日本皮膚科学会雑誌
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101 巻 , 6 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 高梨 真教, 中山 樹一郎, 井上 光世, 占部 篤道, 堀 嘉昭
    1991 年 101 巻 6 号 p. 601-
    発行日: 1991年
    公開日: 2014/08/11
    ジャーナル フリー
  • 秋保 暁, 鈴木 裕美子, 浅原 智久, 藤沼 好守, 福田 實
    1991 年 101 巻 6 号 p. 609-
    発行日: 1991年
    公開日: 2014/08/11
    ジャーナル フリー
    B16メラノーマ培養細胞を用いて,アルブチンのメラニン生成抑制作用を生化学的に検討した.細胞増殖に影響のない最高濃度は5×10-5Mであった.その時,細胞あたりのメラニン量はコントロールの約39%と明らかな減少を示した.細胞内のチロジナーゼ活性も明らかな減少を示した.同様の条件下で,ハイドロキノンへの加水分解は認められなかった.また,細胞から抽出したチロジナーゼ粗酵素に対して活性阻害作用を示した.アルブチンのメラニン生成抑制作用は,メラノサイトに対する毒性作用によるものではなく,チロジナーゼ活性阻害または生合成阻害によるものと考えられる.また,この作用に対するハイドロキノンの寄与はないものと考えられる.
  • 盛岡 奈緒子, 土田 哲也, 上田 純嗣, 石橋 康正
    1991 年 101 巻 6 号 p. 615-
    発行日: 1991年
    公開日: 2014/08/11
    ジャーナル フリー
    平成元年6月~8月までに東京大学附属病院皮膚科エリテマ外来を受診した全身性エリテマトーデス(SLE)及びその類縁疾患患者47例を対象に凍瘡の既往に関するアンケートを施行し,コントロール群141例と比較検討した.SLE群の中で「凍瘡を生じやすかった」という既往歴を有する患者の占める比率(40.0%)及び凍瘡の初発年齢(平均10.8歳)については,コントロール群(28.4%,12.4歳)と有意な違いは認められなかったが,凍瘡の既往を有するSLE患者は,(1)冬期,凍瘡の出現する頻度が高い.(2)凍瘡の治癒に要する期間が長い.(3)凍瘡がびらん・潰瘍化しやすい.(4)冬期以外の季節にも凍瘡を生じやすいという傾向を示し,SLE群の凍瘡はコントロール群のものとは臨床像が異なり,より難治性で顕著な症状を示しやすいと考えられる.特にSLE群のうち(4)の傾向を示した患者はレイノー症状,chilblain LE,livedoの発症率が高く,末梢循環障害を生じやすいgroupと考えられる.また一般に女子は男子より凍瘡の既往を有する人の比率が明らかに高い(女子40.0%,男子13.1%)という結果も得られた.これらの結果から,凍瘡とLEの皮疹との間に何等かの関連性があることが示唆され,特に(1)~(4)のような特徴を有する凍瘡は,後年LEの皮疹に移行するという可能性も考えられる.
  • 今村 隆志, 高田 一郎, 小笠原 万里枝, 松谷 紫, 山本 俊比古, 麻上 千鳥
    1991 年 101 巻 6 号 p. 623-
    発行日: 1991年
    公開日: 2014/08/11
    ジャーナル フリー
    血清トリグリセライド(TG)高値をしめす乾癬患者に脂質降下剤Clofibrateを投与し,TG代謝の改善の有無,ついで乾癬皮疹の改善の有無について検討し以下の結果を得た.1)血清TG,アポC-ⅢおよびアポE値がそれぞれ減少した.2)血清脂肪酸の分析では治療前にはリノール酸が健常人に比して低下していたが,治療中,1例は増加し,他の1例は減少した.3)Clofibrate投与中,臨床的に乾癬皮疹に新生が抑制された.4)組織学的に,投与前にみられた皮疹では真皮上層の毛細血管の増生と内皮細胞腫大の消褪およびリンパ球主体から組織球主体への浸潤細胞の変動が認められた.以上の結果から脂質降下剤ClofibrateはTG代謝を改善し,乾癬皮疹を組織学的に変動させた.
  • 浜中 すみ子, 原 明子, 大塚 藤男
    1991 年 101 巻 6 号 p. 629-
    発行日: 1991年
    公開日: 2014/08/11
    ジャーナル フリー
    稀な遺伝性疾患であるFarber病の1例を経験したので報告する.疼痛性関節腫脹,嗄声,口唇,肛囲の結節,精神発達遅延を呈し,2歳1ヵ月で肺炎のため死亡し,臨床症状および経過は典型的な症例であった.結節部の主たる組織学的所見は胞体内に蓄積物質を含有するマクロファージの集積像であり,電顕的にも多数の封入体が認められた.しかしながら,封入体は顆粒状物質から成る点で従来報告された所見と異なった.肝の脂質を分析すると,本症の特徴であるセラミド以外にガングリオシドを含む酸性糖脂質が蓄積していた.この生化学的所見は特異な電顕所見と符合するものと推測した.本邦で5例目の症例である.
  • 三浦 優子, 吉池 高志, 宗 久乃, 矢口 均, 小川 秀興
    1991 年 101 巻 6 号 p. 635-
    発行日: 1991年
    公開日: 2014/08/11
    ジャーナル フリー
    症例は5歳男子.家族に同症なし.生後約1ヵ月より頭部,顔面,頸部に鱗屑を伴う潮紅が出現した.以後皮疹は徐々に進行拡大し,一部タ至イを含む略全身に鱗屑を伴う境界明瞭な紅色角化性局面が左右対称性に存在した.皮疹の日内変動はない.毛孔性皮疹は認めない.組織学的所見としては,部分的不全角化を伴う角質増殖と表皮肥厚を認め,顆粒層は明瞭であった.電顕的にもミトコンドリアの数の増加と変性,角質細胞内のlipid dropletを認めた.以上より進行性対称性紅斑角化症(PSE)と診断した.PSEはまれな疾患である上,類型も多く,本邦においてはその診断基準も明確でない.したがって,従来の報告例の中にはPSEの類似疾患が含まれている可能性もある.そこで本邦におけるPSEとその類症の報告例をまとめてみたところ,PSEの病名で報告されているものは自験例を含め4例で,進行性紅斑角化症が8例,その他旭一井尻病とその類症が58例の計70例であった.しかし,Ruiz-MaldonadoらによるPSEの診断基準を完全に満たすものはPSEと報告されたもののうち2例に過ぎず,またPSE以外の病名で報告されたものの中にもPSEを疑わせるものが4例あった.これらの本邦例のまとめを基にして,PSEとその類症の診断について考察を加えた.
  • 1991 年 101 巻 6 号 p. 645-
    発行日: 1991年
    公開日: 2014/08/11
    ジャーナル フリー
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