日本皮膚科学会雑誌
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115 巻 , 12 号
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皮膚科セミナリウム 第8回 痒み―基礎と臨床(1)
  • 高森 建二
    原稿種別: 皮膚科セミナリウム 第8回 痒み―基礎と臨床(1)
    2005 年 115 巻 12 号 p. 1745-1746
    発行日: 2005/11/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
  • 辻本 哲宏
    原稿種別: 皮膚科セミナリウム 第8回 痒み―基礎と臨床(1)
    2005 年 115 巻 12 号 p. 1747-1755
    発行日: 2005/11/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
  • 生駒 晃彦
    原稿種別: 皮膚科セミナリウム 第8回 痒み―基礎と臨床(1)
    2005 年 115 巻 12 号 p. 1756-1758
    発行日: 2005/11/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
  • 豊田 雅彦
    原稿種別: 皮膚科セミナリウム 第8回 痒み―基礎と臨床(1)
    2005 年 115 巻 12 号 p. 1759-1763
    発行日: 2005/11/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
  • 上出 良一
    原稿種別: 皮膚科セミナリウム 第8回 痒み―基礎と臨床(1)
    2005 年 115 巻 12 号 p. 1764-1770
    発行日: 2005/11/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
    皮膚疾患の治療上痒みの制御は極めて重要であるが,止痒治療を適正に評価するには痒みの客観的評価が必要である.痒みの客観的評価は痛みにおける知見を基盤として最近大きな進歩が見られる.痒みの定量として最も使われているのが種々の評点やスケールを用いたもので,中でもVisual analogue scale(VAS)が簡便で感度も良く頻用されている.最近,電気刺激による知覚を基準として,それと比べて痒みを定量化する機器も開発されている.痒みそのものではなく搔破の程度を間接的指標とする方法も開発され,赤外線ビデオで夜間の搔破を直接観察したり,ストレインゲージや加速度計で手の動きを測定する方法が用いられている.PETやfunctional MRIで脳血流の増加を観察する方法も試みられている.痒みの定量のみならず痒みの性質を質問紙法でより詳細に解析することも行われている.新手法による痒みの評価の更なる進歩が期待される.
原著
  • 根岸 晶, 相原 道子, 石和 万美子, 境 玲子, 松倉 節子, 高橋 一夫, 池澤 善郎
    原稿種別: 原著
    2005 年 115 巻 12 号 p. 1771-1778
    発行日: 2005/11/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
    アトピー性皮膚炎患者において,局所温熱負荷による全身性発汗機能を,皮疹部と無疹部の二点同時測定が可能な局所発汗量連続記録装置(SKINOS-SKD2000)を用いて解析した.方法:アトピー性皮膚炎(AD)患者40名,健常人14名にフットバスによる温熱負荷を行い,上背部の皮疹部と無疹部の発汗量を経時的に測定した.結果:①健常人では全員発汗がみられたのに対して,AD群では6名の患者で温熱負荷後も発汗がみられなかった.発汗がみられたAD群36名では健常人群と比べ有意な発汗量の低下は認められなかったが,ADの重症度が高いほど健常人群と比べて発汗量が減少する傾向がみられた.②発汗潜時と発汗量に相関はなかった.しかしAD患者群では健常人と比較して皮疹部および無疹部のいずれも発汗潜時が20分以上に延長した例が多く,健常人で発汗潜時の最長が20分10秒であったのに対し,AD患者では無疹部で30分以上を要したものが6例みられた.③AD群では経皮水分喪失量(TEWL)は無疹部,皮疹部とも健常人と比較して有意に上昇していた.皮疹部ではTEWLの値が高いほど発汗量が低下していた.④角質水分量と発汗量に相関はなかった.以上より,AD患者には全身性の発汗機能の低下が存在することが確認され,その機序として炎症による皮膚組織の破壊や皮膚バリア機能障害だけではなく,汗腺を支配する中枢性および末梢性の自律神経系機能異常の存在する可能性が示唆された.
  • 中村 和子, 相原 道子, 三谷 直子, 田中 良知, 池澤 善郎
    原稿種別: 原著
    2005 年 115 巻 12 号 p. 1779-1790
    発行日: 2005/11/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
    本邦でDrug-induced hypersensitivity syndrome(DIHS)として報告された症例94例(8カ月~89歳,平均48.2歳,男性50例,女性44例)について臨床的特徴およびウイルスの再活性化について検討した.94例中,DIHS診断基準(案)による典型DIHSが34例,非典型DIHSが50例,HHV-6の再活性化はみられたが,診断基準の1から5のいずれか一つを満たさない症例が10例であった.原因薬剤では抗痙攣薬が62例(63.2%)を占め,なかでもカルバマゼピンが40例と最も多かった.その他塩酸メキシレチン,アロプリノール,DDSなどが多かったが,これまで原因薬剤として注目されていない抗菌薬やシアナマイドなどによるものが10例みられた.投薬から発症までの期間は平均34.5日であり,2カ月を超えるものが8例みられた.皮疹は紅斑丘疹型と紅皮症型が多くを占めた.顔面の腫脹や膿疱,水疱を伴う症例がみられた.経過中の症状再燃は43.3%にみられた.検査異常の出現率は肝障害96.8%,白血球増多86.7%,好酸球増多69.7%,異型リンパ球出現78.9%であった.腎障害5例,呼吸器障害,心筋障害がそれぞれ2例みられた.Human herpesvirus 6(HHV-6)の再活性化は94例中77例でみられ,投薬期間が長い症例でHHV-6の再活性化の頻度が高かった.HHV-7は19例中10例で,Cytomegalovirusは15例中8例で,Epstein-Barr virusは7例中1例で再活性を認め,多くはHHV-6の再活性化を伴っていた.死亡例は4例で,全例HHV-6の再活性化を認め,心筋炎や多臓器障害,敗血症などで死亡した.HHV-6の再活性化と臨床像の関係については,活性化の証明された症例とされなかった症例の間に,発症までの投薬期間を除き有意な差はみられなかった.
  • 浦田 保志, 占部 和敬, 前田 尚子, 村上 義之, 古江 増隆
    原稿種別: 原著
    2005 年 115 巻 12 号 p. 1791-1795
    発行日: 2005/11/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
    26歳男性.平成3年より潰瘍性大腸炎にて加療中.平成9年より歯肉に膿疱と小潰瘍多発.平成12年より鼠径,頭部に膿疱性増殖性局面出現.病理組織で肥厚した表皮内に好酸球と好中球の膿瘍形成が見られた.蛍光抗体直接法陰性.抗デスモグレイン1,3抗体陰性.以上よりpyodermatitis-pyostomatitis vegetansと診断した.自己抗体陰性,炎症性腸疾患の合併より本疾患は増殖性天疱瘡と異なる疾患と考えられる.
  • 清島 真理子, 山中 新也, 藤沢 智美, 川合 さなえ
    原稿種別: 原著
    2005 年 115 巻 12 号 p. 1797-1803
    発行日: 2005/11/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
    A群溶血性連鎖球菌(溶連菌)感染症(猩紅熱)はリウマチ熱,腎炎を続発する可能性があり,早期診断および治療を必要とする疾患である.本症の迅速診断を目的とした溶連菌抗原迅速検出キットの有用性について,臨床的に本症と考えられた103症例において検討した.その結果,迅速検出キットと培養陽性率の比較ではキットの感度は95.7%,特異度は89.3%であった.培養陽性であった47例より分離されたS. pyogenesすべてにおいて,検査した16種の抗菌剤に感受性を示した.初診までの抗菌剤投与期間により陽性率を比較すると,抗菌剤未投与群と比べて2~3日間前投与群では迅速検出キット,培養とも陽性率が低下し,4日以上前投与群では著明に低下した.以上の結果より溶連菌抗原迅速検出キットは迅速性,感度,特異度の点から本症の臨床診断に有用と考えられた.しかし,前投与された抗菌剤の影響,共通抗原をもつ他菌の存在,検体採取法などの点を十分考慮して正しく評価する必要があると考えられる.
  • 二木 賢, 赤座 誠文, 小島 肇夫, 中田 悟, 小西 宏明, 赤松 浩彦, 上出 良一
    原稿種別: 原著
    2005 年 115 巻 12 号 p. 1805-1813
    発行日: 2005/11/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
    尋常性痤瘡(以下痤瘡と略す)は日常よく遭遇する皮膚疾患であるが,その発症機序は複雑であり,いまだ不明な点も多い.毛包内常在菌であるPropionibacterium acnes(以下P. acnesと略す)は,痤瘡の発症に関与する最も重要な因子の一つであり,P. acnesの菌数の増加が痤瘡の発症の原因となるため,治療においてはP. acnesの菌数を減少させることを目的として抗菌剤がしばしば用いられる.また痤瘡治療で汎用されるその他の薬剤としては,補助的な治療剤として種々のビタミン剤が用いられているが,その奏効機序は明らかではなく,P. acnesに対する直接的な影響もいまだ十分に検討されていない.そこで今回われわれは,各種ビタミンのP. acnesに対する影響をin vitroで検討した.各種ビタミンをP. acnesを接種した液体培地に添加,培養し,濁度およびリパーゼ活性を測定した.その結果,ビタミンB2,K3,K5についてはP. acnesの増殖を抑制することが,またビタミンB5は増殖に影響することなく,ビタミンK3,K5は増殖抑制効果に並行してリパーゼ活性を抑制することが判明した.これらの事実は,痤瘡治療においてビタミンB2,B5,K3,K5を用いる根拠となるかもしれない.
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