋内に浸潤した重篤な悪性血管内皮細胞種例に対する新たな治療指針になると考えられる.
  • 岸本 和裕, 中村 晃一郎, 金子 史男
    原稿種別: 原著
    2005 年 115 巻 5 号 p. 743-754
    発行日: 2005/04/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
    二重膜濾過血漿交換療法(DFPP)を施行した天疱瘡患者3例を対象とし,経過中血清総IgG値およびELISA法を用いて測定した抗デスモグレイン(Dsg)抗体価を詳細に検討した.DFPPは週2回連日で施行し,1回の血漿処理量は2.9±0.3 l(平均値±標準偏差),施行回数は平均17.3±5.8回で,いずれの症例においてもDFPPは臨床症状の改善と抗体価の除去という点で有効であった.DFPP 1回ごとの病原自己抗体除去率は抗Dsg1抗体:41.1±8.5%(平均値±標準偏差),抗Dsg3抗体:40.2±12.6%とともに高値を示し,血清総IgGの除去率(34.4±10.7%)をやや上回っていた.血清IgG値の除去率より抗Dsg抗体除去の程度は推測可能であった.DFPP施行後に生じる抗体価リバウンドの抑制にはステロイドパルス療法(1,000 mg/day×3日間)併用と内服ステロイドの増量が有効であった.DFPP施行中の血清中および廃液中の抗Dsg抗体価は強い相関を持って推移していた.唾液を用いた抗体価の検討では,唾液中への病原抗体の遊走は否定的であった.これらの結果から難治性天疱瘡に対してDFPP療法を施行する際には,血清中のみならずDFPP廃液中の抗Dsg抗体や血清総IgG値も治療効果の評価に有益であることが示唆された.
  • 岩下 みゆき, 矢口 均, 小林 茂人, 石上 雅一, 須賀 康, 池田 志斈, 小川 秀興
    原稿種別: 原著
    2005 年 115 巻 5 号 p. 755-760
    発行日: 2005/04/20
    公開日: 2014/12/10
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    関節症性乾癬は乾癬群の約2~7%を占め,特にその関節炎は種々の治療にしばしば抵抗性を示す.我々は,過去8年間の当院における,関節症性乾癬の関節症状のひとつである関節痛に対する治療を評価するとともに,特にサラゾスルファピリジン(アザルフィジンEN®)による治療に著効を示した6例を中心に報告した.過去8年間に,関節症性乾癬患者25例(男性15例,女性10例)の関節痛に対し使用した各種薬剤の有効性は,シクロスポリン(サンディミュン®,ネオーラル®)が60.0%(15例中9例),アセメタシン(ランツジール®)が50.0%(10例中5例),ジクロフェナクナトリウム(ボルタレン®,ナボール®)が40.0%(10例中4例),ロキソプロフェンナトリウム(ロキソニン®)が31.6%(19例中6例),プレドニゾロン(プレドニン®)が42.9%(7例中3例)であった.一方上記薬剤にて関節の疼痛軽減が見られなかった8例に対し,サラゾスルファピリジン(500~1,000 mg/日)を投与したところ,悪心・嘔吐が出現した1例と無効1例を除き,残り6例では投与開始8~15週後に関節痛がほぼ消退した.
  • 榎並 寿男
    原稿種別: 原著
    2005 年 115 巻 5 号 p. 761-766
    発行日: 2005/04/20
    公開日: 2014/12/10
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    narrow-band UVB(以下NBUVB)単独療法あるいはNBUVBとカルシポトリオール軟膏との併用療法が難治性の汎発型尋常性白斑に対して有効であることが報告されている.これらのNBUVB療法はともに最少紅斑量(nMED)に基づいて行われている.今回我々は日本人59歳・男性,肺気腫症を伴った汎発型尋常性白斑に対して一回量を一定にして0.7 nMED以下の低量NBUVBを13回照射したところ,頬部の白斑内に色素斑の出現をみたので報告する.基礎疾患を有しnMEDが大きいため長い照射時間が必要となる汎発型尋常性白斑に対して,この照射量を一定にした低量NBUVB療法は試みてよい療法であると考えた.
学会抄録
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