日本皮膚科学会雑誌
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78 巻 , 5 号
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  • 上田 恵一
    1968 年 78 巻 5 号 p. 403-
    発行日: 1968年
    公開日: 2014/08/27
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    Griseofulvin(GF)の優れた抗白癬菌故果については,既に広く知られている.また他面GFによる臓器障害についてもLivinggood el al.は肝,造血器官,腎へ及ぼす影響を,Paget et al.はwister ratで大量の静脈内或いは腹腔内投与により腸細胞精上皮細胞,骨髄細胞の有糸分裂阻止を,Albrechtも培養した鶏胎児線維芽細織,人骨髄細胞の有糸分裂抑制を報告している.しかし,その作用機序に関しては未だ不明な点が多い.そこで余は,ここでは肝,網内系,脾等の障害により,GFの效果が果して影響されるか否かをモルモットで実験した.
  • 上田 恵一
    1968 年 78 巻 5 号 p. 409-
    発行日: 1968年
    公開日: 2014/08/27
    ジャーナル 認証あり
    抗生物質の作用機序に関しアミノ酸乃至蛋白質に及ぼす影響を検討したものとしては,GaleがPenicillin耐性菌と非耐性菌とで蛋白代謝の相違することを,また岩田らが或る種抗生物質によりCandidaのC14-アミノ酸取り込みが影響されること等を報告しているが,griseofulvin(GF)の白癬菌アミノ酸代謝に及ぼす影響については,まだ全く記載を見出さない.そこで本報では,この問題をとりあげ,まず1)GF加Sabouraud's bouillonの白癬菌の発育状態を検し,その際の菌体内における遊離アミノ酸の変動を検討し,ついで2)菌体内より検出されたアミノ酸のうち5種を夫々別々に含んだ合成培地にGFを加えた場合,並びに3)健康人爪角末を含んだ合成培地にGFを加えた場合につき,夫々菌の発育状態を検すると共に,これら培地におけるアミノ酸の動態を検索した.
  • 今福 武
    1968 年 78 巻 5 号 p. 422-
    発行日: 1968年
    公開日: 2014/08/27
    ジャーナル 認証あり
    血液と周囲組織との物質交換が,毛細血管を介して行なわれていることは周知のことであり,この場合,毛細血管内の物質は動脈側より組織内に出,組織内の物質は静脈側の毛細血管から吸収されるということも,血管と組織との物質交換についての通説である.また,物質の種類により,如何なる部分の小血管から組織内に出るのか,さらに,この場合,物質が小血管の内皮細胞の如何なる部分を通つて出るのか,すなわち,細胞間隙を通つて出るのか,または,内皮細胞自身を横断して運ばれるのかについても,種々の見解が発表されている.さらに,病的状態における小血管の透過性についても,種々の研究が行なわれており,1873年Cohnheimは急性炎症は血管の透過性の亢進を伴なうものであることを指摘したが,やがてhistamineが発見され,その血管透過性に対する作用が究明されるにつれ,Cohnheimの説がうけ入れられるようになつてきた.その後,Rich,Lewisは障害された組織から遊離されたhistamine,あるいはhistamine類似物質が血管壁に作用して,異常な透過性を惹起することを認め,病的状態における,あるいはhistamineなどの血管透過促進物質を用いた場合の,透過性についての研究が行なわれ,種々の説が提出されている.著者はラッテの挙睾筋,腸間膜について,正常細小血管の超微細構造を追求するとともに,追跡物質として白金および鉄コロイドを用い,その漏出血管の種類,および血管壁のいずれの部位から漏出するかを,血管透過促進物質を用いた場合と,然らざる場合の両者について,光学顕微鏡的,電子顕微鏡的に追跡したので,その成績について報告する.
  • 針生 敬三
    1968 年 78 巻 5 号 p. 444-
    発行日: 1968年
    公開日: 2014/08/27
    ジャーナル 認証あり
    1938年,高松とGomoriは別個にグリセロ燐酸を基質とするカルシウム法によるアルカリ・フォスファターゼ(以下ア・フォと略記する)染色法を発表した.その後種々の変法が試みられているが,1944年Menten,Junge et Greenによつて,全く原理を異にするアゾ色素法が開発され,ア・フォ染色に関する研究は更に前進すると共に,高松,Gomoriの原法は染色陽性局在性の点で,精確さに欠けるところのあることが指摘された.一方,皮膚におけるア・フォの分布に関しては,種々の研究が輩出しており,その活性は表皮には存在せず,真皮特に毛細血管皮細胞,汗腺の一部,毛髪生長期の乳頭等の物質代謝活動の盛んな部分に強く,動・静脈,膠原線維,弾力線維,脂肪織及び筋組織では陰性であることが分つた.従つて,ア・フォ染色は皮膚毛細管形態研究において,重要な価値のあることが,諸家の認容するところとなつている.依つて,今回著者はア・フォ活性を指標として,健常皮膚毛細管の部位的及び年令的差異を検索すると共に,同一材料,同一条件下におけるカルシウム法とアゾ色素法によるア・フォ染色所見について,若干の検討を行なつた.
  • 針生 敬三
    1968 年 78 巻 5 号 p. 449-
    発行日: 1968年
    公開日: 2014/08/27
    ジャーナル 認証あり
    病巣皮膚の血管に関する組織化学的検索は極めて少なく,僅かに西山がカルシウム法による観察成績を発表している程度である.著者は第1編において健常皮膚組織における毛細管の態度を,アルカリ・フォスファターゼ(以下ア・フォと略記する)を指標として,アゾ色素法を用いて追究したが,今回は各種皮膚疾患について,同様の検索を行なつたので報告する.
  • 1968 年 78 巻 5 号 p. 458-
    発行日: 1968年
    公開日: 2014/08/27
    ジャーナル 認証あり
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