日本皮膚科学会雑誌
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106 巻 , 10 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 伊藤 薫
    1996 年 106 巻 10 号 p. 1277-
    発行日: 1996年
    公開日: 2014/08/13
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  • 阿部 裕明, 大西 誉光, 渡辺 晋一
    1996 年 106 巻 10 号 p. 1283-
    発行日: 1996年
    公開日: 2014/08/13
    ジャーナル 認証あり
    Trichilemmal cyst,epidermal cystの特徴を明らかにし,比較検討する目的で,それぞれ9例のtrichilemmal cyst(以下TCと略),epidermal cyst(以下ECと略)について,嚢腫壁のサイトケラチン発現について種々の抗体を用いて検討した.その結果,TCとECではケラチン発現パターンが異なり,TCの嚢腫壁は外毛根鞘漏斗部下部から峡部に,ECの嚢腫壁は正常表皮から外毛根鞘漏斗郡上郡に一致し,それぞれ同部位が発生母地と考えられた.また,自験ECの9例中3例は足底のECであるが,他部位のECと同様の染色結果が得られ,足高のECの発生にはエクリン汗管が関与するという説は否定的だった.
  • 河野志 穂美, 中川 秀己
    1996 年 106 巻 10 号 p. 1289-
    発行日: 1996年
    公開日: 2014/08/13
    ジャーナル 認証あり
    当科アトピー外来を受診した思春期以降のアトピー性皮膚炎(AD)患者102名の抗Malassezia furfur(MF)IgE抗体価(抗Pityrosporum(PO)IgE抗体価)をCAP RAST(CR)法で測定し,血清総IgE値および顔面・頸部の皮疹の重症度との相関を検討するとともに、同患者血清を用いてのAlaSTAT(Al)法による抗MFIgE抗体価(抗MFAl値)との相関およびすでに報告したAl法での同様の検討結果と比較した.また非特異的IgE添加による抗MFAl値およびCR法による抗MFIgE抗体価(抗POCR値)への影響を比較検討した.その結果AD患者群においてCR法による抗MFIgE抗体陽性者は高率(79.4%)に認められ,抗POCR値は,抗MFAl値以上に血清総IgE値と高い相関を示し、抗MFAl値ともよく相関していた.さらにAl法では顔面・頸部皮疹の重症度の高いものに抗MFIgE抗体価が高い傾向は認められたものの有意な相関は得られなかったが,CR法では有意な相関を認めた.また非特異的IgE添加により抗MFIgE値が上昇しスコア値が陰性から陽性へ変わるものが,CR法よりAl法に多く認められた.以上より,思春期以降のADに出現し増悪する顔面・頸部の皮膚炎にMFの関与が再度示唆されたと伴に,CR法がAl法に比べより特異的に抗MFIgE抗体を測定し得る可能性があると考えられた。
  • 細川 一義, 小林 仁, 大河原 章
    1996 年 106 巻 10 号 p. 1295-
    発行日: 1996年
    公開日: 2014/08/13
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    菌状息肉症患者31例を,皮膚臨床像,皮膚病理組織所見に基づいて分類し,病期診断のための各種画像診断の妥当性および必要性について検討した.皮膚病理組織所見に関してはリンパ腫細胞の浸潤の深さに注目し、その深達度と前期診断との関連についても検討した.31例の皮膚臨床像は,紅斑期2例,局面期18例,腫瘍期11例であった.これらの症例に対して,臨床的リンパ節腫大の有無、リンパ節および内臓の各種画像診断(CTスキャン,骨シンチグラム,Gaシンチグラム,エコーグラム)所見,皮膚外浸潤の病理組織所見および予後について検討した.その結果、臨床的に紅斑期,局面期,および皮膚病理組織で浸潤が真皮内にとどまる症例においては20例中8例に画像診断上陽性所見が得られたものの,組織学的に皮膚外浸潤は陰性で,全例が生存,病期の進展がないことから、画像所見はリンパ腫細胞の浸潤を示してはいないと考えた。一方,腫瘍期症例では11例中7例に画像診断陽性例があり,組織学的皮膚外浸潤は4例で陽性(+剖検時1例),4例で死亡の転帰をとっており,画像検査は病期診断上,皮膚外浸潤の検常に欠かせない手段であり,その中ではCTが最も有用であった.
  • 中村 遊香, 渡辺 晋一, 長谷川 篤彦, 高橋 久
    1996 年 106 巻 10 号 p. 1301-
    発行日: 1996年
    公開日: 2014/08/13
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    今回われわれは,血管拡張作用を有する塩化カルプロニウムと血管収縮作用を有するエピネフリンの製品原液と各々の臨床用量の最高希釈倍である10倍希釈液をHartley系雄モルモット(3匹)の背側皮膚へ外用し,非侵襲的な測定装置であるレーザー・ドップラー血流計を使用して皮膚浅層血流量を外用10分後より6分40秒間測定した.その結果,塩化カルプロニウムの製品原液(5.0%)では処置前に比較して63.9%の血流量の増加が認められ,エピネフリン製品原液(0.1%)では処置前に比較して44.6%の血流量の減少が認められた.何れの薬剤も10倍希釈液では,製品原液に比較して30%程度の効果が認められた.また,血流量,血流速度,赤血球密度を経時的に観察した結果,二つの薬剤は血管に直接作用し,血流を調節することがわかった.測定値は血流情報以外の不特定要素を含んでいること,レーザー光源が経年変化によって減弱することなどから,特定の単位を待った絶対量ではなく,正常対照血流との相対変化として処理することが適当であることも判明した.このようにレーザー・ドップラー血流計による血流の測定は,原理,特性を理解して使用すると,非侵襲的に血流変動を十分監視できる測定方法であると考えられた.
  • 手塚 正
    1996 年 106 巻 10 号 p. 1307-
    発行日: 1996年
    公開日: 2014/08/13
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  • 福田 知雄, 塩原 哲夫, 仲 弥
    1996 年 106 巻 10 号 p. 1313-
    発行日: 1996年
    公開日: 2014/08/13
    ジャーナル 認証あり
    KOH直接鏡検で真菌要素の確認された爪白癬患者20例に1%塩酸ネチコナゾール液を1日2回外用させ,2週毎に歯科用ドリルで病爪を削り検体を採取後,KOH直接鏡検,真菌培養,neutral red(NR)染色の3法を用いて菌要素の存在とそのviabilityについて経時的に検討することにより、病爪中白癬菌に対する本剤の薬効評価を行なった.尚,治療開始前の真菌培養陽性は7例,NR染色陽性は11例であった.外用開始後は4週後には全例で真菌培養陰性となり,続いて6週後にNR染色が全例陰性化した.しかし,KOH直接鏡検では8週後も2例に菌要素が認められた.このことから,爪白癬し抗真菌剤外用治療中,菌要素が認められても抗真菌剤によりそのviabilityは失われている可能性が考えられる.従って,爪白癬に対する抗真菌剤の効果判定においては、病爪中の菌要素の有無だけではなく,NR染色などを用いてその菌要素のviabilityを評価することが重要と思われる.
  • 1996 年 106 巻 10 号 p. 1317-
    発行日: 1996年
    公開日: 2014/08/13
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