日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
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125 巻 , 3 号
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新・皮膚科セミナリウム かゆみと痛みのメカニズムと制御
原著
  • 菅 裕司, 加瀬 貴美, 肥田 時征, 澄川 靖之, 山下 利春
    2015 年 125 巻 3 号 p. 419-426
    発行日: 2015/03/20
    公開日: 2015/03/21
    ジャーナル 認証あり
    2009~2014年までの6年間に1%メトロニダゾール外用で治療した35名(酒皶I度25名,II度10名)に対し,1%メトロニダゾール外用のみで治療した「単独群」と抗生剤を併用して治療した「併用群」に分け治療効果を解析した.I度の奏効率は83.3%,併用群は85.7%,II度の奏効率は50%,併用群は83.3%であった.各臨床項目(ほてり,紅斑,丘疹膿疱,毛細血管拡張,そう痒感,乾燥)においては丘疹膿疱に対する効果が最大で,毛細血管拡張,乾燥には無効であった.併用群では,抗生剤の使用を減量,中止できる症例が41.2%あり,抗生剤の減量効果も期待できる.
  • 藤川 大基, 高塚 純子, 竹之内 辰也
    2015 年 125 巻 3 号 p. 427-434
    発行日: 2015/03/20
    公開日: 2015/03/21
    ジャーナル 認証あり
    2011年11月~2013年11月までに新潟県立がんセンターにおいて抗EGFR抗体による化学療法を施行された大腸癌,頭頸部癌43例について,皮膚障害を軽減するための予防的介入を行い,その効果や皮膚障害の程度と予後との関連を検討した.予防的介入は皮膚障害の発現率の抑制と,発現までの期間の延長において効果的であり,皮膚障害による化学療法中止例はなかった.また,大腸癌36例においてグレード2以上の皮膚障害発現例は有意に生存期間が延長していた.皮膚科医が主体的に予防的介入を行う意義について考察した.
  • 松浦 みどり, 猪又 直子, 藤田 浩之, 野崎 由生, Tsai-Wen Wan, Wei-Chun Hung, 山崎 修, 山本 達男, ...
    2015 年 125 巻 3 号 p. 435-444
    発行日: 2015/03/20
    公開日: 2015/03/21
    ジャーナル 認証あり
    今回,我々は,家族内の4例に持続感染し,再発を繰り返す難治性MRSA癤腫症を経験した.開放膿分離MRSAのパルスフィールド電気泳動解析によって,本症例が同一MRSAによる家族内感染であることをつきとめた.MRSAのSCCmec型がV型であったこと,MRSAがPanton-Valentine leukocidin陽性であったこと,さらに非β-ラクタム系抗菌薬の多くに感受性であったことなどから市中型MRSAと判定した.全例にST合剤の長期投与を行った.アトピー性皮膚炎のない2例は完治に至ったが,アトピー性皮膚炎を罹患する2例は再発の制御が困難であった.
学会抄録
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