日本皮膚科学会雑誌
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88 巻 , 8 号
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  • 萩山 正治
    1978 年 88 巻 8 号 p. 493-
    発行日: 1978年
    公開日: 2014/08/22
    ジャーナル 認証あり
    陰イオン界面活性剤の表皮角層への影響をみる目的で,著者の考案した小プラスチックカップを用いて,白人男女計16名の皮膚表面にラウリル硫酸塩(次下SLS) の持続接触試験を行った. 1% SLS 水溶液を18時間接触させると角層の浸軟と剥離が全例に観察された.また毛嚢性丘疹,糜爛等の特徴ある変化が観察された.被験部位をテスト後,追跡観察すると24時間から72時間後に Dry skin および皺裂等の変化が発現した.剥離した角質細胞の光顕的観察から, SLS は角質細胞に作用するが,その際個々の角質細胞を破壊せず,細胞問物質を溶解させるものと考えられた.以上,界面活性剤による早期皮膚症状についてその発症機転を考察し,著者の考案した小プラスチックカップによるテストの有用性について報告した.
  • 井上 和彦
    1978 年 88 巻 8 号 p. 499-
    発行日: 1978年
    公開日: 2014/08/22
    ジャーナル 認証あり
    In vitro での Treponema pallidum (以下T,P,)Reiter 株に対する各種抗生物質の影響を,走査型並びに透過型電子顕微鏡を用いて比較検討した.薬剤未添加群の走査型電子顕微鏡による T・P. Reiter 株は,長さ 10μ,幅 0.2μ 内外の表面平滑な梶棒状を示した. 20mμから30mμ の Axial filament と思われる細い線維は, T.P・Reiter 株本体にからみつくように多数みられた.同じ条件下の透過型電子顕微鏡に.よるT.P. Reiter株は,縦断面の電子密度が大であり内部に Axial filament, Deepfilament がみられた.横断面において Protoplasmic cellmembrane がみられたが, Cell envelope は明瞭に観察されなかった. Benzylpenicillin,Cephalexiii ; Amoxicillin 添加後走査型電子顕微鏡にて観察された Spheroplast 様構造物は,透過型電子顕微鏡で菌体の一部から約1μ×1.4μの楕円形を示し,内容物は電子密度中等度の微細穎粒と糸状の Nuclear fibril より成っていた.しかし,Doxycycline, Erythromycin 処理後にはこのような変化を認めなかった.各種抗生物質のなかでは Benzylpeni cillin が最も短時間しかも低濃度で変化を生ぜしめた,
  • 井上 多栄子
    1978 年 88 巻 8 号 p. 509-
    発行日: 1978年
    公開日: 2014/08/22
    ジャーナル 認証あり
    ヒト腋窩アポクリン汗腺を走査電子顕微鏡で観察し,以下の所見を得た. ① 従来,光顕または透過電顕によって観察,報告されているような細胞質膨出によるマクロアポクリン型分泌像,微絨毛先端の膨大によるミタロアポクリン型の分泌像を立体的に観察した. ② マクロアポクリン型とミクロアポクリン型分泌の中間型ともいうべき分泌像を観察した.これは膨大した若干数の微絨毛の合一したものにより分泌突起を形成するもので,一つの細胞に数個生じる. ③ 細胞表面に小円孔を認めた.これはエックリン分泌像とも考えられるが,確かなことは不明である. ④ 表面の破壊した腺細胞像を時に認めた.これはホロクリン像というよりは腺細胞の新陳代謝による細胞の脱落現象と考えられる. ⑤ 腺細胞の割断面を観察し,核,細胞内小器官等を認めた.
  • 小川 秀興, 服部 道廣, 宮崎 寛明
    1978 年 88 巻 8 号 p. 521-
    発行日: 1978年
    公開日: 2014/08/22
    ジャーナル 認証あり
    人表皮角層よりケラチン縁組 (KF) を分離精製し,その2~3の性状を検索したので報告する.K Fは -S-S- 結合の解離剤 (2ME) の添加なしにも抽出されるが,その収量は添加した場合に比し日17量であった.形態学的には三次元の卒ットを形成する観がみられた.これら電顕像,SDS 電気泳動像,アミノ酸組成等を 2ME 添加により抽出せる KF と添加せざる場合とに分け比較したが,両者には有意の差は認められなかった.又,人 KF 構成分子鎖は,分子量 75,000, 69,000, 62,000, 55,000,53,000, 49,000 の6本から成るものと思われた.
  • 小川 秀興, 種田 明生, 関根 隆光, 金岡 祐一
    1978 年 88 巻 8 号 p. 525-
    発行日: 1978年
    公開日: 2014/08/22
    ジャーナル 認証あり
    組織化学的に -SH 基 ・ -S-S- 結合部の局在を染色する方法は従来種々あるが,その特異性に問題かおる.今回 -SH 基に特異的に結合後始めて蛍光を発する試薬 (DACM) を組織切片レベルに用いて,その -SH 基 ・ -S-S- 結合部を染色する方法を開発したので報告する.又従来問題とたっていた,表皮の角化に伴うこれらの挙動を検索したので併記する.
  • 1978 年 88 巻 8 号 p. 529-
    発行日: 1978年
    公開日: 2014/08/22
    ジャーナル 認証あり
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